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パワーストーンは鉱物でもあります。 鉱物というとなんだか難しいように思えて、それより石の意味や効果の方が面白い。 そんな気持ちはわかりますが、石のお手入れや浄化には、パワーストーンの鉱物としての性質を知っておいた方がいい場合があるんです。 とりあえず、良く見かけるおなじみ石の簡単な性質は知っておきましょう。 ●日光で色あせする石がある パワーストーンの浄化で、日光に当てる方法があります。 30分とか、わずかな時間なら気にすることもありませんが、「日光浄化になるかも〜」と日当たりのよい窓辺に置きっぱなしにしたり、原石を飾ったりしていませんか? 石の種類によっては色あせするものがあります。 大雑把にいえば、透明で色がついている石は、太陽光がよく当たるような場所に置きっぱなしにしたり、飾ったりするのは避けましょう。 見る見るうちに色褪せるというわけではありませんが、何年もたつうちに色が薄れたりします。 ブレスレットになる石では、アメジストやローズクォーツなどが日光注意と言われています。 個人的にはスモーキークォーツも同じです。 注意と言っても身に着けて外にも出られないというわけではありません。 要注意なのはヒデナイトやクンツァイト。数時間で変色したという話があります。 ※もともとの色合いや産地によって色の変化には差があります。 ●水が苦手な石がある。それより汗に注意。 浄化には水に漬けたり流水にさらす方法があります。 ……ところが、水が苦手な石もあります。1回や2回は平気でも、頻繁に水洗いすると艶が落ちたりします。 塩水は、水や塩は平気な石でもひびなどにしみこんで、そこで乾いて塩になることで曇って見える原因になったり、ゴムを通す穴に残ってゴムの劣化につながったりするので、塩水漬け込みはお勧めしません。 水が苦手なは、インカローズ(ロードクロサイト)、カルサイト、アラゴナイト、マザー・オブ・パール、エンジェライト、ユーディアライトなど。 これらは水も塩水も苦手ですが、それよりなにより汗に要注意。 汗によって表面が荒れてすぐに艶消しになってしまいます。 ◇汗をかく季節は着けるのを控える ◇連続で何日も身に着けるのを避ける ◇身に着けたあとは柔らかい布や真珠のお手入れ用のシリコンクロスで拭く などを心掛けると、艶消しになるまでの時間を延ばすことができるようです。 何しろ汗に弱い石のなので、肌に触れるブレスレットではダメージを完全に防ぐことはできません。 もちろん、頻繁な水洗いなどの浄化もダメージの元です。 水には弱くないけれど、見た目に影響が出るのがクラッククォーツ(爆裂水晶)。ひびをたくさん入れてキラキラさせた水晶ビーズですが、身に着けたり水に漬けたりしていると、水分などがしみ込み、ひびが消えたように見えてきます。(ひびがくっついてなくなるわけではありません) ※実験してみたことがあります。 水やオイルで試してみた 実際身につけてみた ●水晶より柔らかい石がある 石は硬いもの……ところが、この硬さもいろいろです。 硬い中でもとても硬い石、そんなに硬くない石があります。 この硬さの指標となるのが硬度(モース硬度)です。 水晶はモース硬度7。 インカローズ(ロードクロサイト)やカルサイト、アラゴナイトは3。 フローライトは4。 数値が低いほど柔らかい(そんなに固くない)石になります。 この場合の柔らかさ(硬度が低い)は、とがったものでこすった時、瑕がつきやすいという意味です。硬度が低いから割れやすいという意味ではありません。 だから、パワーストーンの浄化で水晶クラスターの上に置いていた場合、水晶よりも硬くない石は、瑕がつく可能性がある……置く程度では神経質になる必要はないですが、毎日繰り返して何年も経つと、瑕が増えるかもしれません。 浄化以外で着けているうちに固いところにぶつけたり、擦れたりした場合も同様です。 ●当たり所が悪いと割れちゃうぞ? 石は硬いものですが、割れる場合もあります。 石の種類によっては劈開(へきかい)といって決まった方向にパカッと割れやすい性質を持っているものがあります。 代表的なものはインカローズ(ロードクロサイト)、カルサイト、フローライト、トパーズ、ラブラドライトなど。 これも普通に身に着けるのも注意!……と神経質になる必要はありませんが、パカッと割れる性質を持ってる石なので、万が一割れた時に「何か悪いことが!」と気にしたり、ビーズの穴を広げようとする時にはご注意を。 劈開よりも気をつけなければならないのは、ひび。 特にクラッククォーツです。 水晶そのものは劈開がない(不完全)のですが、クラッククォーツは人工的にたくさんひびをいれています。 つまり、すでに半分割れている状態です。普通の水晶よりずっと割れやすいのでご注意を。 ●硬さと割れやすさは違う 「硬度が低い石は割れやすい」という意見がありますが、実は硬度と割れやすさ(割れにくさ)は別です。 たまたまインカローズ(ロードクロサイト)やフローライトなどおなじみの石で、モース硬度が低く、かつ劈開がある石が多いのでそう思われますが、水晶よりも硬いトパーズにも劈開があります。 硬さで言えば一番硬いダイヤモンドと、水晶と同じくらいの方さの翡翠では、翡翠の方が割れにくいです。 モーズ硬度が示す硬さは「ひっかき傷に対する強さ」のこと。 たとえば尖った水晶(モース硬度7)でフローライト(モース硬度4)をひっかくと瑕がつくけど、逆では傷はつかないという関係です。 割れやすい割れにくいは硬さでなくて「粘り強さ」。「靭性(じんせい)」という指標で表しますが、それ以外にも形やひびが入っているいないなど石そのもののコンディションで違います。 |
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