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KURO'S 知恵ノートアーカイブ-7
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水晶とガラスの見分け方

水晶を買ったけど、ガラスだったりしないだろうか?
……そんな心配もあるようす。
実はガラス!……という場合もあるにはありますが、そんなに心配しなくても。
見分け方をいろいろまとめてみます。

まず。

●ガラスと水晶のちがいは?

ガラスと水晶の成分はほぼ同じ。
※ガラスによっては目的や扱いやすくするためにほかの成分が混じっている場合がありますが、基本は同じということで。

大きな違いは結晶しているか、していないか。
結晶しているというのは、水晶の場合は、「二酸化珪素」という成分が規則正しく組み合わさっていることをいいます。
そのために、水晶は、先端のとがった六角形のあの形になります。
ガラスは、成分は二酸化珪素でも、規則正しく組み合わさっていません。
そのために、水晶のような結晶の形にならないし、重さや硬さ、熱の伝わりやすさが水晶とは微妙に違います。

こういう違いがあるので、ガラスと水晶を見分けることが可能です。

アクリルビーズではないかと気にする人がいますが、アクリルというのはプラスチックの一種。まさか同じ透明でもガラスコップとプラスチックのコップの区別がつかないということはないでしょう。
触った時の冷たさや硬さが全然違います。 
●形は?

「もしかしてガラス?」……そう心配している石は、どんな形をしてますか?
原石……単結晶やクラスターの形をしていたら、それはガラスではありません。
ガラスはそういう形にならないし、本物と間違うくらいそっくりに作るのは無理です。
(合成水晶も天然水晶と同じ形にはなりません)
 

 ガラスではこういうクラスターは作れません。
 

 合成水晶はこんな形。
合成水晶は工業製品なので、同じ大きさ・形のものを作ります。
●色は?

透明な緑(※1)、透明青、透明赤……そういう色は、天然水晶にはありません。
あるとしたら、何か別の鉱物が混じって緑や青、赤に見えているので、アメジストやシトリンのように透明な状態で色がついていることはありえません。
そういうものだったら、ガラスか合成水晶(※2)の可能性大。

 

天然水晶にこういう色はありません。
加工して変えることもできません。
あるとしたらガラスか合成水晶です。
※1 緑の場合、ミントグリーンのような淡い色合いならばグリーン・アメジストがあります。
※2 合成水晶とは、天然水晶と同じ成分を人工的に結晶させたもの。結晶しているので、硬さや熱の伝わり方は天然水晶と同じ。
宝石用に透明な青やアメジスト、シトリン、ローズクォーツなどが作られています。
ただし、手間をかけて結晶させるので、作るとしたらきれいなもの。値段もガラスや質の低い水晶よりも高くなります。
 
 
●透明? それとも白いもやがある?

中に右の写真のような白いもやのようなものは入っていませんか?

入っていれば、天然の可能性大。ガラスや合成ではこのような白いもやは入りません。
ビーズの場合、粒によっては入らないものもあるので、ブレスレットや連全体で見てみましょう。


 
●内包物は、ちょっと注意して区別

水晶の中に何か混じっているもの、それを内包物といいます。
内包物がはいっていたら本物!……という場合もありますが、それっぽいガラスがあるので、ちょっと注意して区別しましょう。

ルチルやクローライト入りのようなものは天然です。ガラスでは作れません
特徴は、針状や苔のようなもこもこです。
ファントム入りもガラスや合成では作れません。

チェリー・クォーツやボルケーノ・チェリークォーツのようなものは、混じってるように見えますが、ガラス。
特徴は水に絵の具を垂らしたようなもやっとした感じや、マーブルのように「まぜた」感じ。





 
ルチルクォーツ(天然)


チェリー・クォーツ(ガラス)


これもガラス(ボルケーノチェリークォーツ)
……以上の点でもある程度水晶?ガラス?という疑問を解決することができます。



でも、ビーズで透明、あるいは黄色や紫など天然にもあり得る色合いの場合はどうするか。

大丈夫、ある程度見分けられます。
ただし、見分けるには「要・慣れ」

以下の方法は、説明だけでいきなり見分けるのは難しいでしょう。機会をとらえて実際試してどのように見えるか、感じるか、体験しておくことをお勧めします。
 
●細い線を透かして見る 
※丸玉や丸く磨いた透明ビーズでしか確認できません

丸玉かビーズを細い線の上に置いて、真上から見てみましょう。
水晶か合成水晶であれば、細い線が二重にだぶって見えます。
ただし、どこからでも二重に見えるのではなく、一本に見えるところと二重にだぶって見えるところがあります。
くるくる回していろんな角度から見てみましょう。(ビーズだったら、穴の方向から見た時に二重にだぶって見える角度であることもあり得ます)
ガラスではどの角度からも二重にだぶって見えることがありません。

