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要注意石
偽物、人工・加工・処理もの(水晶以外)
お店の人は、知っているのか知らないのか、まことしやかに売られる偽物、処理もの、加工もの。
仮にも石を売る「プロ」であるならば、商品について知らないこと、確認しないことは問題です。
もしも、知っていて売っているのなら言語道断! 許せません。
……なんてことを言っていても、いっこうに偽物、加工・処理もの問題はなくならないので、
私たち消費者も、勉強して賢く・強く(?)なりましょう!
はじめに。 石の本物・偽物について気にする人が増えてきました。 そこで改めて。 石は、「本物」「偽物」がはっきり分けられるものではありません。 天然石と言いながら実はガラスだったら偽物と言ってもおかしくないですが、 加工については、「加工してあったら偽物」という人もいれば、「ベースは天然だから偽物とは言えない」という人もいます。 高い石だと加工してあると「偽物を売るなんて!」ということになるけれど、安い石だと騒がれなかったりもします。 店によっては「練り水晶は原料が水晶だから、天然水晶と同じ」と言い切るところもあります。 石は加工されていないけれど、産地が間違ったりごまかされていたりする場合もあります。 たとえば、ヒマラヤ水晶はヒマラヤ山脈で採れた水晶のはずですが、どこからどこまでをヒマラヤ山脈というか 人によって解釈が違い、「これはヒマラヤ水晶じゃない」「いや、ヒマラヤ水晶だ」という意見の違いも出てきます。 本物・偽物を気にするならば、 まず、自分がどこまでを本物とみなすか、自己基準を決めましょう。 |
間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板、ブログのメールフォーム、WEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。
情報募集中!
.関連記事 |
水晶の偽物、処理・加工 スピリチュアルな分野で使われるさまざまな石の名前 偽物って何だ? ビーズという素材 (なぜ、ビーズには処理や偽物が多いのか) (雑記) ヒマラヤ水晶ビーズの疑惑 (雑記) 見て、比べて、考える。 (見た目や名前が似ている石) |
.施されている処理やその問題点 | |
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加工・偽装 | 詳細および問題点 |
人工石、合成石、 人造石、模造石 |
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人工結晶 |
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半人工結晶 |
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練り |
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.施されている処理やその問題点 | |||||||||||||||||
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加工・偽装 | 詳細および問題点 | ||||||||||||||||
リペア(接着) |
※最近はインドの鉱物で、複数の鉱物が一緒になってるクラスターなどに接着ものが出ているとのこと。よく見ると接着剤がはみ出ていてばれるらしい。 |
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成形 彫刻 加筆 |
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研磨 | 丸玉やルースなどに研磨する以外に、原石の一部を磨く場合がある。 錐面だけを磨いたり、レムリアンシードでは、錐面と一面おきの柱面(レムリアン・リッジがない面)だけを磨いてあったりする。 石を綺麗に見せる「演出」ではあるが、磨きの技術によっては面やエッジ(面と面の合わせ目)が甘くなったり(丸みを帯びる)、ひどいときには尖端の角度が変わってしまう場合もある。 |
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サンドブラスト | 表面に別の鉱物がこびりついている水晶などを、サンドブラスト(細かな砂を高速で吹き付けるもの)できれにしているものもある。 仕方がないと言えばそうだが、綺麗な磨りガラス状の水晶……と思ったら、サンドブラストでそうなっていた、というのがあった。 |
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着色 | 呼んで字のごとく「色を着ける」 染料を染み込ませて色を付ける、加熱や放射線照射で色を変えるなどがあります。 |
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染色 ※染料で染める |
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加熱 |
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放射線処理 放射線照射 |
