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要注意石
偽物、人工・加工・処理もの(水晶以外)


お店の人は、知っているのか知らないのか、まことしやかに売られる偽物、処理もの、加工もの。
仮にも石を売る「プロ」であるならば、商品について知らないこと、確認しないことは問題です。
もしも、知っていて売っているのなら言語道断! 許せません
……なんてことを言っていても、いっこうに偽物、加工・処理もの問題はなくならないので
私たち消費者も、勉強して賢く・強く(?)なりましょう!

はじめに。

石の本物・偽物について気にする人が増えてきました。
そこで改めて。
石は、「本物」「偽物」がはっきり分けられるものではありません。
天然石と言いながら実はガラスだったら偽物と言ってもおかしくないですが、
加工については、「加工してあったら偽物」という人もいれば、「ベースは天然だから偽物とは言えない」という人もいます。
高い石だと加工してあると「偽物を売るなんて!」ということになるけれど、安い石だと騒がれなかったりもします。
店によっては「練り水晶は原料が水晶だから、天然水晶と同じ」と言い切るところもあります。
石は加工されていないけれど、産地が間違ったりごまかされていたりする場合もあります。

たとえば、ヒマラヤ水晶はヒマラヤ山脈で採れた水晶のはずですが、どこからどこまでをヒマラヤ山脈というか
人によって解釈が違い、「これはヒマラヤ水晶じゃない」「いや、ヒマラヤ水晶だ」という意見の違いも出てきます。

本物・偽物を気にするならば、
まず、自分がどこまでを本物とみなすか、自己基準を決めましょう。


間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板ブログのメールフォームWEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。

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見て、比べて、考える。 (見た目や名前が似ている石)

石の種類で見る  加工や処理の種類で見る  他のサイトで見てみる

●人工的に作られたもの●

.施されている処理やその問題点
加工・偽装 詳細および問題点
人工石、合成石、
人造石
模造石
天然石に対して、人の手が加わって作られた石が人工石。その内訳は色々あり、以下の通り。
●合成石
人の手で作られているが、天然の石と同じ組成、同じ結晶構造を持っているもの。
合成水晶や合成ダイヤモンド、合成ルビーなど。
製造方法によっては、特徴的なインクルージョンや色むらが入る場合もある。

●人造石
科学的に造られた石で、天然石にはない化学組成、結晶構造を持つ。
コバルトで青く発色させた人工水晶、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)など

●模造石
ガラスなどで、本物の宝石を模造して作られたもの。

チェリー・クォーツ。
クォーツと名前は付いて
いても、ガラスなので
模造石となる。
人工結晶
チェルミガイト(チャーミガイト)カルカンザイト、ビスマス、カーボナイトなど、自然界にも存在するが、大きく美しい結晶が少ない鉱物を、人工的に結晶させたもの
普通は、人工結晶であると明記して売っているが、表示していない場合もあるので注意。

※チェルミガイトは、実は色づけしたミョウバンであるという噂あり。

ビスマスの人工結晶
半人工結晶
意図したわけではないが、人工的な環境で結晶した鉱物を売っている場合がある。
ポーランドの亜鉛工場で煙突の中に結晶するというジンカイトが有名。
工場の配管などに結晶するジプサムが売られていることもあるらしい。
ポーランド産のジンカイト(→)
オレンジ以外にも緑や赤など各色ある。
練り
ターコイズやラピスラズリでは、質は良いが大きさがないものを粉末にして樹脂で固めて加工することがあり、これを練りという。
ひどい場合には、「色つき樹脂」で固める場合もあるらしい。

水晶も、砕いて不純物を取り除き、溶かして固めたものを練り水晶という。
溶かして固めたものは結晶していないので、水晶が原料の
石英ガラスである。
「原料が天然の水晶なので、水晶と同じである」という説明には個人的に賛成できない。

