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ニューフェイス水晶!?

スピリチュアルな分野でつけられた名前を持つ水晶をはじめ、聞き慣れない名前の水晶を集めました。
石そのものはすでに知られていて、新しい名前が付いたものもあれば、登場したばかりでこれからの注目株(?)もあり。
新しく登場した名前は、情報を集めておかないと、どこがどうすごいのかわからないことも多々あるので、
情報お待ちしております!

お探し名称がない場合、他コーナーに収録されている可能性があります。
「総合索引」で探してみてください。
また、新たな名称(商品名)である可能性もありますので、
未収録の名称、間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板ブログのメールフォームWEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。
(未収録の名称の場合は、それが紹介されているサイト情報もあると助かります)



調べたい石の名前の頭文字をクリック!

アーキマー・ダイヤモンド.
Arkimer Diamond
ハーキマー・ダイヤモンドの誤植ではありません。念のため。
アーカンソー州で採れる小粒でころころした短柱状の照りに優れたDT水晶のこと。
ハーキマー・ダイヤモンドに似ているので、アーカンソーで採れたハーキマー・ダイヤモンドのような水晶ということでこの名前が付いたらしい。
ちなみに、ハーキマーは鉱山名。産地はニューヨーク州。それなのにアーカンソーで採れたからアーキマーだなんて。駄洒落じゃなかろうか。

パキスタン産のものをパキマー・ダイヤモンドと呼んでいる例がある。

アーカンソー州のアイダ(Ida)山域から採れるとのこと。
Earthquake Quartz
アースクエイク・クォーツ
直訳すれば「地震水晶」。
ブラジル、ミナスジェライス州、カサ・ブランカ(村)のSerra Ouro Fino産らしい.。
別名がEarthquake Mine(地震鉱山)。
地震または地殻変動によって母岩から剥がれ落ち、欠損した……らしい。鉄分で淡く色づいているものも多い。
同様に採掘当時からダメージがある水晶は多いが、どこらへんが特別なのかは不明。

再び検索してみたら
アーカンソー産(Sweet Surrender Mine)、ザンビア産ブラジル・コリント産の水晶にも「Earthquake Quartz」の名前が使われている例を発見。(リンク先はショップサイト・オークションサイトなのでそのうちリンク切れの可能性あり)。
なぜアースクエイク(地震)なのか、説明を読んでもよくわからない。
地震のエネルギーを受けているような、というイメージだろうか?
アイス・クラスター
ダーラ水晶
2009年10月のIMAGE展で初見。
ショップの話によるとヒマチャルプラデッシュ州のDAHRA鉱山(新しい鉱山)産で見つかった、新しい水晶とのこと。


詳しくはこちら

※発売時はアイスクラスターと呼ばれたが、その後はダーラ水晶と呼ばれることが多かった。

見た目は、やや透明度が高いアイス・クリスタル。……だけど、それでアイスクラスターって……。
クラスターは「群晶」の意味で、水晶以外にも使うので、アイス・クラスターは名前として微妙。

実物を手にして見て特徴をあれこれ

●エッチング・クォーツではない。
 表面は凸凹して、えぐれたように見える部分もあるが、じっくり見てさわってみると、この凸凹は触像によるものではない。
柱面にカテドラルのように接合線がある上に成長線(横筋)がはっきりしているために、アイスクリスタルに似た肌合いに見えている。

●錐面にはトライゴーニックではなくレコードキーパー
 アイス・クリスタルは溶けているため、錐面には凹状の逆三角形(トライゴーニック)が現れるものがあるが、アイス・クラスターは錐面のエッジも鋭く、成長丘(レコードキーパー)が現れているものが多い。
アイスクリスタルのように、錐面が平らに溶け消えているものは無い。

●クラスターがたくさんあったが単結晶もあり
 もちろん、単結晶もあります。どうして「アイス・クラスター」なんだろうか。

KURO的結論
この「アイス・クラスター」はアイスクリスタルのようなエッチング・クォーツではなく、むしろエレスチャルに近い、珪酸分が濃いめの熱水で元気よく成長した水晶ではないだろうか。
溶けてえぐれたように見える形も、よく見ると結晶面がしっかりしており、エレスチャル的な形の乱れと考えられます。


結局「アイスクラスター」は定着せず、この名前で売られているのを見かけない。
       ダーラ産、ダーラ地方産、ダーラ・クォーツの名前が多い。
アイスクリスタル
ヒマラヤ・アイスクリスタル

※アイスクリスタルが触像水晶であるため勘違いしたらしく、インド・マニカラン産ではない触像水晶を、アイスクリスタルと表記しているオークションがあった。
アイスクリスタルは、インドのマニカランで採れる触像水晶が、溶けた氷河の下から発見された(らしい)ということにちなむ名前である。
アイスクリスタル=触像水晶の意味ではないし、ほかの産地の触像水晶をアイスクリスタルと呼ぶわけでもないをので、念のため。
 

Eisenkiesel

アイゼン……なんだろう? 読み方不明!

鉄石英……酸化鉄を含み赤褐色や黄褐色を呈する石英塊のことらしい。
海外サイトで検索すると右のような赤い水晶もヒットする。表面が鉄でコーティング赤いものは、
Eisenkieselとは呼ばないらしい。
参考サイト(海外)

海外サイトでこの名前を見かけたのは、黒に赤い筋の、十勝石っぽいタンブルだった。(こちらこちら
  アガペー・クリスタル
Agape Crystal
どうやら、あたらしくつけられたスーパーセブン別名らしい。
クリア・スモーキー・アメジストの3色混じり水晶にゲーサイト、レピドクロサイト、ルチル、カコクセナイト入りで、産地はブラジル・エスピリトサント州というところまで同じ。誰のネーミングかはわからないがTM付。
アガペーとは、神の人間に対する愛(無償の愛)という意味。
説明はこちら(海外サイト)とこちら(海外サイト
アグニタイト
Agnitite
例によってヘブン&アース社、ロバート・シモンズ氏のネーミング。
アフリカ沿岸の島(どこかちゃんといって欲しい!)で見つかった赤いヘマタイトが混じった水晶。
写真で見かけたのはかけら状石で、全体的にヘマタイトで赤いのではなく、クラックしみこみ、または刷毛ではいたように赤い色が混じる感じ。

 マダガスカル産とのこと

「レア」と強調されているが、そこらへんは売り出しのお約束でしょう。

それにしても、アグニ・ゴールド・ダンビュライトといい、シモンズ氏は「アグニ」というネーミングがお気に入りなのだろうか。

ヘブン&アース社の説明はこちら
     

ヒーラー・プロデュースのブランド水晶についてひとこと。
ロシアンレムリアンなど、「ここ」の水晶は特別だ、といいながら、その産地がどこか明かされないケースが多い。
上記のアグニタイトもそうで、「アフリカ沿岸の島」と実にいい加減にぼやかしている。
おそらく、産地を詳細に開かすと、他の業者も買い付けてしまい、独占的に扱うことができなくなると言う、商売上の都合によるものだろう。
(1社だけが扱っていれば、出荷調整したりして「レア」を演出できるが、いろんな業者が一気に売り出してしまえば、値崩れを起こす)

しかし、逆に「ここで採れた水晶だけが独別、よその水晶を同じ名前で呼んではいけない」というのなら、産地をしっかり明かし、こういう水晶だと産地と水晶の特徴を限定しないことには、見た目ちょっと似ている偽物(ごまかし)水晶を防ぐことはできないのではないだろうか。


買う側も少し考えなくてはならない。
産地と特徴がしっかり説明されず、しかも「偽物がある」という情報に踊らされるために、ネーミングしたヒーラーや会社が扱う水晶が「本物」。挙げ句の果てには「正規代理店」というものも現れる始末だが、石のパワーというものは「名付け親のヒーラーが扱っている石だから」、「正規代理店のものだから」パワーがあるのではない。
真相は、ヒーラーが「パワーがある」といったからそういうことになって人気が出たのだとしても、パワーストーンの原理では、石はもともとパワーを持っていて、ロシレムなどは特にそのパワーが強くて、名付け親のヒーラーはそれを読みとって紹介しただけ。ヒーラーの手を経ていなくても、ちゃんとそこの産地の水晶ならばパワーがあるというのが
お約束

それをしっかり覚えておかないと、まるでヒーラーが石のパワーや効果をもたらしたもののように勘違いしてしまい、「正規の石ならば」とありがたがっていると、商売上の都合にのせられることになるので注意したい。

……というか、パワーがあるというなら、それがどこで取れたどんな水晶なのか、気になりませんか?
アゼツライト
Azeztulite

ロバート・シモンズ氏によって(TM)が付けられている。(TM)とは?

こちら(海外サイト)では、シモンズ氏が連発するTMについての議論がなされているもよう。
興味深い情報もあるような……(英語力に乏しいので、内容を追い切れません。自信のある方お願いします……汗)


アゼツライト年表
最初はすでに絶産の
レアな石扱いだったのに……
1970年(または1976年)
ノースカロライナでアゼツライト発見

30年後(2000年頃?)
バーモント州でアゼツライト発見(ニュー・アゼツ)
※国内では2001~2002年ごろから名前を聞くようになった。

2005年ごろ?
サチャロカ・クォーツ
(初期はサチャロカ・アゼツとされていたが後にアゼツライトではないと言われるようになった。 ※2005年時点で名前を聞いているので、お目見えはもう少しさかのぼるかも)

※同時期にコロラド・アゼツの名前を見かけたが、詳細がわかる前に見かけなくなった。

2006~2007年冬
アゼツライトゴールデンヒーラー(ノースカロライナ)

ゴールデンオーラ・アゼツライト(バーモント)

2007年頃
サチャマニ・クォーツ
※アゼツと考える説と考えない説あり

2008年5月
サンダローザ・アゼツライト(ノースカロライナ)

2008年秋
ゴールド・アゼツライト(ノースカロライナ)

ロードアゼツ(コロラド)

2009年春
ヒマラヤ・ゴールド・アゼツライト
2010年 秋
ヒマラヤ・レッド・アゼツライト


2011年春ごろ
ヒマラヤレッドゴールドアゼツライト

2011年 秋
サチャロカイエローアゼツライト
サチャロカローズアゼツライト


2012年 春
アムアゼツ

(アゼツライト アルターストーン?)
……春秋に新作を出しているっぽい……。
ノースカロライナ州で産出する水晶(石英)
Naiisha Ahsian氏がリーディングで
「Azez」を名乗る存在につながるというイメージを得たことからアゼツライトの名前がある。
鉱物としては水晶だが、メタフィジカル(またはクリスタルヒーリング)な視点から見ると、特別なパワーがある石ということ。
( 海外サイトでは、「アゼツライトは水晶に対して付けられた形而上学的な名前である」と明記されているところが多いのに、国内サイトでは、「水晶である」という説明がないがしろにされて、パワー面に偏っているのが気になる。)

アゼツライトの名前を付けた、Naisha Ahsian氏とRobert Simmons氏が関係している会社、Heaven & Earth社が独占的に販売しているらしい。
商標登録申請中だとか……。

まず、アメリカのノースカロライナ州で発見されたと言われ、その後、バーモント州、コロラド州、インドのサチャロカ僧院の近くで産出しているという。
当初は
初期の頃は、限られた量の産出で「すでに閉山した」「レアな石」といわれていたが、アゼツライト・ゴールデンヒーラーやサンダ・ローザ・アゼツライトなど、新しいタイプのアゼツライトが続々産出しているもよう。

見た目は普通の石英(結晶形ではない塊状)であるため、他の産地の水晶をアゼツライトと称して売っている場合もあるらしい。(参考・海外サイト)
鉱物的には普通の水晶なので、鉱物系ショップからは警告が出されている。

ノースカロライナ(NC)産
一番最初に見つかったとされる産地。
1976年頃、ベリリウム鉱山で発見され、シリカを含むという記述があるが、シリカは二酸化珪素のこと。つまり水晶(石英)であればシリカを含んでいるのは当たり前

再度の検索では一時期言われていたベリリウムを含むという裏付け資料は確認できず。その他のアゼツ鉱脈とベリリウムの記述はない。
発見後二十数年、発見者のもとで保管されていて、鉱山はすでに閉山、20数キロしか発見されなかったと言われていたが、現在でも産出しているらしく、当初は白濁したかけら状のものがほとんどだったが、その後、透明なもの、結晶形のもの、黄色みを帯びた「アゼツライト・ゴールデンヒーラー」と呼ばれるタイプなど、続々登場。原石だけでなくビーズや天使のカービングなどもあり。
個人的に。「これだけ出回っていて「貴重」なんでしょうか。

Sanda Rosa Azeztulite サンダ・ローザ・アゼツライト 
2008年5月に発見(あるいは一般的に発表)された新たなアゼツライト。

Gold Azeztulite
2008年秋に紹介された自形結晶を持つ(=結晶の形をした)シトリンのアゼツライト。


バーモント産
ノースカロライナ産と区別して「ニュー・アゼツ」と呼ばれる。白濁した石英状のものが多い様子。
ビーズや丸玉などでもみかける。産出量が多いのか?
ゴールデンオーラアゼツライトと呼ばれるタイプも見つかった様子。


インド産
サチャロカ・アゼツ
と呼ばれている。
海外では「サチャロカ・クォーツ(Satyaloka Quartz)」の方が数多くヒットする。
アメリカ産アゼツとは対照的に透明な結晶もある。
Robert Simmons氏が「サチャロカ・クォーツ(Satyaloka Quartz)」として商標登録申請中との話あり。
サチャロカクォーツは、アゼツライトではないとも言っているとか。

2007年、サチャ・マニ・クォーツも登場(国内サイトでは「サチャマニ」と表記されていますが、綴りを見るとサチャ・マニの方がふさわしいように思います。

ヒマラヤ・ゴールド・アゼツライト
2009年春に紹介されたアゼツライト。見た目は山吹色系イエローの塊状石英か珪岩っぽい。
北インド産

●コロラド産
一時期アゼツライトとした紹介されたが。最近は見かけない……。
「Azeztulite Fantasy Crystals」とも呼ばれているらしい。
ノースカロライナ、バーモント産には塊状が多く、サチャロカには透明な結晶があるのに対し、コロラド産は、白濁したミルキークォーツの結晶であることが多い。中には半分がアメシストがかっているものもある。
(他の産地のアゼツライトとは少し異なるという記述も見られる。)
色・形状、アメシストが混じる特徴を総合すると、かつて「メテオラ・クォーツ」と呼ばれたのと同じ白いアリゲーター・スキンの水晶に似ていて、産地は「Ouray郡」とその周辺ではないかと思われる。(メテオラ水晶についてはこちら


Rhodazez
2008年秋に紹介された新たなアゼツライト。
化学組成は不明。水晶(石英)ではないような気もする)。



ノースカロライナ産、バーモント産のみがアゼツライトであるとして、 Heaven & Earth社が2007年4月に登録商標を申請中とのこと。
(申請取り下げ説もあり)

※ここでは筋違いの話題だけれど……アゼツライトの意味(効果)に「マヤの記憶」「インカ」という変な説明を発見(国内サイト)。マヤ(メキシコ)とインカ(ペルー)では場所も違うし、アゼツライトは南米では出ていないはず。不思議……。
  アゼツライト アルターストーン
Azeztulite™ Altar Stones
気が付いたら、あった新顔アゼツライト(2012年7月)
……春秋に新作が出ていることが多いので、2012初の新作だろうか?(いつごろお目見えしたかをご存知の方、教えてください!)