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放射線+加熱 |
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コーティング |
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樹脂含浸 | ターコイズや、チャロアイト、クリソコラなど、無処理のままではもろい石は、樹脂で固めて(樹脂をしみこませて)加工される場合が多い。樹脂で固めると言っても、石を粉にして樹脂で練り固める「練り」とはちがい、自然のままの石に樹脂をしみこませて強化するもの。 ビーズなど耐久性が求められるものは樹脂加工品が必要な場合がある。 樹脂をしみこませることで上部になり、汚れや水にも強くなるが、石を水に濡らすと色が濃くなるように、見かけに影響する面もある。 また、普通は透明な樹脂をしみこませるところを色つきの樹脂を用いて色を改変している場合もあるので注意。 |
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オイル |
オイルをしみこませたり塗布することがある。 オイルをしみこませるとクラック(ひび)が目立たなくなるので、石の質が向上して見える(ひびがなくなったわけではない)。 (宝石の)エメラルドなどに用いられる。ほかの石でも行われることがあると言うが、原石やビーズにも行われているのかどうかは不明。 オイルによっては年数が経つと黄変したり、中には色つきオイルをしみこませて色をごまかしている場合がある。 ※最近、オイルをしみこませて水晶部分の透明度を高めて見せているルチル入り水晶(原石以外)があるという。見た目で判別は難しいが、ルーペによる観察や紫外線でオイルが蛍光するので判別できる) 参考サイト
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.施されている処理やその問題点 | |
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加工・偽装 | 詳細および問題点 |
産地偽装&解釈の違い | ヒマラヤ水晶やロシアン・レムリアンなど、付加価値が付く産地があり、産地を偽って別の産地の石を高額で売っている場合がある。 ごまかす意図はなく、産地の解釈が違っている場合もある(たとえば、私は中国・四川省はヒマラヤ外とみなすけど、店によっては「四川省はヒマラヤ内」という意見のところもある) 業者が知っていて偽っている場合と、現地によそから水晶が持ちこまれていて、知らずに仕入れている場合がある。原石であればともかく、加工されていると見分けは難しい。 また、スーパーセブンやレムリアンシードなど、ヒーラーが独自の名前を付けた石は、名前だけで付加価値が付くため、ヒーラーが定めた条件を適当に解釈して産地や見かけが違うのに名前を付けて高値で売っている場合がある。 小売店がごまかしていると言うよりも、ミネラルショーなどでで売っているディーラーや、産地(ブラジルなど)の業者が言っていることを鵜呑みにして確認しないために、間違いやごまかしが拡大再生産されているのだと思う。 (卸元の業者も、騙してやろうと思っているのではなく、くわしい説明を知らないままに、こんな感じのものがこんな名前で売れているらしい……程度の認識で気軽に名前を用いている場合もある) 店が売っていたから、説明が付いていたから安心……ではなく、他の店で売っている同じ名前の石と見かけが違うなどの疑問点があったら、納得がいくまで調べましょう。 高額な石の場合は、名付け親のヒーラー情報までさかのぼって調べることも必要かもしれません。 |
情報操作 | マイナスイオンや「学者の意見」など、いかにも科学的な裏付けがあるようなふれこみで売られているものの中には、よく読むとまるで意味が通じないものがあったり、確かにそういう作用があるが、人体に対して効果があるとは限らないものが多い。 たとえば、トルマリンの効能などで良く耳にする「マイナスイオン」。 実は「マイナスイオン」というという学術用語はない。正式には「空気負イオン(Negative Air Ion)」。 さらにトルマリンは、そのまま置いておいただけでは「マイナスイオン」を発生させないし、発生させたとしてもごくごく微量なもの。それが人体にどのように作用し、有用なのかも実ははっきりしていないらしい。 また、物理学の「波動」とオカルト的またはイメージ的な「波動」を故意に(または理解不足によって)混ぜて解説し、さも科学的根拠があるように説明している場合も多い。 ちなみに、英語では物理学の波動は「wave」、イメージ的な意味合いの波動は「vibration」で、全く別の単語である。 健康系パワーストーンだけでなく、スピリチュアルな分野でも「新しく発見された」といいながら、以前から流通している石であったり、「レア」といいながら、実は流通していないだけで大量に産出する岩だったりする。 産出量が限られていたはずの石が、明らかに不自然なほど大量に出回っていたりもする。 |