練りターコイズ
材料がターコイズではないかも

 いい加減な練り表記

最近、水晶にクラックを入れて染料を染み込ませたものに対して「練○○」と説明しているものがある様子。
たとえば黄緑色に染めた物に対して「練ペリドット」とか。

石に対して「練り」というなら、色や大きさが望めないので、その石や他の石を粉にして樹脂で固めたもの(その際に着色することも)、水晶の場合なら溶かして固めたものを指す。

粉にしたわけでもない、溶かして固めたのでもない物に対して「練り」はふさわしくない説明。
そんなことも知らないのか……というより、「テキトーに言っておけばいいや」といういい加減さにしか思えない。
 
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●ベースは天然だけど人工的に手が加わっているもの●
.施されている処理やその問題点
加工・偽装 詳細および問題点



リペア(接着)

割れてしまった石を接着して補修してあるもののほかに、母岩や結晶に本来くっついていない鉱物を接着してあるものもある。
(左は、水晶に接着された金の粒。まわりに接着剤がはみ出ている)

同じ産地の母岩に接着するどころか、全く別の産地の鉱物を接着してある場合があるので要注意。
鉱物分野では母岩付き標本の方が価値があるために、このような処理が行われるが、接着ものは、年月が経つと接着剤が黄変する場合がある。

※水晶に金の粒が接着されていた例。
金の周りに接着剤が見える。
ハーキマー・ダイヤモンド、エメラルドなどに多い。
※最近はインドの鉱物で、複数の鉱物が一緒になってるクラスターなどに接着ものが出ているとのこと。よく見ると接着剤がはみ出ていてばれるらしい。

アメジストジオード(右写真上)に接着があるので注意……という説明を見かけることがあります。

ドーム状のアメジストの根本は瑪瑙になっていることが多いのですが(右写真真ん中)、この部分が薄いと壊れやすくなるため、裏面(ドームの外側)を、天然の状態に似せた灰緑色のセメント状のもので固めてある場合があるのです。(右写真はセメントではありません)。

天然のものはかさかさした「岩」状、あるいは緑のセラドナイトが付着して、ちょっと粉っぽいような苔むしたような感じになります。
セメント状のもので固めてあると、色合いが均一で、微妙にペンキっぽいつやがあり、岩の「角」に当たる部分がさほどとがっていません。

壊れやすいから補強……を「偽物」と言ってしまうのかどうかは微妙です。
「偽物、それは大変」と慌てる前に「補強」であることも考えてみてください。
中にはバラバラのクラスターをつなぎ合わせて偽ジオード(ドーム)を作っているんだって、という言い方をするところがありますが、そもそもよく見るアメジストのクラスターはこういうジオード(多分形が整っていないものや大きすぎるもの、掘っているときに壊れたもの)を割って小さくしたものです。
たまたま割れたものをつなぎ合わせるならともかく、まったくバラバラのクラスターを適当につなぎ合わせて、ありもしないドームが「綺麗に」作れるでしょうか。
壊れたドームくっつけ直しても、まったく無傷の状態にするのは難しいはずです。ましてや適当に集めたものが、パズルを組み合わせるように隙間無くくっつくでしょうか。
……無理ですね。
外側にセメントが塗ってあるものは、「壊れそうだから補修してある」が正しいと思われます。



真ん中の茶色い線から左が瑪瑙質になっている。


これは、原石そのままの(ミニ)ドーム
成形

彫刻

加筆
カルサイトやフローライトは劈開を利用してつぶれたマッチ箱状や八面体に成形される。

それ以外で注意したいのは、明らかなごまかし成形
インドでは球状のフローライトが産出して人気だが、最近は削って人工的に丸くしているのがあるようす。(情報:鉱物科学研究所

丸くないものを丸くしたのか、形がいびつだったりきれいでないものを一皮剥いたのかは定かではないが、よく見ると、フローライトの表面にグラインダーによる細かな筋傷があるのが特徴らしい。