詳細不明。情報募集中!
.アゼツライト・ゴールデンヒーラー
Azeztulite Goldenhealer
酸化鉄の内包またはクラックに酸化鉄がしみこんで、全体または一部分が黄色く見えているアゼツライトのこと。

「ゴールデンヒーラー」のネーミングは、A・メロディ氏。
「アゼツライト」のネーミングはNaisha Ahsian氏。
下の「エレスチャル・スーパーセブン」のところでも述べたが、考えも立場も違う二人のネーミングが簡単にひとつになるとは考えにくい。よって、この名前は商業的に付けられた可能性があるのではないかと疑っていたが、トレードマーク(TM)表示があるようなので、Naisha Ahsian氏またはRobert Simmons氏によって付けられたものらしい。
他人のネーミングを取り入れてしまうのはどうかと思いますが……。

また、ゴールデンヒーラーとは、内包物や表面の天然コーティングによって金色に見えている水晶のこと。(私の理解が正しければ)水晶を金色に見せている成分を指すのではない
よってアゼツライトゴールデンヒーラーで見かける
「ゴールデンヒーラーが入っています」などという説明は、実は変。

「アゼツライト」は、ヒーラー(?)、Naiisha Ahsian氏がリーディングでアゼツという「天使(存在?)につながるイメージを得たとか、アゼツのお告げ(?)によって発見されたと言われており、故に「アゼツライト」の名前が付けられている。少なくとも、一番最初に世に出た「ノースカロライナ産アゼツライト」はそういうことになっていた。

最初は限られた量しか見つか無かったとされていたアゼツライトだが、その後バーモント州、インド、そしてこのたびインド北部のヒマラヤからもアゼツライトが出たという。

そこで疑問。これらの新しく出てきたアゼツライトと「アゼツ」の関係はどうなのだろう?
後続のアゼツライトも、「アゼツ」がお告げを下して発見させたのだろうか? たまたま見つけた石だが、リーディングしたらやはり「アゼツ」につながったのだろうか?……そういう情報は見かけないように思うのだが……。

アゼツライトの命名の由来からすると、アゼツと関わりがなければアゼツライトではないはず。
なんだか、「アゼツライト」がブランド名化し、アゼツに関わりなく「アゼツライト」と名前を付ければアゼツライトなんだ……という本末転倒なことになっているような気がする。

後続アゼツライトと「アゼツ」が関わっているという情報を見かけた方、ご一報お待ちしております!
アトランティア・シード
アトランティアン・シード

Atlantean Seed crystals
レーザー状または先細りのカテドラル状結晶で、根本まで「アイス・クリア」と呼ばれるような透明なもの。ブラジルのミナスジェライス州で産出するという。
スモーキーで透明度があり、長柱状の結晶のことをアトランティアシードとしているサイトもある(海外)。
全体的に、透明度の高い、ほっそりしたカテドラル状の結晶が多いようである。
アトランティアン・スターシード
Atlantean Star Seed Crystals
レムリアンの次はアトランティスですか……とちょっと言いたい。

「このような形」と説明しているところがないので、ひたすら画像検索してみた結果を傾向としてまとめてみると、「透明度に優れた無色のレムリアンシード」という感じ。
つまり、すっきりした単結晶で、一面おきの柱面にバー・コード(横筋/成長線)が刻まれているもの。
レムリアンシードが、表面がややマットでほんのりピンクに色づいているものが多いのに対し、アトランティアン・スターシードは、表面はつややかで無色透明。

レムリアンシードの産地がSerra de Cabralであるのに対し、アトランティアンの方はSerra de Minasであるとするところもある。
アトランティアン・テンプル・クォーツ
Atlantean Temple Quartz
シトリンや淡いスモーキーなど、色つきで透明度のあるカテドラルを指しているらしい。
その形状も、いくつものポイントが一つになり、たくさんの錐面を持つタイプが多い?

くわしくはこちら(海外サイト)
アナンダライト
(Anandalite)
レインボー・クォーツ(※・クラックに虹が出たレインボーではない)にヘブン&アース社が新しく付けた名前)

チタンによるものという説明を見かけたが、別説では微細なファントム層による干渉とのこと。詳細はいまだ不明。
African Energy Quartz
アフリカン・エナジー・クォーツ

ザンビアン メディスンクォーツ
Zambian Medicine Quartz
アフリカ、ザンビア産の水晶。表面はややマット。
参考(海外サイト)

ザンビアン・メディスンクォーツと同じものか?
アホーアイト入り水晶

水晶の中に青緑色のアホーアイトが内包された水晶。世界で唯一南アフリカのメッシーナ鉱山でのみ産出。すでに鉱山が閉鎖されているため、コレクター垂涎の的。
パパゴアイトが一緒に内包されたものもあり、こちらはさらにレア。

アクセサリーなどに使われるカットされた石(均一な半透明ミントグリーン)は、水晶ではなくカルセドニー。
丸玉加工されたもので、アホーアイト入りとして売られていたが、その後の鑑別でアホーアイトではなかった例もある。
塊状の透明感のない水晶のひびににアホーアイトが入った「ラフ」として売られているのは、
アホーアイト入りではなくてクリソコラ入り。
→参考サイト(海外)
これが本当のアホーアイト。ファントム状に薄く内包されており、拡大すると繊維状の結晶が見える。
ファントムで繊維状という特徴を覚えておくと、他の「アホーアイト」の不自然さがわかる。(写真は友人提供)

石英のクラックに緑色の「アホーアイト」が染みこんだような感じ。
メッシーナ産だということだが、左のアホーアイトに比べると緑がきつく、アホーアイトらしい結晶も見えない。上記の参考海外サイトではクリソコラであるとしている。
これは、クリソプレース(アップルグリーンのカルセドニー。染めの場合もある)このような透明のアホーアイト色カルセドニーが、アクセサリーに加工され、「アホーアイト」として高値で売られていることがある。ファントム状のアホーアイトがこのように均一に内包されるとは考えにくい。
アミアンサス・クォーツ
Amianthus Quartz
ネットショップで見かけた名前。
この名前で売られていたのはイーグル・アイつまり、グレーのタイガーアイ(のような石)。

アミアンサス(Amianthus、またはアミアンスAmianth)は、繊維状での透閃石(つまり石綿)のこと。

アミアンサス・クォーツということは、この石綿入り水晶(石英)ということになる。
この説明ではイーグル・アイのことをアミアンサス・クォーツと言ってもおかしくはない。
一方でイタリアやフランスではビソライトと呼ばれ、オーストリアのチロル地方ではアミアンスと呼ばれるのだという説明もあり、これに従うといわゆるビソライト入り水晶がアミアンサス・クォーツということになり、イーグル・アイを同じ名前で呼んでも良いものか疑問。

※右の写真はわかりにくいが、うっすら緑の繊維状のビソライトが内包されている。
さらにブラジル産のこちら(→)の石は、遙かにアミアンサスらしい内包物である。
つまり、アミアンサス・クォーツというのは透閃石系石綿内包伸す衣装全般に用いられる名前であり、イーグルアイのみを指すのではないかもしれない。
  アマゼツ
Amazez

アムアゼツ
アゼツライト、2012年春の新作。
アフリカ産のシェブロン・アメジスト。例によってヘブン&アース社のTM付。
アフリカのどこかは不明。
※南アフリカっぽい。(こんなのが出ている。そっくり。マダガスカルからも見た目そっくりなのが出ている)
アメジスト・アゼツライトでアマゼツ(アムアゼツ)らしい。

マダガスカル産らしい。右写真とそっくりなのがアムアゼツとされているのを目撃。

ヘブン&アース社の説明はこちら(※リンク先のページの商品をクリックするとそこに説明が掲載されています)

アムアゼツ?
私はリバニーアメジスト
の名前で買った。
Amegreen.
アメグリーン
アフリカ産のプラシオライト+アメジストがファントム状に重なっているもの。
マラウィ、ザンビア産であるとの情報もあり。
ファントム状を「シェブロン」と表現している例もあるが、そこまでくっきりしていないものもある。
淡いうぐいす・グリーンにアメジストが混じった
タンブル。何となくファントム状。
アメジスタ・パウリスターノ
Ametista Paulistano
パウリスターノとは、ポルトガル語で(ブラジルの)「サンパウロっ子」というような意味合い。つまり、サンパウロ産のアメジスト。 写真はこちら
アメジストの産地としてサンパウロは大変珍しいらしい。
2005年、サンパウロの海岸山脈にあるバナナのプランテーション内で子供が、アメジストのかけらを見つけたことから、美しいアメジストの鉱脈が発見された。
1年ほど年間ほど採掘が行われたが、落盤事故などがおこったため、鉱山は閉鎖され、現在は全く採掘されていないという。
※再び見つかったという話もあり
アルプス水晶
アルパイン・クォーツ
フランス、スイス、オーストリア、イタリアにまたがるアルプス産山脈で産出する水晶。
透明度が高いクリア水晶、スモーキー、結晶が板状に積み重なってねじれたようなグウィンデルなどが有名。
スモーキー・クォーツは、標高の高いところで採れたものほど色が濃いと聞く。
アルプス水晶
アンジェリナイト
Angelinite


ロバート・シモンズ氏によって(TM)が付けられている。(TM)とは?
白色石英に炭酸カルシウムや微量のミネラルが混じった石。 (参考サイト:海外)
見た目は白い大理石または石英のかけら状。
見た目の白さから「天使のような石」という意味でAngeliniteと名付けられたらしい。(この綴りで天使だったらエンジェルナイトまたはエンジェリナイトと読むべきでは……?)


例によってヘブン&アース社のローバーと・シモンズ氏のプロデュース石。TM付き。
(TM)とは?

個人的推測だが炭酸カルシウム(Calcium Carbonate)の鉱物と言えばカルサイトであり、岩石であれば大理石となる。
英語圏では海中に生息していた古代(主に白亜紀)の微生物の残骸が堆積した地層から採れる白い土(粘土?)をCalcium Carbonateと呼ぶという話もあり(参考サイト)、要するにAngeliniteは白い粘土を内包した石英ということではないだろうか。
石英は、厳密に分析すればいろいろな鉱物を含んでいるそうで、微量なミネラルは、あまり特筆しなくても良さそうな気がする。
アンジェリン(パープル)
Angeline(Purple)
パープル・アンジェリン

ロバート・シモンズ氏によって(TM)が付けられている。(TM)とは?
金色の束状の「カコクセナイト」を内包したアメジスト(スモーキー・アメジスト)

産地の指定はないようだが、ブラジル産ではないかと思われる。ブラジル産。もしかしたらエスピリト・サント産かも。
カコクセナイトと説明されているが、鑑別に出すと、この内包物は「ゲーサイト」と判別されることが多い。

アンジェリンとして買ったものではないが、こういう石。
Ancient Dragon Quartz
アンシエント・ドラゴン・クォ-ツ
Black Dragon Quartzとも呼ばれているようす。
ネットで見かけたのは、Northglenn、Adams County, Colorado産だが、どこまでの産出がこの名前で呼ばれるのかは不明。

コロラド産スモーキーと言えば、といえば、アマゾナイトとのコンビネーションが有名。ペグマタイト鉱脈の産出で、表面がマットになっているものが多い。
アンデス・レムリアン
Andes Lemurian?
チリ産のレムリアンシードだそう。
命名者、命名理由は不明。
「ブラジルのレムリアンよりも長い時間をかけて成長した」というが、ブラジル・レムリアンがどの時代にどれくらいの時間をかけて成長したか今まで聞いたことがない。なのにそれ以上とは?
地質を比べても、ブラジルの方が古そうだが……。

情報募集中!

数キロしか採れなかったという情報もあるが、この手の情報はあまり信用できない。たいてい、人気が出るとたくさん出回る。
レムリアの名前が付いていない、「アンデス・クォーツ」もある。

Ipupiara Goddess of Waters Quartz Crystal
直訳すれば「水の女神、イプピアラ(イプピアーラ)の水晶」?
バイア州にあるIpupiaraというところで採れる水晶らしい。現地では「真水のイルカ」を意味する「Ureu-eu-wau-wau」と呼ぶこともあるのだとか。
透明度の高い水晶のほか、「エンジェルヘアー」と呼ばれる金色の細いルチルがたくさん入った水晶、スモーキーなども出るようす。
くわしくはこちら(海外サイト)
原石もポリッシュもあるらしい。
海外サイトで見たところでは、今までにブラジル産のルチル入り水晶として見ていたものに大変似ている。実は、イプピアラ産だったのだろうか?

