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KURO'S 知恵ノートアーカイブ-27
Yahooの知恵ノートに載せた内容をこちらでも。

パワーストーンを鑑定して……について考える。

「パワーストーン(ブレスレット)を買いました。鑑定してください」
「この石が何を考えているか/ パワーがあるか/性格はどうか鑑定してください」
あるいは「石の気持がわかる人教えてください」
……という質問があります。

パワーストーンは不思議な力を持ってる(はず)、だけど自分は素人だからわからない。わかる人に見てもらいたい……という気持ちはわかります。
私も一時期そんな気持ちだったことがありました。

でも、こういうことは
「わかる人が感じたことが本当」
「わかる人Aさん、Bさんが同じ石を見たら同じ結果になる」
というものではないんです。


「鑑定」という言葉も、あまり適切ではありません。

思うところをまとめてみました。

まず。


●「鑑定」という言葉はちゃんとした使い方があるので注意。

こと石の分野で鑑定といったら、ダイヤモンドのグレードを判断することです。
いろんな石の中でダイヤモンドだけはグレードの基準が決まっていて、その基準でどのグレードであるかを判断するのが「鑑定」です。

そのほかの石にはグレードの基準がないので、「この石が何であるか、加工されているかいないか、加工されているとしたらどんな加工か」を判断し、その判断を「鑑別」といいます。
ダイヤモンドでもグレードを判断しなかったら「鑑別」です。

厳しく言うと、パワーストーンで「鑑定」というと二重の意味でおかしなことになります。
(1)ダイヤモンドではないので鑑定ではない
(2)石の種類の判別ならともかく、石のパワーとか性格は鑑定でも鑑別でもない

ということなんです。

鑑定・鑑別についてもっと詳しくはこちら
知恵ノート:「鑑別書付パワーストーン」について考える。


石のパワーや性格は人によって、その時によって感じ方が違います。

同じ石を同じ日に3人の「わかる人」に見てもらったことや、同じ石を同じ人に期間をあけて見てもらったことがあります。
結果、言われたことはばらばらでした。

「わかる人」には石のパワーや性格を感じる力がある……としても、それを言葉に出せば、その人の好みや考え方、経験といった「個人フィルター」を通ります。
となると、その人の体調や気分だって影響するでしょう。
内容がバラバラなのも不思議でもなんでもありません。

「わかる人」の意見は、結局その人の「個人的感想」になります。


●わかったうえで楽しもう

……ということで、「わかる人」に見て欲しい……も、
「この人はこう感じているのか、なるほどなるほど」
「こういう見方もあるのか」
と、「見る人によって意見は違う」ことを分かったうえで楽しむんだったら面白いと思いますが、
「わかる人の意見は正しい(はず)」
と思いこんでしまい、実は個人的意見なのに振り回されてしまうとやっかいです。


●やっぱり持ち主さんが感じてることが一番

「わかる人」の意見は個人的意見……だったらやっぱり、自分と石の間に他人の目を挟むより、持ち主さんが感じたことがその石の真の姿に一番近いと思いませんか?
自分は、石のパワーや石の言ってることはわからない……なんて関係ないです。
「なんか好きだな」「いつもよりきれいに見える」……それも「感じている」ことだと思います。

よく、石はこういうことを言ってます……と会話文で説明してくれる人がいます。
でもそれは、会話として感じているのかもしれないし、感じたことをその人なりに会話に訳しているのかもしれません。
繰り返しますが、感じ方は人それぞれ違います。

意外に「石の言葉や性格がわかるとはこういうこと」という先入観を取り払うと、石の感じ方も変わってくるかもしれません


●「この子」「相性」という言葉を使うなら

石について「この子の性格は?」とか「相性はどうでしょうか」という質問の仕方をしてしまうことはありませんか?

「この子」とか「相性」という言葉を用いるということは、相手(石)を、人間と同じような……すくなくとも、同じ種類でもひとつひとつに個性がある存在だとみなすことです。

そう考えるんだったら、「性格を教えて」「相性は?」という質問は、実はです。

あなたは新しくともだちになった人が、親しくなろうとするより先に「この人(あなた)どんな性格でしょう? 悪い人じゃないよね?」「私との相性はどうでしょう?」と、あなたのことを直接知りもしない他人に質問していたら、どう思いますか?

尋ねた相手が占い師だったとしても、占い師の言うことに左右されて、あなたとの態度を変えたらどうでしょう? あんまりいい気持ちはしないんじゃないでしょうか?

石を個性ある相手と考えるなら同じことです。
相手(石)に直接向き合わずに、その石を直接見たこともない相手に、写真だけで「性格は?」「相性は?」というのは、石にとっては「そんなことより自分(石)を見てよ!」といいたい事態ではないでしょうか。


●感じ方もそれぞれなら考え方もいろいろ

ときどき、「パワーストーンに否定的な人は回答をご遠慮ください」という質問があります。

「パワーストーン? 石にパワーなんてあるわけない。馬鹿らしい」
……という辛辣な意見が不快なのはわかります。
でも、石のパワーの感じ方も人によって違いますが、石に対する考え方はそれ以上に違います。

あなたにとっては「この子」といいたい大切な石でも、一般的に見たら「ただの石ころ」という人もいれば、アクセサリー感覚で好き、性格やメッセージがわかる……私みたいに石は好きだけど意味や効果は別にいいや……までいろいろです。
そういういろんな人が見て参加しているのが知恵袋です

それをわかったうえでの知恵袋利用でしょうから、最初からパワーストーンに否定的な人は……はやめた方がいいと思います。

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