劈開を利用して成形されたフローライト
 
中国産の菊花石では、放射状の結晶が埋もれているのを磨いて「花」に見せたのではなく、黒い母岩の上に薄くカルサイトの層が載っている部分を彫刻して花にしているものが多い。(本来の菊花石も混じっている)。

化石などでは、欠けた部分を加筆してあったりするものもあるという。


右写真は、ちゃんと放射状の結晶が埋もれている菊花石(質はよくないけど)。
同じ時、同じ場所に並んでいる石には、彫刻菊花石もあった。
研磨 丸玉やルースなどに研磨する以外に、原石の一部を磨く場合がある。
錐面だけを磨いたり、レムリアンシードでは、錐面と一面おきの柱面(レムリアン・リッジがない面)だけを磨いてあったりする。
石を綺麗に見せる「演出」ではあるが、磨きの技術によっては面やエッジ(面と面の合わせ目)が甘くなったり(丸みを帯びる)、ひどいときには尖端の角度が変わってしまう場合もある。
サンドブラスト 表面に別の鉱物がこびりついている水晶などを、サンドブラスト(細かな砂を高速で吹き付けるもの)できれにしているものもある。
仕方がないと言えばそうだが、綺麗な磨りガラス状の水晶……と思ったら、サンドブラストでそうなっていた、というのがあった。
着色 呼んで字のごとく「色を着ける」
染料を染み込ませて色を付ける、加熱や放射線照射で色を変えるなどがあります。
染色
※染料で染める
(1)その鉱物には本来ない色を染色して、稀少な品に見せかける
(2)その鉱物で人気のある高価な色に染色して価値を偽る
(3)安価な石を別の石に似せて染色する
などの場合がある

(1)の例としては、染色オケナイト
(2)の例としては翡翠(ジェダイト)
(3)の例としてはハウライト・ラピスハウライト・トルコ、カルセドニーなどを着色したロードクロサイト(インカローズ)、アラゴナイトを青く染めたヘミモルファイト(中国)などがある。

↑あり得ない色に着色された、タイガー・アイ。ひどく色落ちするものがあるので注意。

「染める」
「これは水晶を染めたものです……」などと言う説明を聞くことがあります。この「染め」という言葉にちょっと注目。

「染める」という場合、
染料で色を付けるという意味が強くなります。
ところが、水晶のような結晶を「染料で染める」のはたやすいことではありません。
水晶には染料がしみこまないので、うまく表面に塗れたとしても洗えば落ちます。ひびにしみこませれば一発でわかります。
つまり、染料で水晶全体に
透明な色を付けるのは無理なのです。

水晶全体に透明な色を付けようとすれば、
(1)溶かして色を混ぜて固める
(2)色の付いた水晶を合成する
(3)放射線や加熱で透明→スモーキー、アメジスト→シトリンのように変化させる
(4)科学的な方法で、表面に金属を薄くコーティングする。
(5)表面に染料を塗る


……ということになります。

ところが、これらの方法は「染める」とは言えないものばかり

(1) 練り(溶練)水晶。溶かして固めただけではガラスと同じ。クラスターのような結晶形はあり得ません。
中には、原料が水晶ではない「色ガラス」の場合もあるかも。
(2) 合成(人工)水晶。こっちは結晶していますが、できた形は天然の水晶とは違っています。
自然界にはない透明で青いものやアメジスト・シトリンなどがありますが、それなりに手間がかかるので、ルースやジュエリーに用いられていることが多いようす。ビーズにどれくらい用いられているかは不明です。
ただし、せっかく手間をかけてつくるものなので、できたものは「きれい」です。ひびや内包物、色の薄さなど「きれいではないから人工を疑う」というのはちょっと変かも。
(3) 加熱や放射線で色を変えるのは「染める」とは言わないのでは?
この方法では透明赤や青などの色は発色させられません(水晶の場合)
(4) この方法で加工された水晶は「アクアオーラ」などと呼ばれ、天然だと偽って売られているのを見たことがありません。
(5) これは、大きく見れば染め……といえるかも?
ただし、染料溜まりが発生したりするうえ、はがれやすい。(アルコールで拭くと落ちるという)
表面のつやや手触りも異なる。

