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「パワーストーンのブレスレットが切れてしまった。何か意味があるのでしょうか」 「直しても大丈夫でしょうか」 という質問が多くみられます。 「こうすべき」と無理におすすめするわけではなく、どうすればいいかを最終的に判断するのは持ち主さんですが、心配する前にちょっと考えてみては……と思うことがあるので、まとめてみます。 まずはじめに。 パワーストーン=ブレスレットではない。 最近はブレスレットが人気で、パワーストーンといえばブレスレットというイメージがあり、パワーストーンのブレスレット自体を「パワーストーン」、ブレスレットが切れたことを「パワーストーンが切れた」と言ってしまう事例がみられます。 もしかしたらこれが誤解のもとかもしれないと思うので、改めて。 パワーストーン=ブレスレットではありません。 原石や、磨いた丸玉やタンブル、ペンダントヘッドなどブレスレット以外の石のアクセサリーもパワーストーンです。 持つ人が「この石には特別なパワーがありそうだ」と思える石がパワーストーンなのです。 石に何か不思議なパワーがあったとしても、それをビーズに磨き、ブレスレットにしたのは人です。 ●切れたのはゴム 切れた、と言った場合ゴムブレスのことが多いので、ゴムブレスレットを例にしますが、この場合切れたのはゴムです。 ゴムは人工物です。 放っておいてもいつかは劣化して切れます。平均1〜2年で交換です。(使用頻度やどういう状況で身に着けていたかで差が出ます) ワイヤーのブレスレットの場合も、時間が経っていたり、折り癖がついていたりすると切れます。 買ったばかりでも、結び目がずれたり、ビーズの穴の縁がとがっていたりすると擦れて切れることがあります。 ●「何か意味は?」 「ブレスレットが切れたのは身代わりになってくれたからだ」「何か悪いことの前触れだ」……という話があるようです。そういう噂を耳にして「私の場合は?」と気になる人もいるでしょう。 しかし、「思いっきりひっぱったら切れた」「ひっかけてしまった」「買ってから1年以上経っている」……など、切れた原因、切れても不思議ではない状況がわかっている場合、「切れた意味は?」と考えるのは妥当でしょうか。 何よりパワーストーンのブレスレットといっても、人によって状況はさまざまです。 願掛けしている人、アクセサリー感覚の人、同じブレスレットを肌身離さずの人、気分で着け替える人、心配事や悩みがある人・そうではない人、年齢、性別、使っているゴムの種類、石の種類……いろいろあれこれ違いがあるにも関わらず「切れたからこんな意味」と決まっていたら、逆に変だと思いませんか? 切れたことに意味なんてあるわけない、思い込みだ……とは言いませんが、切れる理由(引っ張ったや劣化など)がわかっている場合まで意味を気にしていたらきりがないです。 「たまたま切れただけ」というケースもありだと思います。 たまたまなんて……パワーストーンなんだから、何か不思議なことがあって欲しいという気分はわかります。でも「不思議体験」を望むあまり、自分の石を疑ってしまうのは残念です。 もし、身代わりとか前触れならば、石は、持ち主さんのために身代わりになり、前触れとして警告してくれたはずですから、他の人にはわからなくても持ち主さんだけにはわかるように知らせてくれると思いませんか?
●直しても大丈夫? 「直しても大丈夫でしょうか」……という質問は、逆に言えば、「ひょっとして、大丈夫じゃないかも」と気にしているということですよね? 最初に述べたように、石に不思議な力があるとしても、ビーズに削ってブレスレットに加工したのは人です。 それを人が直して何の問題があるというのでしょうか? 「大丈夫でしょうか?」……「大丈夫じゃない」と決まっているなら、お店のお直しサービスはありえません。お店だから大丈夫?……自分で直してもお店で直しても、ゴムにビーズを通して結ぶという方法に変わりはないはずです。 店員も、ヒーラーばかりではありません。バイトの人もいるでしょう。 店だから直せる……というのは変です。 店でなければならないなら、手作りする人が、気分で作りかえることもできなくなっちゃいます。 「大丈夫じゃない」場合、いったい何が起こるというのでしょう。 「こんなことが起こってしまった!」という人も中にはいるかもしれませんが、他の人にも同じことが起こるとは限りません。 「悪いことの前触れ」を心配するあまり、切れたことが「悪いこと」を引き起こすとか、直すと良くないのでは?と気にする人もいますが、そんなのはもっと変です。 今まで大切にしていたブレスレットが、人工物であるゴムが切れただけで持ち主さんに害を及ぼす危険なものになってしまうと思いますか? そんな危なっかしいものに、願いを託すんですか? ちょっと考えてみてください。 身代わりになってくれたのなら、ブレスレットのゴムが切れた時点で事は終わっています。 前触れだというなら、ゴムが切れたのは「気を付けて!」という警告なのですから、「悪いことが起こるかも、怖〜い」じゃなくて、その警告を生かして、心当たりに注意すべきでしょう。 あるいは、ブレスレットのゴムが切れてトラブルに見舞われた……という場合も、石が持ち主さんを必死で守ろうとしたけれど、力尽きて壊れてしまった。石の守りがなくなったから、持ち主さんにトラブルが直接降りかかった……と考える方が自然ではないでしょうか? だったら、悩むよりもまずゴムをつなぎなおして石の守りを復活させるなり、新しい石を持てばいいと思いませんか? 身代わり、警告、力尽きた……どの場合も、石が原因で何事かが起こるわけではないでしょう。 「何か悪いことが」「大丈夫?」「直してもいいの?」……じゃなくて、まずは「ありがとう」だと思うんです。 「大丈夫でしょうか?」と気にしすぎる、実は、自分の石をゴムが切れただけで危険物に変わってしまう恐ろしいものだと考えているということです。 わたしだったら、自分の石をそんなふうに疑うのは嫌です。 自分が好きで選び、大切にし、楽しんできた石が、悪い石であるはずがない。 他の誰が疑おうと、持ち主である私が、疑うわけにはいかない。 願いを託すパワーストーンであるならなおさらです。 持ち主さんに疑われた石が、力を発揮できるでしょうか。 「ブレスレット(のゴム)が切れた!」 そのことだけでむやみに怖がらずに、 まずは冷静に考えてみることをお勧めします。 ちなみに、私の場合、ブレスレットを作ってゴムを結んだら、その直後にゴムがぶつんと切れたこと連続三回という出来事がありました。 それでもめげずにゴムを結んで4回目で成功。そのブレスレットは今も持っていますが、別に何ともありません♪
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