ちなみに、イプピアラとは、アマゾン地方で伝承される水の妖精のことでもあるらしい。美しい女性の姿をしていて(人魚という説もあり)、水夫を惑わせて船を岩場に誘い込む……とか。


IpupiaraではなくてIbitiara(イビティアラ)かも。
こちらの綴りの方がルチル入り水晶の産地としてヒットする。
ただし、水の女神伝説についても同じかどうかは謎。
Indigo Child Quartz
インディゴチルドレン・クォーツ
マダガスカル産の、ころころした結晶がくっつきあったタイプの小ぶりなアメシストらしい。形状についてはエレスチャルと説明されていることもある。
フレーキー・アメシスト(Fleaky Amethyst)と呼ばれていたものに似ているような気がする。 セプターとして紹介されているもの一種ではないかと思う。(白またはクリーム色の水晶の先端や側面にこのようなアメシストが結晶しているものがある)

インディゴ・チャイルドとは、スピリチュアルな分野において、来るべき黄金時代の先駆けとして現われる、今までにとは違う行動パターンや心理的特質を示す子供のこと。これら「意識の覚醒した」子供たちが人生においてバランス良く周囲と調和して成長していくことができるようアシストしていくことが、新たな時代へのステップである……というようなイメージらしい。

同じ意味あいで「クリスタル・チルドレン」と呼ばれることもある。

この「インディゴ・チャイルド」とマダガスカルのころころアメシストがどのように結びついているのかは謎。

ウィッチズ・フィンガー・クォーツ
Witch's Finger Quartz

ウィッチズ・フィンガー
Witches Fingers


淡いスモーキー・クォーツの中に、ルチルをはじめ雲母(白雲母・チンワルド雲母)、マグネタイト、スファレライト、ヘマタイト、アクチノライトなどを内包したゴツゴツした感じの細長い水晶。すべてが内包されているのではなくて、石によって内包物は異なるらしい。

ザンビア産。


ウィッチズ・フィンガー・クォーツの名は、発見者のインスピレーションで付けられたものらしい

同じくザンビア産でトレモライト(白石綿)と雲母が内包・付着した細長い水晶が「Quartz wiith Tolemolite & Mica」として紹介されている例あり。
同じタイプの水晶であると思われる。


ロシア産のインターフェレンス(成長干渉)水晶のシングルポイントを同じ名前で呼ぶ例もあるらしい。
ウラル・レムリアン


ロシアンレムリアン・ロック

ロシアンレムリアン・アイスクォーツ
見た目産地不明の無色透明のかけら状石英。
2009年のツーソンショーでお目見えしたらしいが、ネットショップで見かけるがどこも同じような説明ばかり。
それでもいくつか情報があるようなのでまとめてみると……


ロシアン・レムリアンの鉱山(現在は閉山)の数キロ先で見つかった
●産出量が少ないレアなクリスタル
●ポイントの外側(表面部分)を削り、内部のピュアな部分だけを取り出した
●販売元はキャサリン・クラコリーチェ氏ではない
●そのために「ロシアン・レムリアン」とは呼べないので、「ウラル産レムリアン」

結晶形のものもあるようす。
ほんのり色づいているようでもあるが、ほぼ無色。レコードキーパーもあるというが、エッジがこすれ、古びた風情のものが多いロシアンレムリアンには似ていない。
※結晶形のものが無色透明なら「ポイントの外側(表面部分)を削り、内部のピュアな部分だけを取り出した」という説明は意味不明である。わざわざ削る理由がない。

2:「ロシアンレムリアン・ロック」の名称で同じような透明かけら状水晶が売られているのを目撃。ロシレムの産地、南ウラル山脈のUshny地方のロシレムの採れたエリアの近くで新たに見つかった……と説明されていた。
ロシレムはうっすらスモーキーのものが多いので、これだけ透明な「ロシアンレムリアン・ロック」は、ロシレムと同じものだろうか?
また、これがウラル・レムリアンと同じものなら、私が聞いた産地とは違うので、複数産地のものが売られていることになる。

3:最近(2012年11月現在)ロシアンレムリアンアイスクォーツの名前で透明ぶっかき状水晶を見かけるようになった。買って産地を見てみたら、ウラル・レムリアンと同じ。
その産地についてはこちら。(本当にウラル産だろうか?)

失礼を承知で思いっきり個人的意見を言わせていただくと……「うさんくさい」

理由1:キャサリン・クラコリーチェ氏は「ロシアン・レムリアンは一つの鉱山から採れるもののみを言う」と言っているが、今回の「ウラル・レムリアンは(情報通りだったとしても)数キロしか離れていないとはいえ、おそらく別の鉱山。しかも販売元はキャサリン氏ではない。ならば、なぜレムリアンだとわかったのか、そのあたりの説明が皆無
(一応、イメージ的なものとして、リーディングなりなんなり、誰かが「レムリアとつながるイメージを得た」という体裁は整えておくべきではないか……体裁だけでも

理由2キャサリン・クラコリーチェ氏の「ロシアン・レムリアン」は「一つの鉱山から……」「ブルー・エンジェル鉱山から……」といわれている割に場所が明らかになっていない。(チェリャビンスク州のUshniyではないかと言われているが)
どこか定かではない場所の「数キロ先」? それはどこ?
そういえば、ロシアン・レムリアンの隣の鉱山で採れた水晶が、「チェリャビンスカヤ産水晶」として出回ったものがあった。それすらも「ロシレムではない」と言われていた

追記:産地がロシレムの産地が近いという情報には賛成しかねる。調べてみると近いとは言えない。
    (たとえているとウラル山脈の北と南くらいには離れているようす。
    また、かけら状のものと結晶形のものが同じ産地なのかも疑問。

理由3:売られているのはほぼぶっかきのかけら状。この様子を見ると、もとから結晶の形をしておらず、塊状ではなかったかと想像する。
結晶の形をしている水晶の表面付近の白濁を除去するなら、打ち砕いたのでは歩留まりが悪すぎる。(少ししか採れなかったはずなのに)磨いて研磨ポイントの形にするのが普通だろう。
追記:結晶形のものもわずかに出回っている。
結晶形のものが無色透明なら「ポイントの外側(表面部分)を削り、内部のピュアな部分だけを取り出した」という説明は意味不明である。わざわざ削る理由がない。

理由4:本家ロシアンレムリアは…古びた風情、柱面の横筋(レムリアン・リッジ)、錐面のレコードキーパーが(見かけ上の)特徴だというのに、わざわざ特徴を取り除く理由は? なぜ、少ししか採れなかったレアな石をわざわざ割って「透明でピュアな部分を取り出すのか、その理由が全く説明されていないので、もとは、ロシレムには似ていない(ロシレムとは思えない)水晶であることを隠そうとしているようにも思える。

理由5:ロシレムにはややスモーキーがかったものも多い。「ウラル・レムリアン」が無色透明なものばかりなのも気になる

理由6:「ロシアン・レムリアン」は登録商標であるため……という説明があるが、ロシレムに付いているのは「TM」で、これは登録商標を示すものではない。(TMとは?)
そのあたりをしっかり理解していない説明はちょっと……。

また、「Ural Lemurian」で検索しても海外サイトがヒットしてこないのも気になる……。
日本の業者が「インスピレーションで」付けた名前だという噂あり。
      
レムリアンというネーミングを使っているあたり、インスピレーションと言うより、商売根性と言いたい気が……。

エベレスト・クォーツ
Everest Quartz
エベレスト・クォーツ……と聞いたら、どうしたってエベレスト、まあ、あの山のてっぺんではないだろうけれど、エベレストが座すクーンブ・ヒマール山域で採れた石だと思いますよね?
……が、説明を読むと
カンチェンジュンガで採れた水晶だと言うじゃありませんか。※細いクラスター・タイプではなくて最近見かける幅広とんがりタイプ

違います。
エベレストとカンチェンジュンガは離れてます。山域も別です。

距離で言うならガウリシャンカールの方がよっぽど近いです。(地図)
正しく名前をつけていただきたい!

※ごくわずかですが、エベレストの山域(クーンブ・ヒマール)の水晶も売られています。
エレスチャル・スーパーセブン.

レピドクロサイトやゲーサイトが内包された水晶のビーズ。
少し前までは「エレスチャル」のビーズとして売られていたが、最近は「エレスチャル・スーパーセブン」と名前が長くなった。
要するに「エレスチャルとスーパーセブンの要素を兼ね備えた」という意味(ショップが勝手に付けた商品名)で用いられているようである。

……夢を壊してしまうようですが、KURO的には「エレスチャル・スーパーセブン」という名称は「商品名」認定させていただきます。
なぜならば、「エレスチャル」の名前はクリスタルヒーラー・Kラファエル氏によるもの。
「スーパーセブン」はA・メロディ氏。別名を「メロディ・ストーン」と呼ばれる、メロディ氏に関係の深い石です。
同じクリスタルヒーラーであっても、考えもスタンスも違うお二人が、お互いのネーミングをひとつにしてしまうわけがありません。
ついでにアメリカではこんな名前はないそうです。というわけで、「商品名」。
エレスチャルでスーパーセブンな石がないとはいいませんが、エレスチャルという石の形状を考えると、ビーズになって大量に出回るのは難しいでしょう。   くわしくはこちら


(2011年 秋)ネットで、アメジストエレスチャルスーパーセブンだとか、アメジストスーパーセブンなるなが~い名前を目撃。
すでに述べている通り、エレスチャルとスーパーセブンを一緒に一緒にするのはおかしいですが、それにアメジストがくっつくとさらに変。
なぜなら、名前の一部にスーパーセブンを入れるなら、アメジストが混じることは当たり前。なのになぜわざわざアメジストとつけるのか。「アメジストが混じったアメトリンです」とかアメジスト・アメトリンと言っているのと同じへんなことになるのではないでしょうか?
エレスチャル・ハーキマー

何がなんだかわからないかもしれないが、要するにスケルタルで表面つやつやきらきら
ハーキマー・ダイヤモンド(ニューヨーク州・ハーキマー産)は、サイズが大きくなると、内部が層状になったスケルタルまたはエレスチャルと呼ばれる形状のものが多くなる。
ハーキマーは産地による名前、エレスチャルは形状についての名前なので、エレスチャル・ハーキマー(本当はエレスチャルタイプ・ハーキマーの方がいいと思うが)があってもおかしくないのかもしれないが……。

ネットで見かけた説明によると、メキシコ産のエレスチャル(スケルタル)で、表面の照りが良いものを指すようである。

ここで
ハーキマー・ダイヤモンド(略して単にハーキマー)は、ハーキマー地区(鉱山)で採れるものに付けられた名前なので、メキシコ産をハーキマーと呼ぶのは間違い。(念のため)
エンジェルオーラ・アナンダライト
Angel Aura Anadalite
インドの天然でレインボーが現れる(※クラックに出る虹ではない)水晶に、ヘブン&アース社が「アナンダライト」の商品名を付けたが、水晶にプラチナと銀を蒸着させて虹を出したコーティング水晶を「エンジェルオーラ・アナンダライト」と呼ぶ場合もあるらしい。
普通にエンジェルオーラでよいと思う。
エンジェル・スターズ ダンビュライトの上をドゥルージー・クォーツが覆い隠したもの。メキシコ産。
白や半透明だけでなく、黄色っぽいものもある。
ネットで見た「エンジェルスターズ」は、ドゥールージーよりも「バーナクル」という感じだったような。

クラスター状のダンビュライトを水晶が覆ったものもあり、Drusy Quartz on Danburiteとして売られている。
エンジェル・ブレッシング
シャトー・クォーツ
針状結晶


アーカンソー州産で、チタンガスが内包されているといわれる水晶。
チタンガスではなくアラゴナイト内包説もあり。

普通のかたちの結晶に半透明~ごく淡い白い濁りが入ったり(右写真上)、羽毛状の白いインクルージョンが入ったタイプもあるが、先端が無数の針状に結晶したものもある。


シャトー・クォーツは、先端が無数の針状に結晶したものを指すようす。(右写真下

まるで剣山のような針状結晶(これがシャトー・クォーツ?)
  エンジェルラダー・クォーツ
Angel ladder quartz

クレパスキュラー・クォーツ
Crepuscula quartz

ブルーゴースト・インクルージョン



※クレパスキュラーとは、「薄暗い」というような意味で、エンジェルラダーのような状態は「クレパスキュラー・レイズ」という。
雲間から差し込む光のような……というネーミングなら、略さずクレパスキュラー・レイズ・クォーツ」というべき?

一見、普通の透明水晶、あるいはうっすら白濁したミルキークォーツだが、青白いLEDのペンライトで照らすと、他のひびや普通のミストは白く反射するのに、何もないように見えるところに、青白く輝く筋やもやが見える水晶。

これが、雲の隙間から差し込む光の筋のようだというので、エンジェルラダー(天使のはしご)とかクレパスキュラーと名前がついた。

ブルーゴースト・インクルージョンは2012年末に最初に買ったアフガニスタン産水晶についていた名前。
エンジェルラダーやクレパスキュラーと呼ばれているのはブラジル産で、2012年より後で話題になり始めた。

ものすごく希少! と宣伝されているが、探せば見つかる。多くは「B級」扱いされている水晶なので、見付ければおトク価格で手に入るかも。
強めの青白いペンライトで、ほんのり白濁した水晶を狙って探すのがポイント。

ブログに載せられた情報によると、こういう水晶があるのは以前から知られていて、青白い以外にも赤っぽく光るのもあるとか。

原因については、おそらく結晶のひずみでできたひび未満の隙間に、ミルキークォーツの白濁の原因(微細なアルミナや液胞)が集まったためではないかと考えられる。

クレパスキュラー・レイズ・クォーツの大きい写真と記事はこちら
ブルーゴースト・インクルージョンを買ったときの記事はこちら


 
  オーラライト
Auralite 


オーラライト23
Auralite-23

スーパー23
Super-23


Auralite 123 &
Auralite 23


ロシアンレムリアンの販売元・デイビット・ガイガー氏のプロデュース石。
オーラライト23の表記やスーパー23という別名もあるらしい。
……写真を見る限りでは「カナダ産のシェブロン・アメジスト」と言う感じ。

この手のアメジスト(時に先端がレッドアメジストになっている)が出るのはケベックあたりだと思われる。
 カナダ、オンタリオ産との情報あり
カナダのBoral Forest(北方林)の北部地域で採れるという説明もある。
ケベックならば、北方リンの北部地域にあたる地域があるので納得。

アメジスト、シトリン、ミメタクト化した(あるいはミメタクト鉱物による)緑のファントムになっており、X線解析するとAg, Au, Al, Ba, Be, Bi, Ca, Cd, Co, Cr, Cu, Fe, Hg, K, La, Mg, Mn, Mo, Na, N, P, Pd, Pb, S, Sb, Sc, Sr, Th,Ti, Tl, U, V, W, Zn, Zr.が検出されたとか(※一つの石から出たのではなく、複数のピースで検出された物のトータルらしい)、チタナイト、カコクセナイト、レピドクロサイト、アホーアイト、ヘマタイト、マグネタイト、パイライト、ゲーサイト、パイロリューサイト、金、銀、プラチナ、ニッケル、銅、鉄、褐鉄鉱、スファレライト、コーベライト、チャルコパイライト、ギラライト、エピドート、ボーナイト、ルチルを含むとかこの石は12億歳であるとか説明されている。
ただし、写真で見る限りは紫の濃淡と白によるシェブロン・アメジストである。

参考サイト(海外) 参考サイト2(海外) 

水晶は、X線解析するといろいろな鉱物の反応が出るので、ここで挙げられた数々の元素が出ても不思議ではないと思う(X線解析では、一定以下の反応は切り捨て……というかあまりにも微量であるとして問題にしないのだとか)。