解釈の違い | たとえばルチルクォーツ。 私としては「内部にルチル(金紅石)が入っている水晶」という解釈です。 しかし、「ルチルクォーツは流通名だから、入っているのがトルマリンでも構わない」「入っているのがトルマリンと説明すればルチルクォーツでいい」と言う人、「水晶の中の針状も内包物の総称がルチルだ」と言う人もいます。 スーパーセブンについても、私は「名付け親がエスピリトサント州と限定してるんだから、似たのがあっても産地を限定すべきでしょう」という解釈ですが、ショップによっては「インド産スーパーセブン」が堂々と売られています。 エレスチャルも、私は「色や内包物関係なしで、骸晶というタイプのごつごつ水晶のこと」という理解ですが、昨今のビーズでは「色まじり内包物たっぷり水晶」がエレスチャル。本にもそう書かれていたりします。 名付け親の説明は、骸晶を指していると思うんですが……。 ヒマラヤ水晶についても、私は「インダス川とプラマプトラ川で区切られた範囲がヒマラヤ山脈」。しかし「四川省もヒマラヤの範囲内!」というところも。 このように解釈が違う場合があるので、食い違ったり疑問に思った場合は、自分はどういう解釈をするのか、相手はどうなのかをはっきりさせた方がいいでしょう。 |
ネーミング作戦 | 「ネーミング作戦」という名称が公式にあるわけではないが、どう呼べばいいのかわからないのでとりあえず。 実際はよく知られた鉱物に、意味ありげで華やかな名前を付け、珍しい石、パワーのある石であるかのように見せかけている場合も多い。 正式な鉱物名に対するトレードネーム、フォルスネームなどは、イメージ的なネーミングだが、パワーストーンおよびスピリチュアルな分野では、それ以上に実態とはかけ離れたネーミングが多いので、一応注意しておくべきかも。 ひとつの例として、アメリカ、コロラド州の「メテオ・ポケット」という採掘場所から採れた水晶が、いつの間にか「隕石ポケットで発見されたメテオラ・クォーツ」になり、同じような水晶が最近では「コロラド産のアゼツライト」になっていたりする。(なぜ、コロラド産の水晶がアゼツライトとわかったのかその理由はいまだ不明)。 |
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名前間違い 「見て、比べて、考える」のコーナーに写真付きで掲載しました。 |
間違いはどうしたって起きるもの。 ……しかし、仮にも店としてちょっと調べればわかるような間違いはいかがなものか。 石の本を見れば、あるいは他の石ショップや石のサイトを見ればわかるような間違いは、お店のグレードを低下させるのでは。 間違えられやすい例 ルビー・イン・ゾイサイトとルビー・イン・フックサイト。 ルビー・イン・ゾイサイトは赤+緑の色合いで比較的艶あり。 ルビー・イン・フックサイトは赤+白+緑で、緑の色が明るめ、やや艶なし、柔らかめ。 写真入りの説明はこちら チャロアイトとスギライト まさか、間違えないだろうと思っていたら、間違えた例があるようす。 スギライトは、たいてい思ったよりも黒め。明るいものはピンクがかった紫。 チャロアイトは、絹糸状の渦を巻いたような模様が特徴。 写真入りの説明はこちら スギライトとマイカ マイカのビーズで濃い紫色のものがあり、ビーズになっているとなかなか見分けがつかない。 ただ、スギライトのビーズは黒っぽいものが多く、紫色の粒のそろった色目のものはかなり高価になるはず。固さもスギライトの方が上。値段と、硬さで判断するしかないかも……。 ラリマーとヘミモルファイト どちらも白と水色のきれいな石。原石ならばともかく、ビーズやルースでは時に間違うことがあるようす。 ラリマーの色合いや模様の出方を良く覚えておくと良い。 スティルバイト(束沸石)とヒューランダイト(輝沸石) こちらは原石での名前間違い。どちらも沸石、どちらもインド産、おまけに共生しやすい。 これはもう、結晶の形や特徴をしっかり見極めるしかない。鉱物ショップさんでも間違います。 写真入りの説明はこちら |
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勉強不足! (もしかして確信犯?) |
どう考えたって違うだろう!……という間違いもあります。悲しいことに。 そういう間違いを平気でしている本やお店は、個人的に利用をお勧めできません。残念ながら。 KURO@監理人が「どう考えたって違うだろう!」と内心叫んだ例 すべてショップや本の説明です。 ◆「ベリル」……? 「六角形の結晶をベリルと言うんです」と明るく教えて下さった某パワストショップ。 シトリンと言われたものがカルサイトっぽかったり、カルサイトを水の中に入れてディスプレイしていたり……。 ◆水晶が氷に 「氷に成長をじゃまされた水晶です」……と説明されて唖然。 100度を軽く超える高温下で成長する水晶の成長をじゃまする氷があったらそっちの方が欲しい。 ◆スコレサイトにスティーブナイト スコレサイトの写真にスティーブナイトの名前を付けていた某パワスト本。 他にもいろいろあやしいところがあるので、単なる誤植ではないでしょう。 ◆何でもルチル 麗々しいうたい文句を掲げたパワスト本の中を見てみると、アクチノライトは緑ルチル、インディコライトは藍ルチル。水晶の中の針状結晶は何でもルチル。「誰も書かなかった」んじゃなくて「誰も書かない」です、そんなこと。 ◆水晶が瑪瑙、しかも染め 「レアなブルークォーツ」……が、どう見ても派手に青く染めた瑪瑙だったりするWEBショップ。 瑪瑙も鉱物的に厳密に言えば二酸化珪素の鉱物、つまりは「Quartz」と言うこともできるかもしれないが、他のコーナーでさんざん瑪瑙、水晶といっているのだから、これは変。 ◆ウラン鉱付水晶 そういう名前で仕入れたのでしょう。見るからに全然違うけれど。 しかし、ものが放射線鉱物であるならば、「珍品!」と浮かれているのは問題。 くわしくはこちら ◆木の化石!? ピーターサイトを「木の化石」だとしていた例。どこでどうしてそんなことに。