……というわけで、「水晶を染める」という説明を見かけたときは要注意
いったいどうやっているのかを注意深く確認してみなければなりません。
個人的に「水晶を染めている」という言い方は非常に嘘くさいと思っています。情報としてすぐには信じられないので、要確認です。
たぶん、ちょっとわかっている人なら軽々しく「染めている」などとは言わないはずです
加熱
アメシストを加熱して産出量の少ないシトリンに変えたものが有名。
加熱して色を濃くしたり、緑の色合いを消したアクアマリンタンザナイト、加熱によって色を濃くしたルビーなど。
加熱は、ヒート・トリートメントとも言われ、宝飾業界では認められている処理である。
自然界でもおこりうる化学変化であるため、見分けることは難しい。
以前、中国産で母岩付のアクアマリンの加熱ものが出て問題になったことがあるらしい。

↑おなじみ、アメジストを加熱したシトリン
放射線処理
放射線照射
放射線によって色味を変えたもの。
スモーキー、人工黒水晶、ブルー・トパーズなどが有名

以前ミネラルショーで、トパーズにつやつやの黒水晶が付いたものが出たが、これが放射線処理だったらしい。
放射線で人工的に黒く発色させた水晶→
放射線+加熱
加熱と放射線照射の合わせ技。
放射線を照射した後加熱することが多いようす。

ビーズなどで大量に見られる「グリーン・アメジスト(写真左)」、パワーストーンの分野で人気の「オーロベルディ(メタモルフォーゼスの黄色くなったもの:写真右))」が有名。
コーティング
天然の水晶の上に金属を蒸着させてさまざまな色にした「アクア・オーラ」のシリーズが有名。どんどん種類が増えているようす。くわしくはこちら
ルースの分野では、トパーズにコーティングを施した「レインボー・トパーズ」などがある。


もろい鉱物では、丸玉などに加工されたものが樹脂でコーティングされている場合があるが、樹脂コーティングであるという表示がない場合もある。

アクアオーラと同じ蒸着処理のコスモオーラ
※コーティングという場合は表面だけの処理、中までしみこませると樹脂含浸と呼ばれることが多い。
樹脂含浸 ターコイズや、チャロアイトクリソコラなど、無処理のままではもろい石は、樹脂で固めて(樹脂をしみこませて)加工される場合が多い。樹脂で固めると言っても、石を粉にして樹脂で練り固める「練り」とはちがい、自然のままの石に樹脂をしみこませて強化するもの。

ビーズなど耐久性が求められるものは樹脂加工品が必要な場合がある。
樹脂をしみこませることで上部になり、汚れや水にも強くなるが、石を水に濡らすと色が濃くなるように、見かけに影響する面もある。
また、普通は透明な樹脂をしみこませるところを色つきの樹脂を用いて色を改変している場合もあるので注意。


オイル
オイルをしみこませたり塗布することがある。

オイルをしみこませるとクラック(ひび)が目立たなくなるので、石の質が向上して見える(ひびがなくなったわけではない)。
(宝石の)エメラルドなどに用いられる。ほかの石でも行われることがあると言うが、原石やビーズにも行われているのかどうかは不明。
オイルによっては年数が経つと黄変したり、中には色つきオイルをしみこませて色をごまかしている場合がある。

※最近、オイルをしみこませて水晶部分の透明度を高めて見せているルチル入り水晶(原石以外)があるという。見た目で判別は難しいが、ルーペによる観察や紫外線でオイルが蛍光するので判別できる)
参考サイト