含まれる鉱物の方はかなり疑問。
スーパーセブンのように見た目内包物ありとはっきりしているなら、それが何かと判別のしようもあるし、その部分を解析することもできるだろうが、見た目透明度に乏しいアメジストのどこに、これだけの鉱物が入っているとわかるのか。

X線解析で数々の元素が検出されたことと、それがこういう鉱物であるという判別は話が別であると思う。
たとえば、ここにはゲーサイトとレピドクロサイトが挙がっているが、この二つは成分が同じ、結晶の仕方がちょっと違う同質異像の兄弟石。鉱物の形が見えていないものが判別可能なのだろうか。
また加えてリモナイトの名前もあるが、リモナイト(褐鉄鉱)は今では正式な鉱物名ではない。ゲーサイトかリモナイトのいずれかだが、泥状で判別しがたい場合に、便宜上まとめてリモナイトと呼んでいるという。
つまりこのままではリモナイトは鉱物の数としてカウントできない。(土地らかわからないがゲーサイトかレピドクロサイトのどちらかだから)

あとは、ヘマタイトやゲーサイト、レピドクロサイト……と酸化鉄がこれだけ挙がっていて単体の鉄の状態の内包があり得るのか。(アホーアイトと単体銅が両方内包されているのは見たことがあるけれど)

さらには、アメシストにルチルが内包されるのかがやはり疑問。

たしか北アメリカ大陸の北の方はかなり古い地質なので、12億歳というのもあり得るかもしれないが、その場所の地質が古くても、水晶自体が古いとは限らない(ずっと後になって結晶したかもしれないから)と思うのだが、どうやって確認したのだろうか。


カーサ・クリスタル
John of God(神のジョン)と呼ばれるヒーラー、ジョー・デ・ファリア(ジョアン・デ・ディアス:Joan de Deus)が、エナジーを注入したといわれる水晶。
石としてはブラジル産らしい。すべてポリッシュ。


水晶や他の石のポリッシュ・ポイントの他、ペンダントヘッドなどもあるようす。
見た目は、普通の石・アクセサリー。
ガイア・クォーツ (ブラジルの)レムリアンシードと同じ鉱山で採れるが、レムリアンシードとは波動が違うらしい。見かけた写真は、これと言って特徴のなさそうな白(透明)水晶。
”シトリンカラーの小さなインクルージョンが入っているのが特徴的”との説明もあり。
ロシレムの命名者・キャサリン氏が命名したらしい。

Gaia Quartzで検索してもヒットしないので詳細不明。情報募集中!
カイラス水晶
(ロータス・クォーツ
チベットにありチベット密教、ヒンドゥー教、ジャイナ教など数々の宗教の聖地とされるカイラス山で採れたとされる水晶。

透明なもの乳白色のもの、わずかにスモーキー、黄色くコーティングされたものがあるが、形はネパールのヒマラヤ水晶にはあまり似ていない。
ビーズに加工されるものではルチル入りやガーデンもある様子。

カイラスのくわしい情報はこちら。

ルチル入りのビーズがあるが、ルチル入りの原石を見たことが無く、ネパール、インドの水晶ともに「ルチル」と断定できる内包物を持つものがないので、(ネパール産でルチルと言われているものは角閃石かドラバイト)産地の場所からしてカイラスにルチル入りが出るのかどうかはやや疑問。
ただし、パキスタンのギルギットあたりでは、ルチル入りが産出する。
今後、ルチル入りとわかる原石を見るまで、個人的に判断は保留ということに。


チベット産と表記され、詳しい産地を聞いたところ「カイラス」と言われた水晶(クラスターもあり)に、ルチルの内包を確認。実物を見たので、ショールではなくルチルであることはかなり間違いないと思われる。
カイラス山の採掘許可など疑問な点もあるが、一応、カイラス産水晶にルチル入りもあると言うことで。ただし、ほんの少し内包されているだけで、以前ビーズで見かけたような色合いや密集具合ではなかったことを、注意書きしておきます。
カコシータ
カコシッタ


ポルトガル語で「カコクセナイト」のこと。
転じてカコクセナイトを内包するアメジストのことを指すらしい(特に金色に見えるゲーサイトが内包されているもの)。

ここで注意したいのは、この説明では金色ゲーサイト=カコクセナイトと言っているのではなくて、「金色ゲーサイト入りアメジスト」=カコクセナイトということ。

カコクセナイトはスーパーセブンの要素の一つであるが、スーパーセブンという名前が有名になる前は、内包物をたくさん含むこの水晶を指す名前がなかったので、一番目立つカコクセナイト(カコシッタ、カコシニッタ、カコシータ)の名前で呼んでいたのだという。
スーパーセブンの名前が有名になってからは、スーパーセブンと呼んでいるところが多い様子。
現在でも、ゲーサイト入りのアメジストが、単に「カコクセナイト」という名前で売られていることがある。

「カコクセナイトは、アメジストやクリアクォーツに(金色の短針状・繊維状に見える)ゲーサイトが内包されたもの(内包された石全体のこと)」とする説明がありますが、カコクセナイト(cacoxenite)は鉱物として存在します。
水晶の中の金色の針状内包物がゲーサイトか(鉱物としての)カコクセナイトかは、両方の説があって、はっきりしませんが、最初の説明によって「カコクセナイトという鉱物はない」、としてしまうのちょっと違うのではないでしょうか。

これは、パワーストーンの分野で「ルチル(金紅石)入り水晶」を略して(?)「ルチル」と呼んだり、それがエスカレートして針状内包物入りを全てルチル(ルチル・クォーツ)と呼んで(正しくはありませんが)いるようなもの。
しかし、だからといって、「ルチルが入った水晶をルチルと呼ぶ。ルチルという単体の鉱物はない」とは言いません。

鉱物と宝飾の分野では、同じ石の名称でも示す範囲が微妙に違っていたりします。
パワーストーンやクリスタルヒーリングでは、鉱物学・宝飾両方の名称が使われ、さらにヒーラーが独自につけた鉱物名っぽい名前や、風水の分野から中国名も入り込んでいます。
気を付けて理解しないと、とんだところで勘違いするかもしれません。

カコクセナイトは含水鉱物で低温生成であるため、水晶(石英には内包されないのではないかという説あり
グリーン・エレスチャル.
レイキ・クォーツ


マダガスカル産のエピドート入り緑水晶のこと。(エピドート以外にも緑泥、セラドナイト、など他の緑色の鉱物の内包説あり)
レイキ・クォーツと呼んでいるところもある。
写真は
こちら
※グリーン・エレスチャルは見た目そのままでわかる気もするが、レイキ・クォーツは、再度検索してもヒットしないので、一部のショップのオリジナル・ネーミングである可能性あり。
グレイシャー・クォーツ
Himalayan Glacier Quartz
ヒマラヤ・アイスクリスタル
Glacierは「氷河」の意味。
クンダリニ・クォーツ
(クンダリーニ・クォーツ)
Kundalini Quartz

 コンゴ産のシトリン、もしくはスモーキー・シトリンのこと。
この産地のシトリンはナチュラルな発色である。
キャンドルクォーツのような形状が多い。

Lwena鉱山産という説あり。

コンゴ川流域の水晶(シトリン以外も含む)であるとするところもあるが、海外サイトで見かけるのはコンゴ・シトリンであることが多い。
スモーキー・ファントムとヘマタイトを内包するシトリンという説明も見られる。

写真はこちら
ゴールデンオーラ・アゼツライト.
ロバート・シモンズ氏によって(TM)が付けられている(TM)とは?
ニュー・アゼツ」の産地であるバーモント州で「この冬(※たぶん2006~2007の冬)」見つかった、白濁したかけら状の石英がgolden micaeous mineral coating (金色の雲母状の鉱物でコーティング)されたタイプのアゼツライト。
※micaeousはmicaceousの綴り間違いかも?

ノーズカロライナ産アゼツライトに黄色い色味が入ったものは「アゼツライト・ゴールデンヒーラー」、対してバーモント産のは、金色の雲母状の鉱物が部分的にくっついた(コーティングした)もので「ゴールデンオーラ・アゼツライト」
わかりやすいと言えばそうなんだけれど、「ゴールデンヒーラー」のネーミングは、A・メロディ氏。ゴールデンオーラと呼ばれる金属蒸着の水晶は、別に存在する。
このように他人のネーミングや他の商品名をホイホイ取り入れて名前を付けると、ヤバいのではないでしょうか。シモンズ氏。ご自身のネーミングには(TM)を付けていらっしゃいますが。
Golden Green Inspiration Quartz
ゴールデングリーン・インスピレーションクォーツ
ブラジル、バイア産。
アクチノライトだと説明されている繊維状内包物を大量に内包し、全体が黄色がかった緑になっている水晶。
エレスチャルと説明されているのも見かけるが、通常のエレスチャル(骸晶の一種)ではなく、繊維状内包物のために部分的に複雑な形状になっているのだと思う。


参考(海外サイト)※オークションサイトなのでリンク切れする可能性あり
ゴールデンフィッシュ・イン・クォーツ ヘマタイトの赤い薄片が内包された、ブラッドショットのこと。
この赤を金魚に見立てたのだろう。
「goldenfish in quartz」で検索してもヒットしてこないので、国内ネーミングかも。
ゴールデンフィッシュ……などと気取らずに「金魚入り水晶」の方が楽しいと思うのだが。
ゴールド・アゼツライト.
Gold Azeztulite

2008年秋に、ロードアゼツとともに紹介された、新しいアゼツライト。
海外のオークションサイトで写真を見たが、見た目は普通の自形結晶のシトリンそのものである。(Natural Golden Citrine Crystal!と紹介されている)

ノースカロライナ産
結晶形のほか、塊状のもの、スモーキーがかったものもあるようす。

参考サイト(Heaven &Earth社のカタログ。PDFファイル)

わかりにくいけれど、うっすら黄色


  サウラライト・アゼツライト
Sauralite Azeztulite
(New Zealand Azeztulite)
ソーラライトとも表記されていたが太陽のソーラーは(solar)なので、関係ないと思う。
別名ニュージーランド・アゼツライトとなっており、ニュージーランド産であるらしいがヘブン&アース社の常で詳しい産地は不明。
見た目は短柱状アメジストに白濁した白い層がかぶさっていて、上から見ると白い小粒クラスターに見える。

ヘブン&アース社の説明はこちら(画像)


産地などの情報募集中!
サチャ・マニ・クォーツ.
Satya Mani Quartz
※一般にはサチャマニと続けて書かれていますが綴りがSatya Maniなので、サチャ・マニと表記します。
南インド産(サチャロカと同じ地域)の透明~半透明の石英。南インドのどこであるかは詳細不明。
アゼツライトの命名者、ロバート・シモンズ氏の命名らしい。
アゼツライトの新しい形、またはサチャ・マニ、サチャロカ、アゼツライトは近しい関係であるとか。2007年12月現在、石英状のものしかみかけないと思う。
サチャ・マニはサンスクリット語で「真実の真珠(
pearl of truth)「真実の宝石(gem of truth)」と言う意味になるらしい。
参考(海外サイト) 
参考2(海外サイ
・オークションページなので、リンク切れの可能性あり)
サチャロカ・アゼツ.
Satyaloka Quartz

サチャロカ・クォーツ
Satyaloka Quartz

南インドのサチャロカ僧院周辺で採れた水晶(アゼツライト)サチャロカは、仏教寺院ではなく宗教的コミュニティのようなものらしい。
海外サイトではSatyaloka Quartzの方が多くヒットする。
どうやら、特定の水晶に名付けられた名称ではなく、サチャロカ周辺で産出する水晶一般をサチャロカ・クォーツというらしく、原石、ポリッシュ、さざれ、アクセサリー加工いろいろなタイプの水晶があるらしい。※偽物混入疑惑あり。

最近では、塊状の石英で黄色(シトリンではないっぽい)のサチャロカ・イエロー・アゼツライト、それより深いところで採れたというサチャロカ・ローズ・アゼツライト(写真で見る限りはローズというよりオレンジ)も売られている。

アゼツライト
参考サイト(海外) 参考サイト(Heaven &Earth社のカタログ。PDFファイル)

追記:satyalokaはサンスクリット語で 「現実、真実の平面("Plane of reality, truth.")」と言うような意味らしい。
 
サチャロカはすごい場所だ、そこの水晶だからパワーがある……とかいいながら、いったいそれがどこなのかわからないのが長年不満でした。
あちこちで「南インド」と言ってる割に、南インドのどこなのかの説明がない!……説明してる人も知らないんじゃないかと勘繰りながら
ちまちま調べてみました。
私が調べた結果では、サチャロカはここらへん(
サチャロカというのは、カルキ・バクワンというサイキックの人のリトリート(修養院……コミュニティみたいなもの?)のようです。
南インドはこういうリトリートが多い土地柄だそうで、そういう意味で「すごい場所」なのかも?
アゼツライトの販売元ロバート・シモンズ氏とカルキ・バクワン氏の関係は不明。

いや、ここじゃなくてこちら……という方情報募集中!
サチャロカ・ローズアゼツライト
Satyaloka Rose Azeztulite
要するに、サチャロカで採れたローズクォーツ。
いや、説明ではローズクォーツと書かれてないからクォーツァイトの可能性もあるかも?

……ところで、いろいろ説明を拾い読んでいると、「サチャロカ山域( Satyaloka mountain region of India)で採れたと書かれているのを見かける。
えーと、サチャロカは、上でのべたように僧院(コミュニティ?)ではなかったか? グーグルマップで見ると、サチャロカの位置は、平地で、山脈と言えるような場所からは目測で10キロは離れているように見えた。
どこからどこまでをサチャロカと言っているのか。 
サヘートマヘート産水晶 仏教の八大聖地のひとつで採れたすごい水晶……みたいな説明で見かける石。

サヘートマヘートは、サヘート(祇園精舎)とマヘート(舎衛城)の二つの遺跡から成る場所。
平家物語の冒頭「祇園精舎の鐘の音……」の祇園精舎のこと。
仏陀がこの地で教えを説き、阿弥陀経などもここで説かれたという。
ところで、こんな場所で水晶を掘らせてくれるものでしょうか?

