ブレスレットのゴム交換



ブレスレットのゴムは消耗品です。いずれは交換をしなければなりません。

ときどき「専門家に修理してもらったほうがいいですか?」という質問を見かけるんですが、
パワーストーンブレスは、
専門家でなければ直せないような、特別なものではありません。

(その方が安心できる、個人的にそうしたいというならもちろんそれでOKですが)

紐で編んだマクラメブレスや金具を使っている場合は難しいかもしれませんが、
ゴムブレスなら自分で修理可能!

基本はゴムに通して結ぶだけ!

……なのですが、ちょっと便利な(かもしれない)コツを少し。

ゴム交換や自作される際の参考になれば幸いです。

では、レッツトライ!

ゴム交換のタイミング
●全体的に腰が無く、くたっとした感じになる。
●ゴムが伸びてビーズとビーズの間があいてしまった
 
※ビーズの穴が小さくゴムが引っかかって間があいたように見える場合があります。
   ブレスを何度かのばしてビーズを動かし、穴の引っかかりなのか、ゴムが伸びたの   か確認してください

●作ってから時間が経っている(私の場合は1年半くらい立つとゴムの寿命っぽいです)
●ゴムが毛羽立ったようになってきた
(オペロンゴム=繊維状ゴムの場合)
●透明だったゴムが白濁して、のばしても戻り具合が弱くなった
 
(ノビロンゴム=透明なテグス状ゴムの場合)


ブレスのゴムには2種類ある
ブレスに用いるゴムは2種類あります。
ひとつは細い繊維が束のようになった繊維状のゴム(オペロン)。
もう一つは透明で釣りのテグスがそのままゴムになったようなテグス状ゴム(ノビロン)

それぞれ以下のような特徴があります。

ノビロン(テグス状ゴム) オペロン(繊維状ゴム)
透明なので、水晶などに通したとき目立ちにくい 白いのでノビロンよりは目立つ
色は透明のみ 色は各色ある(最近は色のついたものも出てきた)
断面は
そのため、結び目が大きくなりがち。
ビーズの中に隠しにくい
断面は薄く平べったい感じ
平べったいので結び目が小さくできる。
ビーズの中に隠しやすい
太さがあるので、出来上がりはかっちりした感じ しなやかなので、出来上がりはややわらかいかんじ
太さがあるので、そのままビーズを通しやすいが、穴の小さなビーズには通せない そのままではビーズに通しにくいので二つ折りにしてテグスなどを針代わりに通す。(くわしくは下)がんばればかなりちいさな穴でも通る
個人的に耐久度はオペロンより低いと思う ノビロンより長持ちする感じ
「水晶の糸」の商品名のゴムもこのタイプ
……個人的にはオペロンの方をおすすめ。
●どちらを選べばいいか?
上記のように個人的にはオペロンをお勧めしますが、それぞれのゴムの特性を知って、劣化のサインを見逃さないように交換すれば、どちらでも構わないと思います。
使われているゴムがどちらかわからないという場合は、切れる前、あるいは切れたあとでもいいので、そのブレスレットを持って手芸店に行き
、「このブレスレットを直したいのだが、どのゴムがいいか」と店員さんに聞きましょう。


ゴム交換するときは

準備するもの
はがき(フィーリング・ブレス、シード・ブレスは写真付きのはがきをお付けしています。
       はがきをなくした場合、フィーリングブレス以外の場合は、念のため、ゴムを切る前に
写真を撮るか、
      石の並びをメモ
しておきましょう。
オペロンゴム(ポリウレタンの繊維状ゴム、45〜50センチくらい)
テグス(10センチほど。細い針金でも良いがテグスかナイロンコードワイヤーが便利)
洗濯ばさみ
あると便利なもの
テグス(40センチほど)
空き箱のふたなど
※以下は、特に穴の小さなビーズにゴムを通すのに必要なもの
ミシン糸(テグスより細くて強い糸)
毛抜きまたはラジオペンチ

まず最初に
ゴムがぷつっと切れてバラバラに……という場合は仕方がありませんが、そろそろゴムを交換……という場合には、思い立ってすぐにゴムを切るのは、ちょっとお待ちを。
(1) 作業は箱の中で
ビーズが飛び散ったり転がってしまわないよう、空き箱等の中で作業すると安心。
フィーリング・ブレスは、特に小さい金属ビーズが使ってあるので、ご注意を。