オイルの塗布はフローライトやラピスラズリ(原石)、水晶などで見たことがある。
磨いていないラピスラズリは、乾くと白っぽくかさついて見えてしまうので、オイルをスプレーして、濡れたときの色を見せていたりする。洗うと落ちて白っぽくなってショック!……という場合も。(オイル塗布のまま放置していたら黄変した例もあるとか)

フローライトでは中国産などで見かける。表面が磨りガラス状で白っぽく見えてしまう場合にやはり色よく見せるためにオイルが塗られていたりする。
こちらのフローライトにはオイルが塗られていた(知らずに買ってしまった)

写真ではわからないがオイル塗布のフローライト。実際見ると不自然なつやとわずかなべたつき感がある。
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●石そのものは手をくわえられていないけれど●

.施されている処理やその問題点
加工・偽装 詳細および問題点
産地偽装&解釈の違い ヒマラヤ水晶ロシアン・レムリアンなど、付加価値が付く産地があり、産地を偽って別の産地の石を高額で売っている場合がある。
ごまかす意図はなく、産地の解釈が違っている場合もある(たとえば、私は中国・四川省はヒマラヤ外とみなすけど、店によっては「四川省はヒマラヤ内」という意見のところもある)
業者が知っていて偽っている場合と、現地によそから水晶が持ちこまれていて、知らずに仕入れている場合がある。原石であればともかく、加工されていると見分けは難しい。


また、スーパーセブンやレムリアンシードなど、ヒーラーが独自の名前を付けた石は、名前だけで付加価値が付くため、ヒーラーが定めた条件を適当に解釈して産地や見かけが違うのに名前を付けて高値で売っている場合がある
小売店がごまかしていると言うよりも、ミネラルショーなどでで売っているディーラーや、産地(ブラジルなど)の業者が言っていることを鵜呑みにして確認しないために、間違いやごまかしが拡大再生産されているのだと思う。

(卸元の業者も、騙してやろうと思っているのではなく、くわしい説明を知らないままに、こんな感じのものがこんな名前で売れているらしい……程度の認識で気軽に名前を用いている場合もある)

店が売っていたから、説明が付いていたから安心……ではなく、他の店で売っている同じ名前の石と見かけが違うなどの疑問点があったら、納得がいくまで調べましょう。
高額な石の場合は、名付け親のヒーラー情報までさかのぼって調べることも必要かもしれません。
情報操作 マイナスイオンや「学者の意見」など、いかにも科学的な裏付けがあるようなふれこみで売られているものの中には、よく読むとまるで意味が通じないものがあったり、確かにそういう作用があるが、人体に対して効果があるとは限らないものが多い。
たとえば、トルマリンの効能などで良く耳にする
「マイナスイオン」
実は「マイナスイオン」というという学術用語はない。正式には「空気負イオン(Negative Air Ion)」。
さらにトルマリンは、そのまま置いておいただけでは「マイナスイオン」を発生させないし、発生させたとしてもごくごく微量なもの。それが人体にどのように作用し、有用なのかも実ははっきりしていないらしい。

また、物理学の「波動」とオカルト的またはイメージ的な「波動」を故意に(または理解不足によって)混ぜて解説し、さも科学的根拠があるように説明している場合も多い。
ちなみに、英語では物理学の波動は「wave」、イメージ的な意味合いの波動は「vibration」で、全く別の単語である。

健康系パワーストーンだけでなく、スピリチュアルな分野でも「新しく発見された」といいながら、以前から流通している石であったり、「レア」といいながら、実は流通していないだけで大量に産出する岩だったりする。
産出量が限られていたはずの石が、明らかに不自然なほど大量に出回っていたりもする。
解釈の違い たとえばルチルクォーツ
私としては「内部にルチル(金紅石)が入っている水晶」という解釈です。
しかし、「ルチルクォーツは流通名だから、入っているのがトルマリンでも構わない」「入っているのがトルマリンと説明すればルチルクォーツでいい」と言う人、「水晶の中の針状も内包物の総称がルチルだ」と言う人もいます。