※仏陀生誕の地と説明しているところも見かけたが、生誕地はネパールのルンビニとされる。

 
サラード
Salado Sarado

2007年後半、ブラジルのミナスジェライスで採掘された触像水晶の一種。
ふつう触像水晶は、錐面柱面双方が溶けて丸みを帯び、ものによっては「▽」が現れたりするが、サラードは錐面は無傷なのに、柱面の角が溶けている。
大変透明度が高い。
「Salado」は、ポルトガル語で「浄化された」という意味とのこと。

情報をいただきました(ありがとうございます!)
Saladoではなく
「Sarado」で、「回復する」という意味だそうです。
Sanda Rosa Azeztulite
サンダ・ローザ・アゼツライト
2008年5月に発見(あるいは一般的に発表)された新たなアゼツライト。.
海外の写真を見る限りでは、白濁した石英あるいは白い珪岩に黒い雲母と、スペサルティン(ガーネット)を含むようす。

緑の雲母、ガーネットにはアルマンディンもあるなどの説明も見かける。
参考(海外サイト)※オークションサイトなのでリンク切れの可能性あり

シークレット・セブン ネットショップとミネラルショーで見かけた、一見「スーパー・セブン」な石に付けられていた名前。誤植ではありません。
「スーパーセブン(セイクリッド・セブン)の間違いでは?」と聞いてみたところ、「卸元が付けていた名称。スーパーセブンで決められている七つではないかもしれないけれど、いろいろ七つくらいは入っているようなので、シークレット・セブンらしい」とのこと。
なるほど……というか、それでいいのだろうか。興味を示した人には、是非くわしい説明をお願いします。
シャーマン・クォーツ
Shaman Quartz
国内サイトで見かける「シャーマン・クォーツ」はベネズエラ産とのことで、クリア水晶やローズクォーツなどをポイント型に磨いたもの。

「Shaman Quartz」で検索すると、アーカンソー産(ちょっと内包物あり)やチベット産、メキシコ産などの水晶も「Shaman Quartz」と呼ばれているものがある。
また、緑泥などを含むガーデン・クォーツ(ランドスケープ・クォーツ)をシャーマン・クォーツと呼ぶ場合もあるようす。
外見でこれこれこのような水晶をシャーマン・クォーツと呼ぶという説明が出てこないので、
(1)シャーマンが水晶を使っていたという伝説や歴史がある産地のもの
(2)「シャーマンが使いそう」「シャーマニックなパワーがありそう」な雰囲気の石
(3)カーサ・クリスタルのように、産地や種類ではなく誰かが「シャーマン」と名付けたもの
(4)ブラジルのガーデン水晶(=シャーマニック・ドリーム)

……がそれぞれ勝手にシャーマン・クォーツを名乗っているような気がする……。
シチュアン・クォーツ
Sichuan Quartz

中国・四川省産水晶のこと。四川省は英語表記ではSichuan、つまりシチュアン。

最近、ペルー産でペルビアン、アンデス産でアンデアン、モンゴル産でモンゴリアンなど、英語表記そのまま読みの表記が増えているような気がする。

四川省からは、グラファイト・インクルージョンの灰色に見える水晶や、時折ハーキマーなどと称される小ぶりな両錐水晶、細い透明な結晶が林立したクラスター、エピドート付ヘマタイト入り水晶など、さまざまな水晶が産出するが、シチュアン・クォーツと言われるのは小ぶりな両錐タイプ、または黒~灰色のファントムが入ったタイプ(こちらは大ぶりなものあり)が多い様子。
写真・地図などはこちら
シナゼツ
Cinnazez
「アゼツライト・クォーツとシリカで被覆されたシナバーの混ざった石」とのことだけど、シリカって二酸化珪素のことだから、鉱物だったらまず石英(クォーツ)のこと。
言うまでもなくアゼツライトだろうと鉱物としてはクォーツなので、クォーツとクォーツで被覆された……とは意味不明。

なんでもニュージーランド南島で採れた、シナバーが混じった石英らしい。

ヘブン&アース社の説明(英語)はこちら。
シリウス・クォーツ 見た目普通の白(透明)水晶だが、”表情豊かな美しいエッチング”(←斜めにひっかいたような線とのこと。すべてにあるわけではないらしい)があり、”暗号のよう”だということである。(柱面のエッチングらしい)レコードキーパーを持つ場合もある様子。
ロシレムのキャサリン氏が命名、もしくはパワーのリーディングに関わっているらしいおそらくブラジル産。
Sirius Qusrtzで検索してもヒットしないので詳細不明。情報募集中!
シリウス・アメジスト
Sirius Amethyst


ケニア、バオバブ鉱山の産のアメジスト。

参考・海外サイト
←情報を拾い読むと、ナチュラルで酸で洗浄されていない、ゲーサイト、レピドクロサイトを伴う、ファントムあり、DTが多い……らしい。
詳細不明、情報募集中!

命名者はGeiger Minerals社 デビッド・ガイガー氏。同氏によってTMが付けられている(注:TM商標登録と説明しているところがありますが、違うと思います。くわしくはこちら
この名前はガイガー氏が「高いバブレーション」を感じ、直観的に付けたとか。
デビッド・ガイガー氏はキャサリン・クラコリーチェ氏とともにロシアン・レムリアンを世に出した人です。


シリウス・アメジストで探すより、ケニアバオバブ鉱山産の水晶を探すことをおすすめ。たいていバオバブ鉱山名義の方が安いです。
シルク・ステラ・アトム・スピリットクリスタル
Silk Stellar Atom Spirit Crystal

ステラ・アトム・クリスタルとは、ヒマラヤ産とされる小粒でDT,黒い内包物の入った水晶のこと。別名ヒマラヤン・ダイヤモンド(クォーツ)

ただし、シルク・ステラアトム・スピリット・クリスタルという長ったらしい名前を持つ石は、かつてのステラアトムとは似ても似つかない、白濁した水晶の中にトルマリンないしは黒っぽいエピドートが内包されたもので、DTではなく、タンブル状のもの。
その説明はステラアトムクリスタルから始まるが、これでは同じ産地から出たタイプ違いのものなのか、別物なのか判断不能。

説明ではカイラスではなく、この星で最も高い山とぼかされている。(カイラスは最高峰ではないし)
チベタンクォーツでもあるとされているので、ヒマラヤの北側ということだろうか。

参考サイト
シンギング・パパイア・サンライズ・クォーツ
Singing Papaya Sunrise Quartz


シンギング・パパイア・クォーツ
Singing Papaya Quartz
マダガスカル産で、角閃石(アンフィボール)の内包によって、不透明~半透明の明かり黄色に色づいたシンギング・クリスタル。
この名称はメロディー氏によるものらしい。

シンギング・クリスタルとは転がしたり打ち合わせたりして水晶がふれあい音を出した際、他の水晶よりも明らかに高い音を立てるもの。なぜ、音が違うのかはわかっていない。


この名前がお目見えしたのは最近(2009年3月現在)だが、角閃石で黄色い水晶そのものは数年前から見かけている。

スーパーエイト・クリスタル
Super 8 Crystal



ロイヤルエイト・クリスタル
Royal 8 Crystal

ハーモニック・ストーン

Harmonic Stone
スーパーセブンの鉱山閉山に代わって新しく産出したという水晶。ブラジル産。
クリアとアメシストが混じった水晶に、カクコセナイト(カクコセン石)、ヘマタイト(赤鉄鉱)、ストレンガイト(ストレング石)、ベラウナイト(ベラウン石)、ロックブリッジ石、リモナイト(褐鉄鉱)が内包されているらしい。
(2色の水晶+6種類の鉱物で合計8。細かいことだが
8種類の鉱物ではない
ストレング石とベラウン石は、似通った組成の石であるらしい。ロックブリッジ石は比較的稀な鉱物であるとされている。
この3つについてはほとんど耳にしたこともない鉱物で、果たして今まで水晶の中に内包されていることが確認されているかどうかも寡聞にして不明。
見た目はインクルージョンのある普通のアメシストなので、いい加減に出回ると、見分けるのが困難であると思われる。

スーパーセブンの鉱山は、完全に閉山しており、昨今スーパーセブンとして売られている石の多くがスーパーエイトではないかとしているサイトがあったが、真偽のほどはこれまた不明。
スーパーセブンに代わって産出が認められたということは、スーパーエイトの産地は、スーパーセブンと同じエスピリト・サント州だろうか?

いまのところ、検索してヒットするのはオークションサイトのみのようである。

追記:水晶のニューエイジ・ネーミングは、ヒーラーがはじめての水晶を見た際にインスピレーションでつけることが多く、また、ヒーラー自身は鉱物の専門家ではないため、内包されるとする鉱物については、必ずしも正しいとは限らないこともあるらしい。
専門家に分析させることもあるそうだが、きちんと分析すれば、ちょっとした産地のずれによって、いろいろな鉱物が検出されることがあり、見た目同じ水晶でも名前を変えて売られていることもあるそうである。


余談ながら、検索すると北米にあるらしい、同名のホテルもヒットする。
スーパーセブン.
Super Seven

セイクリッド・セブン
Sacred Seven


メロディ・ストーン

Melody Stone

透明・スモーキー・アメシストの3種類が混じった水晶に、ルチル(金紅石)、ゲーサイト(針鉄鉱)、レピドクロサイト(鱗鉄鉱)、カコクセナイト(カコクセン石)の4種類が内包されたもの。
3色の水晶+4種類の鉱物で合計7つの要素であって、
7種類の鉱物という説明は、正しくない。鉱物の種類で言うなら5種類である。
ひとつの石に全部がそろっていなくとも、7種類がそろった石の欠片であればスーパー・セブンとみなすという説もある。

クリスタル・ヒーラーのA・メロディ氏が名付けたことから、「メロディ・ストーン」と呼ばれることもある。

 最近(2012年6月現在)、スーパーセブンをアガペー・クリスタルと呼んでいる例を発見。誰が付けたのかは知らないが、TM付。
(2008年2月、変更)
残念ながら、販売されているスーパーセブン(以下S7)は産地情報がきれいに抜け落ち、似たような見かけの別産地(インドなど)の水晶や、透明水晶にレピドクロサイトのみの内包で、ファイアー・クォーツと呼ぶのがふさわしい石や、あるいはろくに内包物さえない石さえもS7として売られている。
説明でも、S7とエレスチャルの説明をごちゃごちゃにしていたり、未だに「七つの鉱物」と言っていたり、あちこち混乱し、正しい説明も、石そのものの見分け方も知らないままにネームバリューだけで扱われる、実にいい加減な扱いがされている石でもある。

最近では原石などでは産地を明記する店も増えてきたが、色と内包物の七つの条件を重視するあまり、七つ揃っているものはない(特にビーズ)……ということでS7はないという極端な意見も見られるようになった。

名前をいい加減に使い放題のこの状態では、何を以てS7とするか、買う側も判断を迫られる。
メロディー氏が「スーパーセブンである」と認定したものならば文句が付けられないだろうが、ロシレムのようにナンバーを記したシールが貼られて管理されるならともかく、スーパーセブンはそのようなことはないようす。

何を以てスーパーセブンとするか。個人的には「見かけ」「産地」をその条件としたい。
繰り返すが、S7の説明に出てくるのは、エスピリト・サントという地名と、3色の水晶の色合いと4種類の鉱物の内包(合計7つ)である。

私はここでこの条件を
産地:エスピリト・サントとミナスジェライス
見かけ:色が混じり、内包物がたくさん見られる水晶

と読み替えたい。

読み替える理由は以下の通り。
産地はメロディ氏はエスピリト・サントと言っているが、ミナスジェライスのいくつかの産地の石も、メロディ氏のところからS7として流通しているそうなので。
(逆説的なものも含めて、信頼できる情報だと判断しました。)

内包物については、見た目だけでは区別するのが難しく、名付けたヒーラーも、鉱物の専門家ではないため、たとえばルチル以外のものをルチルとした可能性もある。また、きちんと成分分析すれば内包されるとされる鉱物4種類以外にもいろいろ見つかっても不思議ではないという。

また、この原石は表面がごつごつしていて、そのままでは見栄えが悪いため、名付け親であるメロディ氏も、表面を磨いたり、スライスしたものを扱っていられたようす。
内包物は、石の中にまんべんなく内包されていることはなく、カットされてしまえば七つが揃うことはほぼないと言えるだろう。しかし、そのことはメロディ氏もわかっておられたはずで、カットしたことで七つが揃わなくなり、そのために「スーパーセブン」と呼べなくなるのならば、カット石を扱わず、カットせずに必ず原石のままであることという注意書きがなされたのではないだろうか。

見方を変えれば、S7は、メロディ氏が「色が混じり、多くの内包物を持つ水晶」を見て、そのインパクトにインスピレーションを得て、たくさんの内包物は何なのかと調べたところ、色と内包物の七つがみとめられたのでのでスーパーセブンと名前が付けられたと考えるのが妥当ではないだろうか。
つまり、色と内包物の七つの要素がパワーの根拠ではなく、
パワーある水晶を説明するために調べたところ、七つの要素が認められた(と思われた)と言えると思う。

よって、厳密に七つ揃わねばならぬと考えるよりは、初めて見たヒーラーにインパクトを与えるに足る、
「際だった色合いと内包物の多さ」と解釈した方が自然だと思うので、あえて「見かけ」と言いたい。

透明な水晶にゲーサイトだけではS7と呼びたくないし、ビーズは、一粒二粒では難しいので、連全体、ブレスレット全体で色の多彩さと内包物が「他よりも多い」と思われるもの(できれば産地がわかっているもの。わからなければ内包物のようすがブラジルっぽいもの)をS7と呼びたい。

以上は、あくまでも個人的な基準なので、
店のラベルだけに頼るのではなく、しっかり自分の基準を持った方がいいと思う。
  スーパーシックス
Super Six

最初は7、次に8、そして今度は6。
スーパーシックスを名乗る水晶を目撃。(2012.11.17)

ところが、「6」の根拠である色+内包物のラインナップが一定していない。
説明1:クリアクォーツ、アメジスト、スモーキー、ゲーサイト、レピドクロサイト、ヘマタイト(詳しくはこちら:海外サイト)
説明2:クリアクォーツ、アメジスト、スモーキー、ゲーサイト、レピドクロサイト、カコクセナイト(詳しくはこちら:海外サイト)
説明3:クリアクォーツ、アメジスト、スモーキーシトリン、ルチル、ヘマタイト、カコクセナイト。(詳しくはこちら:海外サイト、ebayなのでリンク切れの可能性あり)
説明4:クリアクォーツ、アメジスト、スモーキー、ゲーサイト、カコクセナイト、ヘマタイト詳しくはこちら:海外サイト)
説明5:クリアクォーツ、アメジスト、スモーキー、ゲーサイト、ルチル、カコクセナイト(詳しくはこちら:海外サイト)
……5つもあるのか!
ちなみに説明1が、そろう可能性が一番ありだと思う。
 

