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表面の色による名前
(天然コーティング)
水晶には、内部から色づいているものと、表面に他の鉱物が薄い膜を作っているために色が付いて見えるものがあります。

お探し名称がない場合、他コーナーに収録されている可能性があります。
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……本来の意味に加えて個人的な基準をプラスしたもの。 
下線のついたリンク部分をクリックすると、関連ページが別窓で開きます。
名称がアルファベットのみのものは、日本では聞いたことが無く、海外サイトで見かけた用語です。
タンジェリン
(Tangerine Quartz)

タンジェリーナ
(Tangerina)

ラランジャ
Laranja

ララジンニャ
(ラランジーニャ)

Laranjinha

タンジェリンは柑橘類のくくりの一つ。
柑橘類にはマンダリン、タンジェリン、クレメンタインの3つのグループがあり日本のみかん(温州みかん)はマンダリンに属す。
つまりは日本風に言えば「みかん(色)水晶」がタンジェリン。

タンジェリンという名前で一番有名なのが、透明な水晶の表面を酸化鉄が薄く覆っているためにオレンジ色に見えるブラジル産水晶。

実は、産地からしてレムリアンシードでもあるタンジェリン
そのほか、表面だけでなく中までオレンジ色のものをタンジェリンと呼んでもおかしくないが、原石では表面コーティングものをタンジェリンと呼んでいることが多いようす。

ラランジャ(Laranja)は、ポルトガル語で「みかん」の意味。
ララジンニャ(Laranjinha)は日本語で言えば「みかんちゃん」という感じの親しみを込めた言い回し


みかん色のタンジェリン・クォーツ

夕焼け色のマダガスカル産タンジェリン

ブラジル以外にも酸化鉄皮膜によってオレンジになっているものがあるが(あまりきれいなのはない)、他国の水晶に対してLaranjinhaとつけるのは、ちょっとおかしいのではないかと思う。
表面コーティング系の色合いはさまざまあります。
ビーズでは楽しめない、原石ならではの贅沢かも……。
タンジェローズ・クォーツ
(Tangerose Quartz)

ピンクがかったタンジェリン・クォーツ。参考写真(海外サイト)
ブラジル、ディアマンティーナ産。


2003年頃に発見、2004年には鉱山が30メートルの深さまで拡張されて、2005年には赤みの強いものが産出したようす。(2005年で産出がほぼなくなった?)


マダガスカル産だけど、タンジェローズっぽい色合いだなと思っている水晶
タンジェリンクォーツに似ているが、表面にレコードキーパーやエッチングなどが多いという説明もある。参考サイト(海外)

高品質なタンジェリン・クォーツをタンジェローズと呼ぶという説もある。
参考サイト(海外)
ピンク・クォーツ
鉄分などが表面をうっすらコーティングすることにより、ピンクに見えている水晶。
有名なところではインド・ヒマラヤ水晶。

ローズクォーツ以外でピンクに見えている水晶(天然)を総称してピンク・クォーツということもある。


ゴールデン・ヒーラー
Golden Healer

ゴールデン・レイ
Golden Ray


水晶の表面が褐鉄鉱などでコーティングされ、黄色(金色)に見えるもの。

内部にインクルージョンされて黄色くなっているものを指すこともある。ゴールデン・レイという呼び方もあるらしい。

これも多分ゴールデンヒーラー
インド産ゴールデンヒーラー
ブラジル産 ゴールデン・ヒーラー
中国産 ゴールデン・ヒーラー
ネパール産ゴールデン・ヒーラー
リチウム・コーティング
(ライラック)
酸化鉄とリチウムのコーティングによって淡いライラック色に見えるもの。
色が濃くなると、カサカサした感じの層になり、美しさが半減する。

写真
リチウム・コーティング
(レッド)
酸化鉄とリチウムのコーティングにより、オレンジがかったような赤に色づいて見えるもの。
写真:リンク先の写真は色が薄め。綺麗なものはもっと迫力のある赤)


タンジェリンと見分けがつきにくいが、ルーペで比べると、こちらの方が紫がかった濃い赤の微細な粒が多い。
リチウム・コーティング
(ピンク)

プラム・クォーツ
Plum Quartz

ピンク・レムリアン
Pink Lemurian
リチウムのコーティングによって紫がかったピンク色に見えるもの。

初期の淡いピンク色、はっきりしたレムリアンリッジ(柱面の横筋)を持つレムリアンシードに代わって、「ピンク・レムリアン」の名前で売られていることがある。
これは、条線部分(レムリアン・リッジ)に特に酸化物やリチウム等が強く蒸着したため、腐蝕(エッチング)が進み、レムリアンリッジが消えて、カサカサした肌合いになったものだという。
→レムリアン・シードについてはこちら
ソラリス・クォーツ
Solaris Quartz

※アーカンソー産


マヤナイト
Mayanite
レインボーマヤナイト
Rainbow Mayanite
※ワシントン州産
水晶の表面が鉄系の天然コーティングで覆われ、表面に虹色の被膜になっているもの。
全体的に黄色く、ゴールデンヒーラーに虹が出たといえばわかりやすいかも。

産地はアメリカ、アーカンソー州(海外サイトでは
the Collier Creek Mine in Montgomery County, Arkansas)
何でもこの名前は公募によって決められたとか。ネーミングとしてはこのパターンは初めて。

ワシントン州のカスケード山脈東側でもそっくり水晶が出ていて、こちらは「マヤナイト」「レインボーマヤナイト」とよばれているようす。

くわしくは
こちら
アルケミスタ
Alchemista

オーラ・フレーム

Aura Flame
これぞ、天然のアクアオーラ!
水晶の表面をチタンや酸化鉄が天然コーティングして虹色の被膜となっている。スモーキー・エレスチャルなどに見られる。

スモーキーではない透明な水晶に虹色の皮膜が見える場合は「オーラ・フレーム」と呼ぶときもある。
インド産ゴールデンヒーラー(虹色が見える!)
アルケミスタ!

※アルキミスタのネーミングは某石屋さんのオリジナルです。あまりにもぴったりなのでここに収録させていただきました。
英語表記ではアルケミスト(Alchemist)ですが、お店のネーミングに従ってラテン語表記のアルケミスタ(女性名詞)にしました。
レッド・アメシスト
Red Amethyst
ヘマタイトによって先端付近が赤く色づいたアメジスト。
カナダのサンダーベイ産が有名。

表面にヘマタイトが付着したものと、表層付近に内包されたもの、かなり内部まで赤いものなどいろいろある。


レッドアメシストの一種(カザフスタン産) 
カナダのサンダーベイ産
ブラジル産
モロッコ産



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