スーパーセブンについても、私は「名付け親がエスピリトサント州と限定してるんだから、似たのがあっても産地を限定すべきでしょう」という解釈ですが、ショップによっては「インド産スーパーセブン」が堂々と売られています。

エレスチャルも、私は「色や内包物関係なしで、骸晶というタイプのごつごつ水晶のこと」という理解ですが、昨今のビーズでは「色まじり内包物たっぷり水晶」がエレスチャル。本にもそう書かれていたりします。
名付け親の説明は、骸晶を指していると思うんですが……。

ヒマラヤ水晶についても、私は「インダス川とプラマプトラ川で区切られた範囲がヒマラヤ山脈」。しかし「四川省もヒマラヤの範囲内!」というところも。

このように解釈が違う場合があるので、食い違ったり疑問に思った場合は、
自分はどういう解釈をするのか、相手はどうなのかをはっきりさせた方がいいでしょう。
ネーミング作戦 「ネーミング作戦」という名称が公式にあるわけではないが、どう呼べばいいのかわからないのでとりあえず。
実際はよく知られた鉱物に、意味ありげで華やかな名前を付け、珍しい石、パワーのある石であるかのように見せかけている場合も多い。
正式な鉱物名に対するトレードネーム、フォルスネームなどは、イメージ的なネーミングだが、パワーストーンおよびスピリチュアルな分野では、それ以上に実態とはかけ離れたネーミングが多いので、一応注意しておくべきかも。
ひとつの例として、アメリカ、コロラド州の「メテオ・ポケット」という採掘場所から採れた水晶が、いつの間にか「隕石ポケットで発見されたメテオラ・クォーツ」になり、同じような水晶が最近では「コロラド産のアゼツライト」になっていたりする。(なぜ、コロラド産の水晶がアゼツライトとわかったのかその理由はいまだ不明)。

名前間違い

「見て、比べて、考える」のコーナーに写真付きで掲載しました。
間違いはどうしたって起きるもの。
……しかし、仮にも店としてちょっと調べればわかるような間違いはいかがなものか。
石の本を見れば、あるいは他の石ショップや石のサイトを見ればわかるような間違いは、お店のグレードを低下させるのでは。


間違えられやすい例

ルビー・イン・ゾイサイトとルビー・イン・フックサイト。
ルビー・イン・ゾイサイトは赤+緑の色合いで比較的艶あり。
ルビー・イン・フックサイトは赤+白+緑で、緑の色が明るめ、やや艶なし、柔らかめ。

写真入りの説明はこちら

チャロアイトとスギライト
まさか、間違えないだろうと思っていたら、間違えた例があるようす。
スギライトは、たいてい思ったよりも黒め。明るいものはピンクがかった紫。
チャロアイトは、絹糸状の渦を巻いたような模様が特徴。

写真入りの説明はこちら

スギライトとマイカ
マイカのビーズで濃い紫色のものがあり、ビーズになっているとなかなか見分けがつかない。
ただ、スギライトのビーズは黒っぽいものが多く、紫色の粒のそろった色目のものはかなり高価になるはず。固さもスギライトの方が上。値段と、硬さで判断するしかないかも……。

ラリマーとヘミモルファイト
どちらも白と水色のきれいな石。原石ならばともかく、ビーズやルースでは時に間違うことがあるようす。
ラリマーの色合いや模様の出方を良く覚えておくと良い。


スティルバイト(束沸石)とヒューランダイト(輝沸石)
こちらは原石での名前間違い。どちらも沸石、どちらもインド産、おまけに共生しやすい。
これはもう、結晶の形や特徴をしっかり見極めるしかない。鉱物ショップさんでも間違います。

