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KURO'S 知恵ノートアーカイブ-16
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パワーストーンと数珠はどう違う?

「パワーストーンと数珠ってどこが違うんですか?」……という質問を見かけます。
この手の質問は言葉が示すものをはっきりさせないと、質問する方と答える方が食い違って混乱するので、情報整理してみます。

まず。

●パワーストーンってなんだ?

これは他の質問でも言えることですが、
パワーストーン=ブレスレットではありません。

ブレスレットが人気でたくさん売られているので「パワーストーン=ブレスレット」と思っている人もいますが、パワーストーンは「石に不思議な力がある」と考えて楽しむものなので、原石や丸玉、タンブル、ブレスレット以外にネックレスや指輪なども、持っている人がパワーストーンだと思えばそうなります。

パワーストーンとパワーストーンでない種類の石があるわけでもありません。
違いは持つ人がそれをパワーストーンと考えるか否かの違いです。
極端に言えば、パワーストーンに興味のない手芸好きの人が天然石ビーズでブレスレットを作って、それを友達にプレゼントした。もらった人はパワーストーンが好きだったので、パワーストーンとして扱い大切にした。
この場合、作った人にとってはパワーストーンではないけれど、もらった人にとってはパワーストーンであるということになります。


●数珠は法具。
(宗派によって玉の数や形、使い方が異なります)

数珠といったらたいていの人はお葬式などで使う数珠を思い浮かべます。
本来は、念仏の回数を数えるために用いたもので、108個の玉を連ねた形が本式のものです。
材質も、石の他に菩提樹の実や木が使われます。



これを簡略化したのが、数珠と言って思い浮かべるあの数珠です。
片手数珠、略式数珠とも呼ばれます。
108玉の数珠は長いので、それを半分、三分の一、四分の一にした数のものが見られます。
※宗派によって房の形など、いろいろな形式があるものもあります。



これをさらに簡略化し、中の糸をゴムにして手首に着けられるようにしたものが腕輪念珠です。
これはお葬式などには使えません。



このように「パワーストーンと数珠の違いは?」という質問を文字通り解釈すると、片方は原石もありの「石」のこと、もう片方は仏教の法具(石以外もあり)……と比べるまでもなく全然別物です。

ただ、パワーストーンブレスレットと「腕輪念珠」の形がそっくりなので、「どうちがう?」ということになるわけです。




●ずばり言うと

呼び方の違いです。
お寺や数珠店ではなく普通のショップで売っている場合は、売る側がどちらの名前を選んだか、あるいは店の人が最初にどちらの名前で覚えていたかで数珠なのかパワーストーンなのかが違っていると思います。

数珠と呼ばれているものとパワーストーン(ブレスレット)と呼ばれているもののビーズが違う方法で作られているとか、そういうことではないでしょう。


●名前に意味を持たせるか

ただ、数珠と呼ぶかパワーストーンと呼ぶかで若干の違いはあるかもしれません。
パワーストーンの場合、石そのものの意味や効果が注目されます。
数珠ならば、仏様への祈りのために使う大切なもの→だからお守りにもなる……だとしても、それは石の力ではなくて、仏様のご加護ということになるでしょう。
だから、ゴムに天然石のビーズを通したブレスレットであることは同じでも、作る目的、持つ人の意識の違いはありかもしれません。

個人的に、数珠と呼びながら石の意味や効果ばかり気にするのは違和感があります。


●自作のヒント?

数珠という場合ほとんどが丸かラウンドカットのビーズで、大きさも8ミリや10ミリ、石の種類も少な目のシンプルなものが多い印象です。
たくさんの種類や形のものを組み合わせたり、金属パーツを挟んで華やかにしたもの、4ミリや6ミリなど小さいビーズで数が多くなるもが数珠と呼ばれている例は少ない……そういうものを数珠と呼ぶのはちょっと違和感があると思いませんか?

パワーストーンブレスレットを作る際、「数珠っぽくなってしまって」……と思案するケースを見ますが、逆に言えば色や形を多彩にする、違う素材を混ぜてみるなどの工夫で数珠っぽさを減らせるということです。

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