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KURO'S 知恵ノートアーカイブ-12
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パワーストーン「触られたけどどうしよう?」について考える。

パワーストーン(この場合はブレスレット)は、「他人に触られてはいけない」と説明されることがあります。
なんでも、触られるとその人の影響を受けてしまうとか、念を吸い込んでしまうということで、願掛けが無効になってしまったり、石の効果に影響が出る……ということなのだそうで。
そんな説明があるので、「触られちゃった、どうしよう!」「浄化したら大丈夫?」「他人の石に触るなんて!」……というケースが多々。

結論から言うと、気にする方がよくないんじゃないかと思います。

なぜ、どうして気にしない方がいいのか、思うところをまとめてみます。


●他人が触る=いけないこと?

たとえば、店に置いてある品は、自分が買う前にいろんな人が触っているかもしれないから浄化しよう……という説明があります。
まあ、確かに誰かしらそれをさわっているでしょうね。
指紋が付いたりしてちょっとは汚れているかもしれないし、まずはきれいにして身に着けよう…ならわかりますが、気にする人は、さわった人の念が籠っているとか、通販すると知らない人の手を経て送られてくるのだからよくないんじゃないかと、そんなことまで気にします。

でも……石は、誰かが掘って、洗って、流通に乗せてくれなければ私たちの手元にはやってきません。(山に掘りに行くなら別ですが)ビーズだったら、誰かがビーズに加工して、それを仕入れたり卸したりする人がいて、誰かがブレスレットの形にしています。
つまり、たくさんの人の手を経たからこそ、手にすることができたもの。

人の手が加わることが前提のものなのに、他人が触れたらだめ?
他人が触れたら効果がなくなるなら、店に並んでいる段階で、すでに効果はなくなってることになっちゃいます。


●念=いけないもの?

念が籠るとかいうと、それだけでマイナスイメージのように思われますが、念って問答無用で悪いものなんでしょうか?

辞書で意味を調べてみると、

1 思い。気持ち。「感謝の―」
2 心くばり。注意。「―には及びません」
3 かねての望み。念願。「―がかなう」

ざっくりまとめると「強い思い」みたいなかんじでしょうか。

パワーストーンとして言えば、石に強い思いが宿る……そういうことはあるかもしれませんが、もともと「念」にはマイナスの意味はありません。あったら、「感謝の念」なんて言い方はしないはずですよね。
念が籠るといっても、悪いとは限らないわけです。

念(思い)が籠るのがいけないなら、友達や好きな人、家族の安全や健康を願ってプレゼントするのもだめということになってしまいませんか?


●邪気を吸う!?……ってことは?

中には「念」じゃなくて「触られると(他人の)邪気を吸ってしまう」なんて話も聞いたことがありますが……。

ちょっと待ってください。

ブレスレットに触られた。……その触った人は、「恨んでやる〜」などど、悪意を込めてさわったのでしょうか
普通は「きれいだね」と褒める気持で触ると思いませんか?
褒める……つまりはプラスの気持で触ったのに、石はその人から邪気というマイナスの気持を選択して吸い取るとでも?
それとも「きれいだね」という気持ちまで悪意に変換して吸い込む? 

そんなわけないでしょう。


●持ち主さんを差し置いて……。

触られた。他人の念やら邪気やらが吸い込まれた、どうしよう!
……ところで、そういうものは触られたほんの短時間でばっちり吸い込まれてしまうのでしょうか。
だったら、ずっと身に着けていた持ち主さんの「念」の方がもっと強く、深く吸い込まれていることでしょう。
ほんの一瞬で「どうしよう!」と心配しなければならないほど影響される敏感なものなら、持ち主さんの手に戻れば再び持ち主さんの影響を受けなおすんじゃないでしょうか?


●そんなに弱い願いですか?

石に宿るんだったら、持ち主さんの思いが一番強いはず。なのに「触られた〜、願掛けが無効に!」……ということは、持ち主さんの願いは、ちょっとさわっただけの他人の思いに負けちゃうくらいの弱いものということになっちゃいます。
効果がなくなったかも!……って、そんな程度で散ってしまうような願掛けだったら、さわられなくても叶う確率は低そうです。


●願い、託せますか?