あまりに小さいビーズ、逆に大きい丸玉では確認しにくいです。10〜12ミリ前後が最適かも。


●握り比べ

ガラスと水晶では熱伝導率が違います。
つまり、さわったときにガラスよりも水晶の方が冷たく感じます

なので、迷ったときは「わしづかみ」

ビーズ一つ程度では判別が難しいので、少なくともブレスレット一つ分くらい、まとめてわしづかみましょう
この方法は、水晶以外の石(アンバー、オブシディアンなど一部の石を除く)でも使えます。

ただし、これも「要・慣れ」
機会があれば「チェリー・クォーツ(ガラス)」と「ルチルクォーツ」で握り比べて、違いを知っておきましょう
自分のブレスレットで試す場合は、腕からはずし(ポケットから出し)、室温に慣らしてから。あたたかいままではわかりません。
店頭で試す場合も、寒い時期の屋外やライトで照らされて温まっている場合はわかりにくいです。


ただし、この方法では合成水晶は見分けられません。


●氷の上に乗せる

肉などが入っていた白色トレイなどで、ブレスレット全体が乗る氷を作りましょう。(タンブルや丸玉でもできます)
石は、30分ほど放置して室温に慣らしておきましょう。
氷ができたら、石をのせます。

これが水晶ならば、すぐに石と氷の接したところから水がにじみ、5分もたてば氷が溶けて石の形に窪みます。ガラスではそこまで溶けません。
水晶の場合は、石全体が結露して冷たくなります。
実験してみたことがあります。

これは、ガラスと水晶では熱伝導率が違うから。水晶以外でもたいていの石はこれで判別できます。(アンバーやオブシディアンなどは判別できません)
合成水晶はみわけられません。


●ご注意

◇ひびや虹、遠くの風景が逆に見える……では区別できない
クラック(ひび)が入っていたら水晶、虹が出ていたら水晶、丸玉越しに風景を見て逆に見えたら水晶……という説明を見たことがありますが、これでは区別ができません。
ガラスでもひびを入れられますし、ひびの具合が条件に合っていれば虹が出ます。丸玉越しに見ると風景が……というのについては水晶でもガラスでも逆に見えます。
◇こんな場合も……
右の写真のようにローズクォーツと透明ボタンカットのビーズを交互に連ねたブレスレット……実はこれ、ローズクォーツは天然石ですが、透明なビーズはアクリルでした。

このように混じっていると、上記のような方法ではわからないことがあります。

 
一粒程度では、指で触ったのではわかりません。
この場合は唇か瞼に当てると、敏感なので分かり安くなります。(店頭で試すのは難しいですが……)

以上、比べる時の環境や慣れの程度で、完璧に見分けられるというわけにはいきませんが、ある程度は見分けられます。
たくさん項目があって難しそう!……と思うかもしれませんが、全部を試してみなければならないのではなく、自分の石がどれに当てはまるか、だけです。

知らないけれど簡単に……とはいきませんが、慣れれば意外に見分けられます。
頑張りましょう〜!



不安な場合は、店で買うときに聞いてみましょう。
この時は「これ、本物ですか?」「天然ですか?」「本水晶ですか?」ではなく
「水晶には、一度溶かして固めたものや、加工して色を変えたもの、合成したものがあると聞きますが、そうではない天然のものが欲しいです。これは天然ですか?」
……というように、ちょっと
くわしく聞くのがポイント。

いきなり「本物?」と聞いてしまうと、「偽物じゃないでしょうね?」と疑っているように思われてしまうかもしれないし、中には溶かして固めた練り水晶も天然と同じだと考えているところもあるからです。

探しているのはどういうものなのかをはっきりさせて、くわしく質問する方がいいでしょう。


●きれいじゃないけど偽物?……は違う。

ときどき「きれいじゃないけど、偽物?」という質問を見かけます。
これ、だと思います。
なぜ偽物……実はガラスとか合成水晶が作られるのか。
それは、透明で傷のない大きい水晶をたくさん安定して得るのが難しいからです。
透明傷なしの水晶がどんどんとれるなら、わざわざ手間をかけて合成したりガラスにしなくてもいいはずです。
でも、実際は水晶自体はたくさん採れても、大きくて透明で傷のないものは少ない、たくさん採った中から透明な部分だけを選んで加工したのでは、無駄な部分が出すぎてしまう、あるいは見た目透明であればいいなら、硬い水晶を加工するよりガラスを溶かして型に流した方が楽……などの理由で、合成水晶が作られたり、ガラスの方が安く付くのでガラスが利用されたりするわけです。

人工的に結晶させた合成水晶や水晶を溶かして固める練り水晶は、それなりの手間がかかります。
手間をかけて作るなら、きれいなものを作って高く売った方が得です。
わざわざきれいでないものをつくる理由がありません。
天然水晶できれいでないものは作らなくてもたくさん採れます。

合成水晶は、そもそも透明傷なしの水晶を得るために開発された技術なので、瑕や白濁した水晶を作れないんだそうです。

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