スーパーシックスについて検索していたら、「パワフルなクリスタルベスト6」みたいな感じのラインナップも出てきたので一応メモ。
1:アレキサンドライト
2:ハーキマー・ダイヤモンド
3:ペタライト
4:フェナサイト
5:ローディザイト
6:タンザナイト
そろえるのがけっこうしんどそう……見かけたページはこちら(海外サイト) 
スターバース・クォーツ
StarBirth Quartz
チリのアンデス山域のInca de Oroで産出したという水晶。
30年ほど個人所蔵でガレージ・ボックスに入れられていたという。
(……このあたりのくだりは初期のアゼツライトと同じだな……)

サテン光沢の透明な水晶で、白い粘土鉱物を伴って産出するらしい。
表面がリチウムやヘマタイト、レピドクロサイト、カーボン、カオリナイトなどに覆われ、色づいているものが多いが、全てがそうであるわけではない。

レムリアンやアトランティスよりも古い(または古く見える)らしい。
これらはスター・シードとしてプレイアデス、アンドロメダ、カシオペア座、鯨座、オリオンから無人船によってもたらされ、含まれる情報は、これらの星々につながる……らしい。

詳しくはこちら(オークション画面につき、リンク切れする可能性あり)
ステラ・アトム・クリスタル
Stellar Atom Crystals

ヒマラヤン・ダイヤモンド
Himalayan Diamond Quartz
チベット産の短柱状DT。Himalayan Diamonds DTsとも呼ばれるらしい
タール分、もしくはグラファイトと思われる黒いインクルージョンを持つものもある。

このページの下の写真(左)が、ステラ・アトム(たぶん)

チベット産と言われるが、水晶の産地でチベットという場合、四川省や青海省を含む、「チベット自治区がある地域」を差す場合があるので、チベット自治区だけでなく四川省産もあるようである。


四川省・雲南省産のグラファイト入りDTをステラアトムという、という説明を見かけた。
やっぱりヒマラヤというより四川の方か……。

さらに、シルク・ステラアトム・スピリット・クリスタルという長い名前も発見。黒いトルマリンもしくはエピドート入りのタンブルで、名前の元となったこのステラアトムのようにDTでもなければスピリットクリスタルでもない。謎。
Starbrary Healing Crystals 透明度が高く、内包物もほとんどないスモーキーやシトリンの長柱状結晶で、表面に接合線があり、成長線などの関係で無数の面に覆われているように見える水晶。
または側面にキー(別の結晶がはずれた。六角形や三角形の痕)を持つもの。
さらにはその複合タイプなど、いくつかタイプがあるらしい。
さっぱりわからないので詳しくはこちら(海外サイト)


カテドラルの別名であると説明しているところもあり。


Light+Libraryで「Lightbrary」(カテドラルの別名)という名前があるように、
Star+Libraryで「Starbrary」ではないかと思われる。

セイクリッド・スクライブス
ロシアン・レムリアン(ロシレム)
セイクリッド・セブン スーパー・セブン
セドナ・クォーツ
アメリカ、アリゾナ州セドナ産水晶のこと。
クリア、アメシストなどがある様子。たまに、別の産地の水晶をセドナに持っていってセドナの「気」を込めてきましたという「セドナ・クォーツ」もあるようなので注意。

セドナはグランドキャニオンの南部にある町で、ハワイ、バリ、ペルーのマチュピチュなどと並ぶパワースポットで、ニューエイジのメッカと言われているらしい。
「地球の内部を渦状に走る地磁気(?)」である「ヴォルテックス」が地上に噴出する聖地としてられており、多くのヒーラーや占星術師、チャネリスト、コンタクティーなど、「スピリチュアルな人々」が移住する、アメリカきってのヒーリング・スポットとして有名。
また、セドナから同じくアリゾナ州フェニックスにかけての約200キロのエリアはアメリカ有数のUFO目撃多発地帯として知られている。
セレスティアル・クォーツ
Celestial Quartz


マダガスカル産のキャンドル・クォーツのこと。
アゼツライトのネーミングで知られるロバートシモンズ、ネイシャ・エイシャン両氏は著書「The Book of Stones」の中でキャンドルクォーツを「セレスティアル・クォーツ」と呼んでいて、この名前も使われ始めている。



ロバートシモンズ、ネイシャ・エイシャン両氏は、アイスクリスタルをニルヴァーナ・クォーツと呼んだり、すでに名前がある石を独自の名前で呼ぶことも多いようす。
石の意味(パワー)を重視する場合、どちらの名前を用いるかは、単に名前だけの問題でなく、どちらの石の見方を重視するかということにつながるのではないだろうか。

タービッド・クォーツ
Turbid Quartz

ブラジル、リオ・グランデ・ド・スル州産の、溶けて(?)丸くなり、一見水晶には見えない白い水晶。(写真)
ある店の説明によると、「普通の水晶として生成後、自然界で強いアルカリ性あるいは酸性にさらされ、コロイド(ゼラチン)状に溶かされたのち硬化したもの」とあるが、詳細不明。
実物を見る限り、水晶の上をカルセドニーが覆ったものではない。
水晶とカルセドニーの中間のものでは?という推測もあり。

「turbid」は濁ったという意味であり、このへんてこりんな水晶の形態や成長を説明した名前ではない。
ターラ・クォーツ
Tara Quartz


極細の繊維状の内包物により、半透明に色づいて見える水晶。全体的に内包されているのではなく、母岩に近い下部の方が色が濃い。
アクチノライトで緑(灰緑色)に見えるものを「Green Tara」、アンフィボール(角閃石)で半透明白に見えるものを「White Tara」と言うらしい。両方を兼ね備えたとされる水晶もある。ブラジル産らしい。
(ネットで見かけた写真は、灰緑色というより灰青色、別の店で「トレモライト」入りとされていた水晶に酷似している。アクチノライトによって緑になった水晶はコロンビア産のものもあるが、もっと明るいミントグリーンである。色づき具合の参考にこちら

Taraはヒンズー教における女神の名前。仏教にも取り入れられ、多羅菩薩としてチベットでは有名であるという。

毎度のことながら、ブラジル産なのに、なぜヒンズー教の……(以下略)
タイチン・アメジスト
オークションで見かけた名称。

写真を見たところ左のようなゲーサイト入りのアメジストだった。

「タイチン・ルチル入りのアメジスト」という意味の名前なら、入っているのはルチルではないので
間違った名称だと思う
デジライト
Desirite

アフリカ産
三種類、もしくはそれ以上の多色のファントムを含む水晶のことらしい。
カラフルなシェブロン/アメシストといった感じ。
写真はこちら(海外サイト)


もしかしたら、アメグリーンと同じものである可能性もあり。
Delphi Oracle Quartz
デルポイ(デルフォイ)・オラクル・クォーツ
アポロン神殿の巫女の神託(オラクル)で有名なデルフォイ(デルポイ)の名前が冠された水晶。
海外サイトでは、エピドートを内包、または一部ないしは全体をエピドートで覆われた水晶と説明されていたが、すべてがその特徴を備えているのかどうかは不明。
情報募集中!

※ちなみに、同じ綴りで「デルファイ」と読むと、コンピュータのプログラミング言語の名前になるらしい……。こちらもやはり、ギリシャのデルフォイが語源。
2012Quartz ブラジル産? 見た目は普通のクリアクォーツっぽい。
マヤ暦が2012年1月22日で終わっていることから、この日に地球が滅亡するとか、次元上昇だとか、なにごとかが起こる(かもしれない)ということで、スピリチュアルな分野では2012年が注目されているらしい。
海外サイトを拾い読むに、この2012クォーツは自然界のエネルギーの本質であるゼロポイントエナジー(?)の石らしい。(たぶん)
2012を冠している以上、マヤ歴最終の2012年問題(?)に何らかの役割を担う石……と言うことなのだろうか。

いろいろ推測を交えてなお不明。
追加情報募集中!
参考サイト1(海外) 参考サイト2(海外)
ドリーム・クォーツ
Dream Quartz
ハーキマー・ダイヤモンドの別名。
または、コロンビア産のエピドート入りグリーン・クォーツのこと。

ニュー・アゼツ.
バーモント州産のアゼツライトのこと。
最初に発見されたのがノースカロライナで、バーモント産はその後の発見のため、ノースカロライナ産と区別する意味でニュー・アゼツと呼ばれているらしい。
見たところ、白濁した石英タイプが多い様子。
アゼツライト

最近(2007年7月)、ゴールデンオーラ・アゼツライトと呼ばれるタイプも見られるようになった。
ニルヴァーナ・クォーツ
Nirvana Quartz (Crystal)
ヒマラヤ・アイスクリスタル
アゼツライトを販売しているロバート・シモンズ氏によって(TM)が付けられている

(TM)についてはこちら

ニルヴァーナとは、サンスクリット言仏教用語で「涅槃」のこと。
涅槃は、「悟りの境地」というような意味合いだが、ニルヴァーナは「吹き消すこと」「吹き消した状態」という意味があり、煩悩(の火を吹き消した静寂な状態のこと。


このような名前を持つ水晶を、「なんだかすごいパワーがあるんだって!」というノリで買ってしまうのは、大変矛盾しているのかもしれない……。

  ヴァイオレット・クォーツ
Violet Quartz
アリゾナ州ブラックヒルズで採れた、ヴァイオレットカラーの天然クォーツ……とのこと。
写真で見ると、渋い白濁系藤色で、母岩由来と思われる茶色が斑に混じっている感じのビーズ。
鑑別書が写っていたので、内容を確認すると、「天然クォーツ(多結晶質)」……ということは、「多結晶= 多くの微小な結晶が集合して形成されたもの」なので、カルセドニーということになるのではないだろうか。半透明具合も、茶色の混じり方も、いわゆる顕結質の水晶より、潜晶質のカルセドニーと言った方が頷ける雰囲気。
天然紫(もっときれいな色)のカルセドニーは存在するので、色も不思議ではない。
キマー・ダイヤモンド.
Pakimer Diamond
(Quartz)


ダイヤモンド・クォーツ
誤植ではありません。
パキスタン産の、ハーキマー・ダイヤモンドそっくりの小粒でキラキラDT水晶のこと。
ハーキマー・ダイヤモンドは、アメリカニューヨーク州ハーキマー産の水晶のことなので、違う産地を堂々と「パキスタン産ハーキマー」などと呼ばれるよりはいいかもしれないが、パキマーって。
誰だ、こんなダジャレネーミングを考えたのは。
ダイヤモンド・クォーツという呼び方もある。
ダジャレ仲間で、アーカンソー産のアーキマー・ダイヤモンドという水晶があるらしい。
パスウェイ・クォーツ
Pathway Quartz
ロシレムの命名者、キャサリン・クラコリーチェ氏ネーミングのコロンビア水晶。
パスウェイとは小道とか通路という意味だけれど……「通路水晶?」
ふわっとした白いインクルージョン入りとのことだが、某ショップで見たことがあるコロンビア産エンジェルブレッシングと同じ物だろうか?
検索してみても海外サイトのヒットがない。 
情報募集中!
ハレルヤ・クォーツ
Hallelujah Quartz
アメリカ、ネバダ州、Petersen山脈地域産のスモーキー・アメシスト、エレスチャルのことか?
カリフォルニア州シエラネバダ山脈産とされるアメシストやスモーキーを指す例もある。
追加情報募集中!

ヒマラヤ・アイスクリスタル
Himalayan Ice Crystal

アイスクリスタル
Ice Crystal

ヒマラヤ・トライゴーニック

Himalayan Trigonic

穴あき水晶

Himalayan Glowing Pink ICE CRYSTAL

Growth Interference Quartz

ニルヴァーナ・クォーツ(クリスタル)
Nirvana Quartz (Crystal)

ヒマラヤ グレイシャー・クォーツ
Himalayan Glacier Quartz


インドのクル地区マニカラン村(パルバティ渓谷の一角)で採れる蝕像水晶
表面が激しく溶けてゴツゴツになっている。表面は鉄分によってほんのりピンク色~えんじ色になっており、磨りガラス状。
錐面が残っている場合は凹状の「▽」が確認できるものも多い。
結晶のトップが削り取られたように平らになっているものも多く、「c面が現れている水晶」と説明されることがある。水晶でc面があるものはとても珍しいが、この場合、厳密にはc面ではないとする説もある。
くわしい情報はこちら地図も載せてみました

柱面のごつごつは、腐蝕だけでなく、別の鉱物によって成長を阻害されていたものであるとする説がある。ただし、錐面に「▽」があることから、腐蝕を受けていることも確かである。(海外サイトではGrowth Interference Quartzと紹介しているところもある)

雪(氷河)の下から発見されるらしく、そのことから「アイスクリスタル」の名前が付けられたと思われる。
同様の意味合いでグレイシャー(氷河)・クォーツの名前もあるようす。
(※グレイシャー・クォーツの名前を用いていたところではネパール産となっていたが、どう見てもインド産のアイスクリスタルと同じものだと思う)

温暖化によって溶けた氷河の下から発見されたという説明も見かける。
「雪と一緒に結晶したので、雪が溶けるとこのようにごつごつになっている」というトンデモ説明があるが、物理的には全くの間違いなので注意。


1995年に初めて見つかり、その後10年の間に4回しか産出せず、2006年が4回目の産出で、300キロ見つかったという説明もある。
(ただし、○○キロしか見つからなかったという説明では、たいていそれ以上の量が流通しているので信用できない気もする)

表面が鉄分によってピンク色のもの、白いままのものがある。白いものは全体の2割程度であると言われる。


ブラジルのレムリアンシードと同じく一本一本がバラバラの状態で発見されるという。他の結晶との接触痕や剥離痕を残しているものも見あたらないようす。
(まれに二本くっついているものもあり。 追記:最近(2008年4月)、クラスターっぽいものも見かけるようになった)

ニルヴァーナ・クォーツは、アゼツライトの命名に関わっているロバート・シモンズ氏の命名。いちおうTM表示がついている。
※ロバートシモンズ氏のTMではないという情報もあり。(シモンズ氏にこの水晶を売ったお店の名前、あるいはネーミングであるという話……)
ヒマラヤ水晶
Himalayan Quartz

ヒマラヤ・ホーリー・クリスタル




ヒマラヤ山脈は、多くの国にまたがっている大山脈。
一般にブータン~ネパール~中国(チベット)~インド(北部)~パキスタン(北部)の範囲をヒマラヤ山脈というが、これはヒマラヤ山脈の一番狭義の範囲で、カラコルム山脈やヒンドゥクシ山脈、天山山脈などを含んでヒマラヤ山脈とする説もある。