写真入りの説明はこちら
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勉強不足!
(もしかして確信犯?)
どう考えたって違うだろう!……という間違いもあります。悲しいことに。
そういう間違いを平気でしている本やお店は、個人的に利用をお勧めできません。残念ながら。

KURO@監理人が「どう考えたって違うだろう!」と内心叫んだ例
すべてショップや本の説明です。

◆「ベリル」……
「六角形の結晶をベリルと言うんです」と明るく教えて下さった某パワストショップ。
シトリンと言われたものがカルサイトっぽかったり、カルサイトを水の中に入れてディスプレイしていたり……。

◆水晶が氷に
「氷に成長をじゃまされた水晶です」……と説明されて唖然。
100度を軽く超える高温下で成長する水晶の成長をじゃまする氷があったらそっちの方が欲しい。

◆スコレサイトにスティーブナイト
スコレサイトの写真にスティーブナイトの名前を付けていた某パワスト本
他にもいろいろあやしいところがあるので、単なる誤植ではないでしょう。

◆何でもルチル
麗々しいうたい文句を掲げたパワスト本の中を見てみると、アクチノライトは緑ルチル、インディコライトは藍ルチル。水晶の中の針状結晶は何でもルチル。「誰も書かなかった」んじゃなくて「誰も書かない」です、そんなこと。

◆水晶が瑪瑙、しかも染め
「レアなブルークォーツ」……が、どう見ても派手に青く染めた瑪瑙だったりするWEBショップ。
瑪瑙も鉱物的に厳密に言えば二酸化珪素の鉱物、つまりは「Quartz」と言うこともできるかもしれないが、他のコーナーでさんざん瑪瑙、水晶といっているのだから、これは変。

◆ウラン鉱付水晶
そういう名前で仕入れたのでしょう。見るからに全然違うけれど。
しかし、ものが放射線鉱物であるならば、「珍品!」と浮かれているのは問題。
くわしくはこちら


◆木の化石!?
ピーターサイトを「木の化石」だとしていた例。どこでどうしてそんなことに。

◆原料が天然水晶だから
「練り(溶融)水晶は、原料が天然なので、水晶と同じです」
……溶かした時点でガラスです。
むしろ人工的に結晶させた合成水晶の方が結晶している分水晶に近いです。
溶融水晶が天然水晶と同じなら、初期のグラスファイバーは水晶の繊維です(笑)。

「インクルージョンがあればガラスではなくて天然水晶」……といいますが、インクルージョンがあるガラスもあります。チェリー・クォーツなどがその例。
特にルーペで見て、丸い気泡が見える場合はガラスの可能性大です。

◆えーと、あのー、基本的なことですが。
「地球の地殻を形成している元素の中で大半をしめるのが、酸素と窒素。結合して二酸化窒素ができ地殻の60%をしめる。これが、他のものと混合しないで結晶化したものが水晶
……水晶は、二酸化珪素です。二酸化窒素だなんて、何を言っているんだか。

◆……(ツッコミどころ満載で無言)
◇ローズクォーツは本来透明度はあまり高くない。 透けている他社の石は「偽物」。
水晶を染めたもので、その水晶も練り。
……ローズクォーツを見たことあるんでしょうか?(たとえばマダガスカル産)

◇(ウルグアイ産とおぼしきアメジストのクラスターについて)
アメジストを焼いたもので、緑の部分が黒く焦げたため削った。
軽いのは、焼いたために水分が抜けたため。
焼くと紫色が濃くなるのを利用して加熱した偽物だ。
紫がまったく出てないクラスターも焼いたり樹脂コーティングで色を引き出した偽物がある。

……焼いて色が濃くなる?(だったら、黄色くなった焼きシトリンは?)
   焼いて水分が抜ける? 軽くなる?
トドメに
「当店ではそのような偽物は扱っておりません」
そりゃそうだ、そんな偽物、ないんだもん。