(2) ゴムの結び目を探しましょう。
どこかのビーズに、ゴムの結び目が隠れています。そこでゴムを切りましょう。
通し直したゴムも結び目をビーズの中に引き入れるので、
結び目が隠してあったビーズから通し直すと、最後の処理が確実です。
(3) ゴムを切ってもばらさすに
フィーリング・ブレスは、ビーズの順番に統一パターンがないものが多いです。
ばらけた場合にも復元して頂けるよう、はがきをお付けしていますが、できれば古いゴムから一気にはずさずに、ひとつずつはずして新しいゴムに通し直した方が良いと思います。
(4) ばらけた場合には、一度テグスに通してみる
バラバラになってしまった場合には、ゴムの場合にテグスに通して (このとき、テグスの一方の端はクリップ等で止める)  順番やバランスを確認してみてください。
通す場合は、なるべく穴の大きそうなビーズから。
ビーズの順番が決まったら、テグスから一つずつはずして  ゴムに通し直すと、いちいち次のビーズを探さなくて良いので便利。
自作のブレスの場合も、最終デザインが決まるまでは、 テグスに通して試行錯誤すると便利です。 
いよいよゴム通し
下準備の次は、ではいよいよゴム通し……といっても、よくご存じだと思うのですが、一応。

以下はオペロンゴムの場合です。ノビロンゴムは二重にすると、おそらくビーズに通らなくなるでしょう。
短いテグスか細いワイヤーを針代わりに、二つ折りにしたゴムに通します。自動的に、ビーズにはゴムが二重に通ります。
ゴムを2本使えば二つ折りで計四重になりますが、その分結び目が大きくなり、ビーズに隠せない場合があります。
私の場合は、二重で十分保ってます。

しつこく繰り返しますが、通しはじめか通し終わり、
両端のビーズのどちらかが、穴が大きめのビーズになるようにしてください。
 
通し終わったら
 ゴムを通し終わったら、針代わりのテグスをはずし、図のように輪になった部分にゴムの一方を通します。
その後、ゴムが余らないように引き締め(このときにゴムが張りつめすぎた状態にしないこと。たるんでビーズの間があかない程度)、しっかりゴムをかた結びしましょう。
念のために、かた結びを2回以上繰り返した方が良いでしょう。あまり結びこぶを作りすぎると、ビーズの穴に入らなくなるので、その点は注意してください。
私の場合は、4回結んでいます。


結び終わったら、余ったゴムを切り、結び目をビーズの中に隠します。

※図はわかりやすいように
ゴムをたるませた状態で書いています
ポイント2
ほどけないようにぎゅっと結ぶと、ゴムがきつく張りつめすぎた状態になってしまう……という話を聞きました。
私の場合は、複数回結ぶ場合、最初の結び目はゴムがきつくならない程度の強さで結び、2回目、3回目とだんだんきつく結んでいます。
このように結ぶと、ゴムがきつくなりません。
 

※図はわかりやすいように
ゴムをたるませた状態で書いています
 ここでポイント!
余ったゴムを切る際、結び目ぎりぎりではなく、2ミリほど残す。
少し残すことで、結び目からほどけてしまうトラブルが防げます。
特に小さい穴のビーズに通す裏技
裏技と言うほどでもないですが……
ビーズには、やたらに穴が小さいものがあります。
連で買って、買ったときは糸に通っていたはずなのに、はずしてみたら、どうやって通していたんだ!? と目を疑いたくなるほど。
……というのも、ビーズは卸元では重量で取引されるので、なるべく穴を小さくしておいた方が、重くなって売る方に有利……という裏事情があるのだとか。

それはともかく、このやたらに穴の小さいビーズをどうするか。
細いゴムを使うのも一つの方法ですが、金属パーツや大きめビーズも混じるフィーリング・ブレスでは、強度の面からなるべく太いゴムを使いたい。

それにゴムの太い細いではなく、針代わりのテグスすら通らないものがあるのは困ったものです。

そこで、裏技

針代わりのテグスをミシン糸に代えてください。
ミシン糸は、なるべく細く、強いものを使いましょう。

テグスが通らなくてもミシン糸なら通るはず
少しでも糸の端がビーズから出てきたら、
毛抜きかラジオペンチでつかんで引っ張ります
オペロンゴムは少々小さい穴でも通ってくれます。
(糸のままでは通しにくいので、穴の小さなビーズを通したら、テグスに戻しましょう)

小さいビーズをいくつも連続で通していると、ゴムが少し切れて毛羽立つ場合があるので、通す順番に注意して、穴の小さいビーズはなるべく後半になってから通すように、通し始める順番をよく考えてください。

「ゴムが切れた!何か悪いことの前兆?」
はっきり言います。
「そんなバカなことはありません!」

切れたのはゴムです。人工物です。放っておいても劣化していつかは切れます。
そんなものが不吉を予言できるでしょうか?