ヒマラヤ山脈という場合の産地は主にネパール産インド産
最近ではパキスタン産などもヒマラヤ水晶と称されることがある。
ネパール産は鋭い輝きや緑泥石が内包されたワイルドな形が特徴。
インド産は形が素直で、鉄分の付着によって淡いピンク色に色づいているものも多い。
ちなみに、ヒマラヤ山脈は最も新しい造山期に誕生したものなので「世界最古の地層から採れたヒマラヤ水晶……」という説明は間違い。

某イベントで「ヒマラヤ水晶は、世界最古の水晶と言われてるんですよ~」と説明され、「ヒマラヤ山脈はもっとも新しい大山脈のはずですが、なぜ世界最古? 古さで言えばブラジル、山の古いものならウラルなどの方が断然古いはずですけど?」とツッコミしてしまいました……。ツッコミされた店員さんは、「え~と~、そういわれてまして……そういうイメージで……」……すみません、それでは納得できません。

最近、ヒマラヤン・エレスチャルなる石を見かけるが、あれはどう見ても南インド産でヒマラヤではない。
インド産のものに気軽に「ヒマラヤ」の名前が付けられている場合があり、気をつけないとヒマラヤの麓よりさらに南の産地の水晶である場合がある。たとえば、インドのオリッサ(Orissa)、アンドラ・プラデッシュ(Andhara Pradesh)は、南インド。

「ネパール」と「インド」の項をどうぞ
産地のくわしい情報はこちら

三大パワースポットのひとつヒマラヤ……」と言われるが、では残り2つは?
……ということで、調べてみたところ、三大パワースポットに諸説あり。
世界遺産的な「三大」は、「マチュピチュ」 「ユカタン半島」 「エジプト」
ニューエイジ、神秘系になると、
「ハワイ」 「セドナ」 「ルルド」
なんと、ヒマラヤは入っていない!
ヒマラヤを「三大パワースポット」と言っているのは、すべて天然石サイトです。
ついでに三大聖地は、「バチカン」「メッカ」「エルサレム」。

ヒマラヤ・ゴールド・アゼツライト
Himalaya Gold Azeztulite

ヒマラヤ山脈の近くで出たという金色(黄色)の「アゼツライト」。
ロバート・シモンズ氏のヘブン&アース社の「TM」がついている。

北インドが産地らしい。
まだ、表面を磨いたピースしか見ていないので、クォーツ(石英)なのかクォーツァイト(珪岩)なのか判断は保留。

鮮やかな山吹色っぽい黄色の具合から、クォーツであったならばシトリンではなく、クラックに鉄分が染みこんだような状態ではないか
。すると、あそこまで見た目均一に濃く色づくのは難しそうなので、クォーツァイト……つまりグリーンクォーツァイトの黄色バージョンではないかと想像する。
IMAGE2009にて実物を確認。(ヘブン&アース社のラベル付き)
クォーツのクラックに鉄分が染みこんだものに見える。かなり黄色いので、クォーツ部分もうっすら色づいているのか色味がないのかは不明。ネットでかけら状のものを見ると、透明のように思われる。

……写真はヒマラヤゴールドアゼツとして売られていたものではなく、インド産イエロー・クォーツとして売られていたもの。
見た目は同じ。たぶん区別は付かない。(ヒマラヤ・ゴールド・アゼツライトを売っているお店の人にも見てもらいました。曰く「……同じだね」)
ヒマラヤ・レッド・アゼツライト
Himalaya Red Azeztulite
ヒマラヤゴールドアゼツの赤バージョン。
北インドの山岳地帯で、ゴールドと一緒に出ているらしい。
色合いは(写真写りの差かもしれないが)鮮やかめの赤~ニンジン色~茶色がかった鈍い赤まであるようす。
こちらは、クォーツの一種と明記されている。
ゴールドと同じくクラックに鉄分と思われる色が染みこんだ感じ。鉄分ならば、赤も黄色もあり得るので、ゴールドトレッドが一緒に産出することもうなづける。

ヘブン&アース社の「TM」がついている。
ヒマラヤ・レッドゴールド・アゼツライト
Himalaya Red Gold Azeztulite
ヒマラヤゴールドアゼツの赤&黄色バージョン。
とにかく、北インドで採れる鉄系黄色~赤の石英ってことですね。
そこまで名前をわける必要があるのか?

ヘブン&アース社の「TM」がついている。
  ヒマラヤ・ワインレッド・アゼツライト
Himalaya Wine Red Azeztulite 
ヒマラヤゴールドアゼツのワインレッドバージョン。
写真で見てもレッドとの区別がよくわからない。量が少ないとのこと。
そこまで名前をわける必要があるのか?

ヘブン&アース社の「TM」がついている。
ピンタード
Pintado

リリーパッド・クローライトクォーツ
Lilly Pad Chlorite Included Quartz


クローライトが、斑点またはリング状に内包されている水晶。ほとんど表層近くに内包されているので、結晶表面に貼り付いているようにも見える。
模様が大きくリング状のものと、小さくて丸い斑点状のものがあるようす。

ブラジル、ミナスジェライス産。

ピンタードは「斑点」「斑点をちりばめた」というような意味(WEB翻訳すると「塗られた」と出るが)。

リリーパッドは睡蓮の葉という意味で、クローライトの丸い模様を睡蓮の葉に見立てた名前だろう。

この「斑点模様」は平面ではなく、水晶の内部方向に盛り上がった立体である。「クリーブランダイト(長石の一種)が入っている」という説も聞いたが、そのようには見えないので、詳細不明。
情報募集中!
  ピンクファイアー・アゼツライト
Pink Fire Azeztulite
見た目半透明の水晶のクラックにヘマタイトの赤がしみ込んだような石。

アフリカ海岸の島」産で、アゾゼオ化された(要するにロバート・シモンズ氏によって超活性化された)アグニタイトとのこと。


詳しくはこちら(海外サイト)

アグニタイトの情報を総合すると、マダガスカル産のクラックに鉄がしみ込んだ水晶、プレミア版?

プラセム・クォーツ
Prasem Quartz


ギリシャのセリフォス産緑水晶ダルネゴルスク産のアスパラガス状緑水晶がプラセム・クォーツと呼ばれることがある。(リンク先のものよりももっと色が濃いものもプラセム・クォーツと呼ばれているようす)

プラセム(prasem)は「緑」の意味があるようすだが、英語の辞書では見付けられなかった(何語だろう?)
想像するに、「ニラ色の。淡緑色の。」という意味であるギリシャ語のprasios(プラシオス)に由来するのではないかと思われる。(ちなみにアメシストを加熱して緑になったプラシオライトもprasiosに由来する。つまりニラ色水晶?

セリフォス産緑水晶、ダルネゴルスク産緑水晶の緑の要因についてはアクチノライト説とヘデンベルガイト(灰鉄輝石)説がある。ダルネゴルスクではヘデンベルガイトの結晶が出るので、個人的にはヘデンベルガイト説に一票。

ギリシャ産、ダルネゴルスク産の個性的な緑水晶が「プラセム」といわれているが、prasiosに由来するものだとすると、形にはあまり捕らわれない名前だと思う。
グリーン・プラセム・クォーツという場合もあるようだが、これだと緑・緑水晶となってしまうので変。
かなり色の濃いものにも用いられているが個人的には淡いめの緑の水晶にたいして用いたい名前。
ブルー・ジョイ
Blue Joy



マダガスカル産のフローライト(青紫)入り水晶のこと
2004年末に発見され、約150kgが採掘されたらしい。(量については正しいとは限らない)

フローライトは、濃い色のもの、比較的淡い色のものなど、いくらかバリエーションがある様子。
表面がマットなものが多く、ポリッシュされている場合が多い。ルースに加工されているものもある。
フローライトは、水晶の比較的表層部分に内包されているため、水晶が結晶したあとに何らかの理由で溶けてしまい、空洞になっている場合もある。(空洞かと思ったら淡い色のフローライトが内包されている場合もある)
ブルームーン・クォーツ

”ブルー・オパール”クォーツ
"Blue Opal"Quartz

クリアなジラソルのこと。(マダガスカル産)
ふつう、ジラソルは乳白色~かすかにミルキーなものだが、これは一見ほぼクリアに見える水晶で、ペンライトなどをあてると淡く青い光の筋、または淡く青白い光がふわっと浮かぶ感じに見える。
(肉眼よりもデジカメで撮ると、青みがはっきりわかる)
光は、ごく小さい内包物による光の反射と拡散(空が青く見えるのと同じ理屈)ではないかと思われる。
ブルームーンストーンの青い光も光の拡散作用であるという。


海外ではジラソルのことを「"Blue Opal"Quartz」としているところがあるが、おそらくほんのり青い光が見えるクリアタイプのジラソルのことだと思われる。
名前だけを見てジラソルを「オパール」だと言う場合があるが、ジラソルは石英である。念のため。
ブルー・ローズクォーツ
ホワイト・アメジスト
ブルーレース・アメジストフラワー
「青い紅石英」だの「白い紫水晶」だの、あちこち矛盾したネーミングはちょっと遠慮したい……。
要するにこれらは同じ石のことであるらしい。2005年末ごろから見かけるようになった、カルセドニーと水晶の中間のような石(カルセドニーのようにモコモコした感じだが、表面は小さいながらも結晶が見える)。
色合いは白っぽく、よく見ると青白く見えるような感じなので、「ブルー・ローズ」「ホワイト・アメジスト」の名前があるのだと思われる。
ネーミングはローズクォーツとアメシストだが、実際はどちらに属するのか不明。

ローズクォーツの自形結晶と同じ鉱床から採取されたという話もある。
追加資料募集中!
  プロテクター・クォーツ
Protector Quartz
ブラジル産。
鉄によって赤く色づき、ヘマタイトが付着した水晶らしい。
ヘブン&アース社の説明はこちら

ペイソン・ダイヤモンド

ペイソン・アリゾナ・ダイヤモンド・クォーツ
Payson Arizona Diamond Quartz
Payson AZ Diaomnd

レムリアン・ダイヤモンド
アリゾナ州ペイソンで採れるらしい、小粒でDT(両水)のハーキマー・タイプの水晶。

中にはセプター風だったりハーキマーと言うよりは四川省産の小型DT水晶に似ているようにも思う。

別名でレムシアン・ダイヤモンドと呼ぶという話もあるが、なぜレムリアンなのかは詳細不明


参考サイト(海外)
ペッパーコーン・クォーツ
Peppercorn Quartz


2007年、マダガスカルのホランダイト鉱山で2キロだけ見つかったという水晶。赤と黒の丸い内包物(または付着物)があり、それがコショウの実に見えることからその名がある。
(Peppercorn=干したコショウの実。つまらないもの、些細なものという意味もあるが……)
(※○キロのみといっても、厳密にその通りとは限らないことが多い。この石は海外サイトの写真のみで見ているため、コショウに似た赤と黒の粒が立体的な球状なのか平面の斑点状なのかわからない)

赤い粒はヘマタイトで、黒い粒はヘマタイトとは判断できなかったので詳しく見たところ、繊維状であることがわかったのでヘマタイトではないのは確からしい。(では何かというと、そこは不明……)

参考サイト(オークションサイトのためリンク切れの可能性あり)


  ボーディ・クリスタル
Bodhi Crystal
別名「悟り水晶」。
「仏陀」意識のエネルギーフィールドにチューニングされた」「たいへん神聖なエネルギーを持つ水晶」で、「仏陀生誕の地と非常に所縁の深い、ある特定の地域からのみ産出される、特別なエネルギーを保持する水晶」とのこと。
……ということは、とりあえずインド産だろうか。
ある特定の地域と言っておきながらそれがどこか明かさないというのは、説明としていかがなものかと思う。
本当に仏陀にゆかりの土地なのか、こちらには確認しようもない。

下手に場所を明かすと他業者が入り込む……という事情があるのかもしれないが、この手の説明には不満。

見かけは普通の小粒透明水晶である。
Porcupine Quartz 母岩の上に、小さな水晶の結晶が、時に放射状になったりしてたくさん群れている標本に、「Porcupine Quartz」の文字。
いったいどういう意味だろうと調べて納得。
porcupine=ヤマアラシ。要するにヤマアラシ水晶ということ。


のちに、カクタス・クォーツにもこの名前が用いられている例が多くなった。
ホワイト・アメジスト
アメジストの産地で、アメジストの結晶と同じ形・産状をしているが、紫色の色味が全くない水晶のこと。
アメジストが地熱等で色味を失ったもの……という説明も見かけたが、元がアメジストだったかどうかは定かではないと思う。
(※アメジストは加熱すると黄色くなることが知られているが、すべてが鮮やかな黄色になるのではなく、産地や加熱の温度や時間などで色はさまざま。色味が消えるだけものものあると思われる。うっすら緑になるものもある)

※もしかしたらホワイト・アメジスト?(インド産。ほんのりうっすら緑だけど)
ホワイト・アメジスト 上記のホワイト・アメシストとは別物。
ブラジルでよく見かける「つくつくタイプ」のアメシストに混じって透明な結晶が出てくることがあり、現地でホワイト・アメシストと呼んでいたらしい。
White Queen mine Quartz
ホワイトクィーンマイン・クォーツ
アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴ郡パラ地区、Hiriart山のホワイトクィーン鉱山産の水晶。
モンモリロナイトやレピドライトを含み、ほんのりライラック色に見える水晶などを産出する。
鉱山についての情報は
こちら(海外サイト)
同じような場所に「トルマリン・クィーン鉱山」もあるらしい。
関係ないが、鉱山近くの風景や採掘風景の写真が出ているので一応リンク
ホワイトクィーン鉱山産の採掘のようす(モルガナイト採掘?)
ホワイトヘッド・クォーツ 2004年後半から出回りだしたというクリア・クォーツ。
細かなクラックが無数に入り、石全体が銀色に輝いて見え、虹も無数に出るらしい。
クリスタル・ヒーラーのA・メロディ氏の命名で、氏の白髪をイメージして名付けられたのだとか……。一説によると、ブラジル・バイア州のホワイトヘッド鉱山産