このように思いっきり間違っているショップや本もあります。
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情報遅れ、旧情報
本であれば、発行年月がわかるので、古い本かどうかが判別できますが、インターネット上の情報はそれが区別困難。比較的、新しい本であっても、著者が古い情報を元に執筆している場合があります。


◆「クリソベリルはベリルの仲間」
クリソベリルは、「ベリル」と名前が付いていても別の鉱物です。確かに最初はベリルの仲間と考えられていましたが、1789年にベリルとは別の鉱物であることが確認されました。
それでも未だにベリルの仲間としている本があります。

◆レモンクリソプレースは……
クォーツ・マグネサイトという石で、カルセドニーの一種であるクリソプレースとは別。一般的にそういうことになっているから……という理由でクリソプレースの仲間にしてしまうのはちょっと違うのでは。
オーストラリア・ターコイズとして売られていることもある 
レモンクリソプレース→

◆ラズベリル(ペツォッタイト)
2003年はじめに発見され、2003年9月に国際鉱物学連合(IMA)に新鉱物として承認されたが、承認されるまでの間に最初はトルマリン、次にラズベリー・カラーのベリルとして出回っていた。
承認後の今でも「ベリル・グループの変種」という説明と「ベリルとは別の鉱物とする説明がある。いったいどっち?
いつの間にか情報が変わっているので、思い出したときに新しい情報を確認しなければ。
分析したら見た目と違ってた 例を挙げると、ラブラドライトとアンデシンは成分の比率がちょっと違うだけの兄弟石。
今までラブラドライトと言えば虹色のシラーが出るあの石、アンデシンは赤っぽいあの石……というイメージでしたが、分析してみたら、見た目ラブラドライト(レインボームーンストーン)なのに成分比はアンデシンなものが判明した様子。
そのため「アンデシンラブラオライト」と名前をくっつけて表記したり、「ホワイトアンデシン」だったり、名前や説明が定まりません。

もちろん、分析してないので、これまで通り見た目でラブラドライトで売られているものもあるでしょう。

こういう事態に対して、アンデシンをラブラドライトで売るなんて!……と、不満を覚える人もいます。
名前の統廃合 ただ今現在、ラブラドライトやアンデシンは正式な鉱物名ではありません。
雲母のレピドライトもしかり。
知らないうちに鉱物名が統廃合されていたりします。
でも、いまだに市場ではラブラドライトの名前は現役ですが……。
同じ名前で混乱
(ちょっとは確認してよ)
石の名前には、鉱物名とは別に「あだ名」みたいなものがあります。

例えはストロベリークォーツ。

これは見た目苺みたいな色合いの水晶のことで、「この産地のこの水晶だけをストロベリークォーツと呼ぶ。それ以外はダメ」などの公式ルールがないので、違う産地や見た目の異なる何種類かのストロベリークォーツがあります。
どれが本物、どれが偽物と言えません。(ガラスのチェリー・クォーツをストロベリー・クォーツとして売ったら、それは堂々の偽物ですが) 

ところが、見た目レモン色だから……と硫黄入りでレモン色になった水晶と、おそらくスモーキーの加熱あるいはミルキー・クォーツの放射線照射+加熱……とにかく硫黄入りでないレモン色水晶が同じ「レモン・クォーツ」として出回ったため(レオンクォーツの名前は硫黄入りの方が先ですが)、硫黄入りでない方に「硫黄の内包でレモン色になっています」などの間違った説明がくっついていることがあるので要注意。

ファイアー・アゲートも後から加工のビーズがファイアーアゲートを名乗り始めたため、最近このビーズに対して「メキシコ産」などの説明が見られます。

売る側が「黄色い玉(ぎょく)」の意味で「黄玉」としたのを、トパーズの和名「黄玉」とごちゃ混ぜにして、トパーズとはにても似つかない石にトパーズの説明がついていたのも見たことがあります。

このように、石の説明は、ろくに調べないでコピペしたあげく間違っていたりします。
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