◆えーと、あのー、基本的なことですが。 「地球の地殻を形成している元素の中で大半をしめるのが、酸素と窒素。結合して二酸化窒素ができ地殻の60%をしめる。これが、他のものと混合しないで結晶化したものが水晶」 ……水晶は、二酸化珪素です。二酸化窒素だなんて、何を言っているんだか。 ◆……(ツッコミどころ満載で無言) ◇ローズクォーツは本来透明度はあまり高くない。 透けている他社の石は「偽物」。 水晶を染めたもので、その水晶も練り。 ……ローズクォーツを見たことあるんでしょうか?(たとえばマダガスカル産) ◇(ウルグアイ産とおぼしきアメジストのクラスターについて) アメジストを焼いたもので、緑の部分が黒く焦げたため削った。 軽いのは、焼いたために水分が抜けたため。 焼くと紫色が濃くなるのを利用して加熱した偽物だ。 紫がまったく出てないクラスターも焼いたり樹脂コーティングで色を引き出した偽物がある。 ……焼いて色が濃くなる?(だったら、黄色くなった焼きシトリンは?) 焼いて水分が抜ける? 軽くなる? トドメに「当店ではそのような偽物は扱っておりません」 そりゃそうだ、そんな偽物、ないんだもん。 このように思いっきり間違っているショップや本もあります。 |
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情報遅れ、旧情報 |
本であれば、発行年月がわかるので、古い本かどうかが判別できますが、インターネット上の情報はそれが区別困難。比較的、新しい本であっても、著者が古い情報を元に執筆している場合があります。 例 ◆「クリソベリルはベリルの仲間」 クリソベリルは、「ベリル」と名前が付いていても別の鉱物です。確かに最初はベリルの仲間と考えられていましたが、1789年にベリルとは別の鉱物であることが確認されました。 それでも未だにベリルの仲間としている本があります。
◆ラズベリル(ペツォッタイト) 2003年はじめに発見され、2003年9月に国際鉱物学連合(IMA)に新鉱物として承認されたが、承認されるまでの間に最初はトルマリン、次にラズベリー・カラーのベリルとして出回っていた。 承認後の今でも「ベリル・グループの変種」という説明と「ベリルとは別の鉱物とする説明がある。いったいどっち? いつの間にか情報が変わっているので、思い出したときに新しい情報を確認しなければ。 |
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分析したら見た目と違ってた | 例を挙げると、ラブラドライトとアンデシンは成分の比率がちょっと違うだけの兄弟石。 今までラブラドライトと言えば虹色のシラーが出るあの石、アンデシンは赤っぽいあの石……というイメージでしたが、分析してみたら、見た目ラブラドライト(レインボームーンストーン)なのに成分比はアンデシンなものが判明した様子。 そのため「アンデシンラブラオライト」と名前をくっつけて表記したり、「ホワイトアンデシン」だったり、名前や説明が定まりません。 もちろん、分析してないので、これまで通り見た目でラブラドライトで売られているものもあるでしょう。 こういう事態に対して、アンデシンをラブラドライトで売るなんて!……と、不満を覚える人もいます。 |
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名前の統廃合 | ただ今現在、ラブラドライトやアンデシンは正式な鉱物名ではありません。 雲母のレピドライトもしかり。 知らないうちに鉱物名が統廃合されていたりします。 でも、いまだに市場ではラブラドライトの名前は現役ですが……。 |
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同じ名前で混乱 (ちょっとは確認してよ) |
石の名前には、鉱物名とは別に「あだ名」みたいなものがあります。 例えはストロベリークォーツ。 これは見た目苺みたいな色合いの水晶のことで、「この産地のこの水晶だけをストロベリークォーツと呼ぶ。それ以外はダメ」などの公式ルールがないので、違う産地や見た目の異なる何種類かのストロベリークォーツがあります。 どれが本物、どれが偽物と言えません。(ガラスのチェリー・クォーツをストロベリー・クォーツとして売ったら、それは堂々の偽物ですが) ところが、見た目レモン色だから……と硫黄入りでレモン色になった水晶と、おそらくスモーキーの加熱あるいはミルキー・クォーツの放射線照射+加熱……とにかく硫黄入りでないレモン色水晶が同じ「レモン・クォーツ」として出回ったため(レオンクォーツの名前は硫黄入りの方が先ですが)、硫黄入りでない方に「硫黄の内包でレモン色になっています」などの間違った説明がくっついていることがあるので要注意。 ファイアー・アゲートも後から加工のビーズがファイアーアゲートを名乗り始めたため、最近このビーズに対して「メキシコ産」などの説明が見られます。 売る側が「黄色い玉(ぎょく)」の意味で「黄玉」としたのを、トパーズの和名「黄玉」とごちゃ混ぜにして、トパーズとはにても似つかない石にトパーズの説明がついていたのも見たことがあります。 このように、石の説明は、ろくに調べないでコピペしたあげく間違っていたりします。 |
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