「触られちゃった、どうしよう。他人の念(または邪気)を吸い込んだかも! 浄化しないと大変!」
……これを言い換えると、石は、持ち主さんが傍にいるのに持ち主さんの願いはちっとも吸い込まないで、ちょっとさわっただけの他人にやすやすと染まってしまい、浄化しないと使えない……そういうものだということになります。
こんなものに、願いを託せるでしょうか。
石がこんなものだったら、パワーストーンとして売られてないような気がします。

むしろ、人間側が気にしすぎ。……これを、人と人に置き換えてみるとわかります。


●石を人に例えてみると。

わかりやすく彼氏(持ち主)彼女(石)と例えてみます。(逆でもいいですけど)
人の場合、お互いを好きになり信頼しあうからこそ、結婚や家庭や子供など将来の夢や希望を描くことができます。

で、「触られちゃった、どうしよう!」というのは、彼女(石)が男友達と立ち話をしただけで……いや、男女関係なくちょっと他人と話をしただけで「浮気した!」と一方的にと責めているという感じかも。
石の場合は持ち主さんが傍にいるわけですから、いつも一緒にいる彼女が、目の前で他人と話しただけでも疑ってしまうということになるかもしれません。
この場合、二人は互いを愛し、信じていると言えるでしょうか。

どう見たって彼氏(石の場合は持ち主)が疑いすぎです。


●疑うのはやめようよ。

つまり、「触られちゃった、どうしよう!」……というのは、石をとんでもない浮気者と決めつけること。
持ち主さん側が一方的に信頼関係をぶち壊していることにもなりかねません。
本当に石がちょっとのことで他人に影響されるなら、持ち主さんは石から相手にされてないことになります。

そんなわけないでしょう……だから、「気にしない方がいい」と思うわけです。

私は、気にしないどころか「見て〜」と自分から手渡します。「見せて」「きれいだね」と言われればうれしいです。
つまり、私にとっては触られてもなんともない……浄化が必要な一大事など起こってない。
持ち主さんが「褒められた♪」と思っているのに、石の方はショックだったということはないでしょうから、持ち主さんが気にしないことこそが、実は石を守ることになるんじゃないでしょうか。


●浄化するなら気持ちを浄化

もともと日本人には「穢れ思想」……たとえば、自分の湯飲みや茶碗が決まっていて、他人のものを使ったり他人に使われたりするとなんだか嫌だ……という気持ち(習慣)があったりします。(洋食器だとそんなことはないので不思議ですよね)
だから、「自分のものを触られるのは嫌だ」という気持ちはぬぐえないかもしれません。
そんな場合は浄化しましょう。……しかし、さわられて石がどうにかなってしまうからではなくて、気分を切り替えるためにやりましょう。

少なくとも「他人の石に触るなんて!」……と
相手を悪く思うのはやめましょう。

褒めてくれた相手を悪く思う気持ちは、いいものではないし、石に強い思いが伝わるなら石にも良いことではありません。

さっさと浄化して気分すっきり「これにて一件落着」。それくらいがいいのでは。


●お店の方、教えてください。

パワーストーンの店で「他人に触られてはいけません」と説明を受けることがあります。
専門家(?)の人が言ったのだから……ということで、「さわられちゃった、どうしよう」という心配につながるわけですが、私はお店の方に聞いてみたい。

触られてはいけないものならば、どうしてブレスレットという形にするのでしょうか。

手首という他人の目に付きやすく触られる危険が高い場所に装着するものでない方がいいと思いませんか?
原石だったら飾っておくので他人に触れられる可能性はずっと低いはずです。
身に着けた方がいいというならペンダントでもいいし、タンブルなどを袋に入れて首から下げたりポケットに入れてもいいでしょう。
「きれいね〜」といっても人の首元まで手を伸ばす人は少ないはずです。


●「他人に触られてはいけない」の真理

触られてはいけない……それは、願いをかけるくらい大切なものなら、そこらへんに置きっぱなしにしたり、軽々しく貸し借りしたりせず、「他人に触らせないくらいの気持で」大切に身に着けましょうという心構えみたいなものだと思います。

触られたくないのなら、さわられないようにしましょう。
「触られちゃった、どうしよう」ではなくて「触らせてしまった、反省」……じゃないでしょうか。

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