なかには、ゴムが切れたことが不吉の原因になるかのようなイメージを持っている人がいますが、切れるまではラッキーアイテムなのに、切れたとたん不幸をもたらす、そんなものを喜んで買う人がいるでしょうか。
これまで大切にしてきたブレスレットが、いきなり不幸グッズに様変わりするというのでしょうか。
「不吉の前兆」
「身代わり」
……そんな噂に惑わされないようにしましょう。


●「役目を終えた」「寿命」
長い年月をかけて大きくなってきた石が、ほんの数年で、たった1回何かの役目を終えただけで、寿命を迎え、それでおしまい。そんなことがあるんでしょうか?
私だったら
「勝手に殺すな」といいますよ!
その後も身に着けたければ身に着けて構いません。
ついでにデザインを変えてもいいでしょう。

「ゴムが切れたから、寿命なので自然に返しましょう」
これは、
売る側のセールストークだと思います。(きっぱり)
それに従って石を楽しめるなら、そうすればいいです。しかし、ためらいや疑問があるなら、従う必要はありません。


「ブレスレットが切れました。何か意味があるのでしょうか?
……という質問もありますが、もし、何か意味があるのだとしたら、ブレスレットが悪い出来事を予告してきたのだとしたら、それは、ほかならぬ持ち主さんにわかるようにメッセージを送ってくれたはずです。
つまり、他の人にはわからなくても、持ち主さんならわかるはず。
心当たりはありますか? なければゴムの劣化か偶然です。
他人に聞いてわかるものだとは思えません。

意味もなく自分の石を疑うような姿勢は疑問です。

疑う前にさっさと直して楽しみましょう!

ちなみに、私は何度も直しまくり、切れてなくても作り直しし放題ですが、それで問題があったことはありません。


ブレスレットのサイズについて

サイズ表記のいろいろ
実物を見て買うなら、腕にはめて確認できますが、ネット販売では数値が頼り。
しかし、ブレスのサイズ表記にも色々あります。
どこの長さを測っているのか、知っておきましょう。
勘違いしやすいのが、ゴムの長さ内周
ゴムの長さは、ゴムにビーズを通して結ぶ前、まっすぐに伸ばして測った長さです。

対して内周は丸くした後のブレスの内側まわりの長さ
(フィーリング・ブレスは内周を表示しています)

図を見ていただくとわかるように、実際の内側まわりの長さは、ゴムの長さより短くなります。使うビーズのサイズが大きいほど、差は大きくなります。

ブレスのサイズとして重要なのは、内周の方。
実際の腕まわりよりもやや大きめの方がいいでしょう。
どれくらい大きめかは好みによります。


ゴムの長さと内周では、ゴムの長さの方が測りやすいため、ショップによってはゴムの長さを表示していることがあります。
これを勘違いしてしまうと、思っていたよりサイズが小さい……ということになるのでご注意を。

内周のことを「内径」取っているショップも見かけます。
内周とは、内側の直径のことなので、ブレスのサイズで内径といってしまうのは間違いです。
ちょっとご注意
腕まわりをはかり、1〜2センチの余裕を考慮したサイズで買ったのに、思ったよりも大きい……ということがあるようです。
これには下図のような原因が考えられます。
腕の断面は円ではなくて楕円です。また、石のビーズにはそれなりの重さがあるので、どうしても腕の上に当たる部分は、若干ビーズが肌にめり込みます。
このため、しっかりサイズを測ったはずなのに、思っていたサイズと違ってしまった……ということが起こります。


もし、すでに好みのサイズのブレスレットをお持ちであれば、そのブレスの内周を測って参考にされることをおすすめします。
内周のはかり方
まず、画用紙程度の厚みの紙を用意します。コピー用紙でも測れますが、画用紙くらいの厚みがあった方が測りやすいでしょう。

紙を筒状に巻き、それをブレスの中に入れて、紙の曲がりが戻って、ブレスの内側ぴったりになるようにします。
上図はそれを真上から見たものだと思ってください。

外側になっている紙の端(A)のところで印(B)を付けます。
紙を抜き、広げてAからBまでの長さが、ブレスの内周です。
(すでに述べたように、肌への沈み込み、さざれなどをつかったばあいは、ビーズの向きによって若干サイズが変わります。




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