※ネット上で見かけるようになったのはもっと後で、2006年のツーソンショーという説明があるが、某掲示板でこの石の存在を知ったのは2004年後半。

  マヤナイト
Mayanite
ゴールデンヒーラーの表面が虹コーティングされたような水晶。ワシントン州カスケード山脈東山麓産。
ソラリス・クォーツにそっくりだけれど産地が違う。
マヤン・ドリームクリスタル
Mayan Crysral Quartz
ネットで見かけた写真は、大きさは定かではないが透明水晶で形の整ったDT(両錐)。名前はマヤン・ドリームクリスタルとなっていたが、写真に添えられていた表示はMyan Crystal Quartz。
両方で検索してみたが、追加情報がないので詳細不明。
マヤはメキシコなので、水晶がでないわけではないが、ユカタン半島やマヤの遺跡と産地的につながりがあるのかも不明。

ちなみに、Myan Crystal Quartzで検索すると、「ヘッジスの水晶髑髏」がヒットする。
メテオラ・クォーツ.
アメリカ、コロラド州ユーレイ(Ouray)郡産で、表面が白から半透明の羽毛状の結晶で覆われた個性的なミルキー・クォーツ。「隕石のクレーターの中から発見された」という話があったが、実際はそうではなく、隕石が落ちたというので探しに行ったところ、隕石はなく、代わりに水晶を見つけたらしい。

隣の郡からも似た水晶が産出するが、狭義の意味のメテオラは、採掘された場所も指定される。
くわしくはこちら

メテオラ・クォーツの名前は、この個性的なミルキー・クォーツが最初に採掘された場所が「Meteor Pocket」であることにちなむと思われる。
「Mwteor Pocket」の名前は、1997年5月15日の午前4時00分頃、コロラド上空を通過した流星にちなんで、カール・オークレールによって名づけられた。最初は、隕石が地上に落下したように思われたので探したものの、隕石は見つからず、代わりに水晶の露頭を発見したとのこと。

Meteor Pocket→隕石ポケット→隕石クレーター……という伝言ゲーム的説明がなされているが、メテオラ水晶は、残念ながら隕石とは関係がない。そもそもコロラド州にはクレーターが存在しない。

隕石が落ちた跡から発見された……という話はロマンがあるが、クレーターから発見されたわけではないし、隕石の衝突がこのような「アリゲーター・スキン」の水晶を形成した、とか、そのために特別なパワーがある……という話になると、ちょっと行きすぎではないかと思う。


初期にメテオラ・クォーツを産出したオハイオ鉱山のもの。
メデューサ・クォーツ
ギラライト(ジラライト)入りのパライバ・クォーツのうち、放射状に小さく丸く結晶したギラライトが水玉状に内包されているタイプのこと。
(短い針状で「カビ」のように見えるタイプもある)
※正確にはたんなる水玉(球形)ではなく、もうちょっと立体的な「気球」のような形をしていて、それがクラゲに見える。
ギリシャ神話のメデューサではなく、内包されたギラライトを拡大するとmedusas rondeauというクラゲに似ているためにつけられた名前。→参考サイト(海外)
→参考サイト(GIA、海外)、似ているというクラゲの写真付き
メロディー・グリーンマイン(MGM)・クリスタル
Melody Green Mine(MGM) Crystals
A・メロディ氏が、アメリカ・アーカンソー州の北西、ワシタ・エリアのMt.Idaに所有するメロディー・グリーンマイン(メロディー・グリーン鉱山、MGM)産の水晶。
2000ポンドの採掘があったが、メロディ氏の意向により、2002年に閉山した。
Mt.Idaからは、非常に透明な水晶も出るようだが、MGMの水晶は、クローライト、マンガン・ファントムを含む水晶が見られるようである。

メロディー・グリーン・マインの地質的な詳しい情報はこちら(海外)
メロディー・ストーン スーパー・セブン
スーパーセブンの別名。
モス・アメジスト

※どこがモス(苔)!?
ビーズ本で見かけた名称。
赤いゲーサイトの内包が見られるアメジストのことらしい。
赤なんだからモス(苔)じゃないだろう……とちょっとツッコミ。


同じような石が、別のところでは「エレスチャル」やスーパーセブン」と呼ばれていたりするので、困ってしまう。(どちらも間違い)

ちなみに、宝石の分野では内包されているゲーサイト(レピドクロサイトの説明もあり)が、ちょっと太めでギザギザした感じのものを「カブトムシの足」と呼んだりするらしい。
モララクォーツ
Mooralla Quartz

Mooralla,Victoria,Australia、つまりオーストラリア、ビクトリア州、モララ産水晶。

小ぶりでややごつごつした形状のスモーキー。ころっとしたDT(両錐)。白色の流紋岩のノジュール中に成長し、内部には気泡や負晶が見られることも多い。

ハーキマー・ダイヤモンド(水晶)と同じような環境で成長したのではないかと考えられている。
ビクトリア州は水晶の産出が少ないが、例外的に西部のモララからはこの水晶が産出するらしい。アメシストを含むものものある。

写真はこちら
モルダウ・クォーツ
Moldau Quartz

チェコ共和国、モルダバイトの採取地域で見つけられた石英。

半透明白、灰色、オレンジがかった色、茶色などのバリエーションがある。

いまのところ(2007年12月現在)、自形結晶のものは見かけていないので石英ということで。
(参考:海外サイト)

レイキ・クォーツ グリーン・エレスチャル
レインボー・クォーツ.
レインボー・ロータスクォーツ
イリデッセンスクォーツ
虹彩クリスタル
天然オーロラクォーツ

セブンカラー・ストーン
アナンダライト
(Anandalite)
2009年6月の新宿ショーでお目見えした、インド産水晶。

レインボーといっても、従来の内部のクラックに生じるレインボーではなく、皮膜状の虹がファントムとして内包されている。

当初は産地情報もなかったが、その後インド中部あたりであろうと判明。

虹については、微細なファントム層によるものという論文があるそうだが、加工されているのかいないのかは未だ意見が分かれる。

レインボー水晶についてまとめてみました。
情報追加

アナンダライト(Anandalite)は、かのアゼツライトの販売元ヘブン&アース社が新たに付けた名前でTM(トレードマーク。(登録商標ではない)がついている。
個人的には、アゼツライトにしろアナンダライトにしろ、水晶(石英)なのに水晶ではないようなイメージを与える名前には賛成できない。
レッドファイア・アゼツライト
RedFire Azeztulite
例によってヘブン&アース社のアゼツライトシリーズの一つ。
ニュージーランド産とのこと。
真っ赤な石で、カルセドニーとのことだけれど、赤いかルセドニー=カーネリアンというよりは、説明に載っている原石(かけら)を見るともっと不透明なレッドジャスパーという感じがする。

ニュージーランドでしか採れないみたいなことが書かれているが、雰囲気は佐渡の赤石に近い。

詳しくはこちら(海外サイト)
レッド・デーモン・クォーツ
Red Demon Quartz


レッド・フェザー・クォーツ
Red Feathe Quartz

ハーベストムーン・クォーツ
(Harvest moon Quartz

アメリカ・コロラド州、Red Feather Lakes産。
透明な(白濁したのも含む)水晶の表面が、酸化鉄によって赤く色づいている水晶のこと。
※赤いファントム入りのもレッド・デーモン・クォーツで売られていたが……。

同じ産地、同じくヘマタイトで色づいた水晶が、別の名前で売られていた例あり。
レムリアン・シード.
Lemurian seed






ニュー・レムリアン・シード

レムリアン・ドリーム・シード

レムリアン・ヒーラー・ファントム


ブラジルのミナス・ジェライス州カブラル山脈(Serra do Cabral)の下にある鉱床で産出する水晶で、淡いピンク色をしており、柱面ひとつおきにレムリアン・リッジと呼ばれる横筋 (でこぼこしている。バーコードと呼ばれる時もある) がはいっているもの。 写真はこちら

レムリアン・シードは1999年ごろ、クリスタルヒーラーカトリーナ・ラファエルが注目し、命名したと言われている。
スモーキー・レムリアンシードが発見されたのは、2000年ごろ。
レムリアンシードの命名の由来について
レムリア大陸伝説
レムリアン・リッジについての推理
レムリアン・リッジにこだわってみた


最近では、表面に付着物がある「ピンク・レムリアン」や、「スモーキー・レムリアン」「シトリン・レムリアン」もあるようす

※追加情報
2005年後半くらいから、従来の採掘地より約20キロほど離れた新しい鉱山より採掘されている水晶を”New Lemurian Seed Crystal”と呼ぶらしい。
それに対して旧来の採掘地のものは” Classic Pink Lemlian Seed Crystals”
”New Lemurian Seed Crystal”は、旧来のレムリアンシードより長さに対して太さがあり、透明感もかなり高く、緑 (緑泥?) や白色のファントムを含むものもある。”レムリアンレーザー”と呼ばれることもあるとのこと。

る。
これをInner Transition Lemurian Crystalsと呼んでいる例あり。(参考:海外サイト

2007年ツーソンショーにて、ルチル入りのレムリアンシードがお目見えしたようす。
写真で見る限りでは、赤褐色~淡い金色の細いルチルが内包されているように見える。一部結晶内に母岩が入り込み、そこからルチルが生えているものもある。
ライトニングもあると書かれている。
(旧来のレムリアン・シードにもライトニングがあったそうである)
1回きりの産出であったということであるが、今後どうなるかはわからない。
産地は、旧来と同じミナスジェライス州のSera de Cabral。

同じく2007年ツーソンショーにて
レムリアン・ドリーム・シード : 表面に白くマットな付着あり、内部に白~グレイのガーデンまたはファントムあり
レムリアン・ヒーラー・ファントム : 表面はややマット、内部にくっきり目のクローライト・ファントム入り
などもお目見えしたようす。

※○○年のツーソンショーで売られていたという情報については、そのときの発売が初お目見えであった可能性は低いと思われる。これまでいくつかの石について、その説明以前に見かけている。

レムリアンシードは産出状態のイメージが強く反映されたネーミングなので、そのような場所から産出したのではない水晶に対しては、レムリアン・シードとは言えないのでは。
”New Lemurian Seed Crystal”については、20キロ離れたところとのことなので、惨状が酷似している可能性はある。個人的に、緑泥インクルージョンのものは、レムリアン・シードに思えないかも……。

声を大にして言いたいのは、
柱面に横筋がある水晶=レムリアンシードでは
ない
ヒマラヤ水晶に「ヒマラヤ・レムリアンシード」などと名前を付けるのはおかしい。

ロータス・クォーツ カイラス水晶のなかで、山頂付近から採れたものを、販売店で「ロータス・クォーツ」と呼んでいるとのこと。
ベトナム産水晶のネーミングとして用いられていた例もある。
ロードアゼツ.
Rhodazez

ピンク・アゼツライト
2008年秋に紹介された新しい”アゼツライト”。
ピンク・アゼツライトともいわれる。
参考サイト(Heaven &Earth社のカタログ。PDFファイル)

ただし、ピンクと言っても色味はくすんだサーモンピンク。褐色の脈状の筋または母岩を伴うものもある。
(※アゼツライトが紹介された初期の頃には、わずかに透明なピンクアゼツがあったはずだが……参考サイト
アゼツライトは、水晶(石英)ということだが、ロードアゼツは、ワイヤーラップペンダントにされたラフなかけらを見ると、石英と言うよりはクォーツァイト(風化して砂状になった石英が堆積し、変成をうけて固まったもの。珪岩)のようにも見える。
脈状の筋が見られることから考えても、「岩石」であることは間違いないと思われる。

取り扱うヘブン&アース社のロバート・シモンズ氏によれば、化学組成は今のところ(2008年12月現在)不明とのことなので、石英以外の別の石である可能性もある。
鉱物としてはドロマイトであるという説明を見かけた。

日本では、「ローダゼツ」などとも表記され、読み方はまだ確定していないようだが、「ロードクロサイトのパワーを併せ持つ(または結びついた)」という説明があるようなので、「ロードアゼツ」と呼ぶのが良いと思う。
同時期にゴールドアゼツも出た(紹介された)らしい。

ロッキー山脈(コロラド)産という説明もあり。
ロシアン・レムリアン
Russian Lemurian Crystal

ロシレム

セイクリッド・スクライブス
Sacred Scribes
ロシア、ウラル山脈のブルー・エンジェル鉱山で産出するという水晶
おびただしいレコード(キーパー)と、柱面の横筋、エッジや表面が摩耗した古びた雰囲気が特徴。結晶にダメージがある場合も多い。(まれに透明度が高く、きれいな結晶のものもある。初期の産出はきれいな結晶が多いらしい)
ちなみに、ロシアン・レムリアンという名称は商標登録されており、(※ 登録商標ではなくTMかもしれない)同じような場所から採取された水晶でも、登録元であるCrystal Cave社が扱っているもの以外は、ロシアン・レムリアンとは呼ばれない。鉱山の閉山説あり。

ロシアンレムリアンの別名がセイクリッド・スクライブス(聖なる書記の意味)とする説と、ロシアンレムリアンの一部がさらに特別なパワーを持っており、それがセイクリッド・スクライブスであるとする説がある。

よく似た水晶に、中央~南ウラルのアスターフィエフ・チャリャビンスカヤ(チャリャビンスク)産の水晶がある。
これについては、ロシレムの鉱山の近くで採れるので、同じパワーを持っているという説、近くだとしても、ロシレムはひとつの鉱脈・ひとつの晶洞で採れたものに限られるので、ロシレムではないとする説がある。
そもそもロシレムの産地がウラルのどこであるのか明らかになっていないことから、詳細は不明。
追記:アスターフィエフ産の水晶は、Crystal Cave社がロシレムの鉱山を買い取り、ロシレムとして発売する以前に採掘され、流通した水晶であるという話もある様子。するとアスターフィエフがロシレムの産地か?

ロシレムについて調べたレポート
ワシタ・クォーツ
Ouachita Quartz
こちらの「アーカンソー」の項目を参照。

お探し名称がない場合、他コーナーに収録されている可能性があります。
「総合索引」で探してみてください。
また、新たな名称(商品名)である可能性もありますので、
未収録の名称、間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板ブログのメールフォームWEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。
(未収録の名称の場合は、それが紹介されているサイト情報もあると助かります)


内容の転載・転用はご遠慮下さい。
※このコーナーで取りあげている水晶の中には、ショップオリジナルのネーミングも含まれています。
  商業的に用いる場合は、充分留意して下さい。


. ※石の名前には(TM)がついているものもあり、「登録商標」と解釈されていますが、 TMはトレードマークの略であり、TMを用いるにあたっては登録している必要も、登録中である必要もないようです。
 
®(○の中にR)は米国特許商標庁に登録されたという意味を持ちます。一方、(TM)については特に規定もなく、主観的に「これはトレードマークだ」と思えば付けることができるのだそうですが…… 詳しくはこちら

    

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