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「クリスタル百科事典」
KURO的ツッコミ
その5

ごめんなさい。またもやツッコミします。追加資料としてお役に立てば幸いです。
個人的には、この本を参考に石を探すなら、ネットや他の本で石の外見を確認した方がいいと思います。

間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
掲示板ブログのメールフォームWEB拍手のメッセージ欄よりご一報お願いします。

現在ツッコミ進行中です。今後徐々に追加します。

今回のツッコミは
●同じところは同じツッコミ
前2冊の総集編的名本なので、内容が重なるところ、同じツッコミどころの場合は、前2冊のツッコミと同じ文章を載せてあります。

●違っているところもチェック
前2冊から記述が変わったところもチェックしました。
緑の文字は本の記述(引用)、青文字は前2作の記述(引用)、赤文字はKURO的重要ツッコミ

掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
210 トルマリン 化学組成が「ケイ酸塩複合体(含有物は色により異なる)」とあるが、トルマリンは成分によって分けられているので、この書き方は適切ではないように思われる。
たとえば、青いインディゴライトも、赤いルベライトも、これらの名前は宝石名で、鉱物としては「エルバイト(リチア電気石)」にまとめられる。
211 ブラックトルマリン
(ショール)
和名は「鉄電気石」
化学組成は
「ケイ酸塩複合体」と書かれているが、NaFe3Al6(BO3)3Si6O18(OH)4
トルマリンワンド 人工的に形成されたものも、天然で細長いものも含むらしい。
形で項目を分けるのはどうしてだろう?
212 ジェット 和名は黒玉(こくぎょく)。
高圧化で長い年月をかけて化石化した樹木(琥珀は樹脂の化石)。

ブラックスピネル
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
213 ネブラストーン 石英、アノーソクレース(長石)、リーベック閃石、エジリンの4つの鉱物からなる岩石。リーベック閃石とエジリンが丸い模様の元になっているらしい。

メキシコ産
大きい写真はこちら

参考サイト(海外)

マダガスカルのカンババ・ジャスパーがネビュラストーンの名前で売られていることもあるので注意(不思議なことに逆はない)。
ブラックサファイア  
214 オブシディアン
215 ブラック・オブシディアン
オブシディアンワンド
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
216 スノーフレーク・オブシディアン 黒地に雪片を思わせる白い斑点が散ったオブシディアン。
白い部分はクリストバライトであるという。
斑点が大きくなるとフラワー・オブシディアンと呼ぶこともあるらしい。


化学組成のところにSiO2(不純物、長石を含む)とあるが、長石はあまり聞かない。白い斑点部分を長石と見なしているのか?(斑点部分はクリストバライト、高温で結晶した石英と同じ成分の鉱物)
アパッチティアー アメリカのアリゾナ州やニューメキシコ州で見つかる、白い石灰岩の中に埋もれた丸い粒状の状態で見つけるオブシディアン。
アパッチはご存じ、アメリカの先住民族であるネイティブ・アメリカンの部族の名前で、開拓の乗り込んできた白人との戦いに敗れ命を失ったものたちや、土地を追われた人々の涙がかたまったもの……という伝説からアパッチティアー(アパッチの涙)と呼ばれる。

オブシディアンの産地は
メキシコなどが有名だが、アパッチ・ティアーについてはアメリカのアリゾナやニューメキシコと言うことになる。
217 ブラック・カイアナイト
テクタイト モルダバイトの他に、インドネシア産のインドシナイト、オーストラリア産のオーストライトなど、産地によって名前が付けられている。淡い黄色のリビアングラスもある。

化学組成が「地球外物質」となっているが、現在では、隕石の衝突によって溶けて飛び散った地球の岩石であるという説が有力。
よっておおよそSiO
2で良いのではないか。
隕石としては紹介されていないので注意。


モルダバイトは高価だが、インドシナイトなどは、手軽に入手できる。
テクタイトいろいろ
218 ベイサナイト(ブラックジャスパー)
ホークアイ
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
219 オニキス
ブラックアクチノライト
220 ブラックオパール
ヌーマイト Nuummite、ニューマイト、ヌーンミットとも言われる。

1982年にグリーンランドのヌーク地方で発見された、約30億年前のものとされる古い岩石。


外観説明にある「光を発する」とはこんな感じ
221 ブラックカルサイト 最近では「シャーマナイト」と名付けられてビーズなどに加工されている場合がある。
メルリナイト
(サイロメレーン)
この本では、「メルリナイト」と訳され、そのためか国内ではほぼ全面的に「メルリナイト」だが、本来はその綴り「Merlinite」が示すように、魔法使いマーリン「Merlin」にちなむ石として「マーリナイト」とで表記すべきだと思う。

鉱物としては、「白い石英+サイロメレーン」であるらしい。
サイロメレーンはロマネカイト(ロマネシュ石・硬マンガン鉱)とも言う、二酸化マンガン鉱物である。

また、デンドリチック・アゲート(オパール)のことであるとする説もある。

参考(海外サイト) 
参考(海外サイト)
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
222 ヘマタイト
223 スペキュラー・ヘマタイト ヘマタイト(赤鉄鉱)の一種で「鏡鉄鉱」とも書かれる。
写真のようなタイプではなく、板状で光沢があるヘマタイトに対して用いられることもある。
写真のようなタイプはぽろぽろと崩れやすいので、表面を樹脂で固められている。

ガレナ
224 モリブデナイト
パイロリューサイト 軟マンガン鉱。
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
225 スティブナイト 和名は輝安鉱スティーブナイトとも。
金属光沢があり、硬くて丈夫な鉱物に見えるが、実はモース硬度2と爪で傷つくくらい軟らかく、湿度などによって表面が黒く酸化し、光沢も消えてしまう。
水洗いしたりせずに、ケースに入れておくことが望ましいと思う。
かつては日本でも立派な結晶が産出した。
シルバーシーン/・オブシディアン
226 グレイバンデッドアゲートとボツワナアゲート
パミス
227 ラブラドライト
(スペクトロライト)
▲Page Top

掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
230 クォーツ
231 クォーツワンド
レーザークォーツ レーザー・ワンドとも呼ばれる。
要するに「先端からレーザーを発しそうな、シンプルすっきり細長い結晶」のこと。
ブラジル・ミナスジェライスのバタタル鉱山産の水晶に初めて名付けられた。

幅に対して何倍以上長い結晶……と決められているわけではないので、レーザーと言うほど細長くない普通の長柱状結晶もレーザーと呼ばれていたりするので、レーザーの名前で売られているからレーザーと早合点なさらぬよう。
232 キャンドルクォーツ
「溶けたロウのように見える」は、「柱面の小結晶が蝋燭の溶けたロウのように見える」
の意味。念のため。


写真説明にある「ツインフレーム」は二つの結晶がくっついて結晶していることを示す。
カテドラルクォーツ
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
233 エレスチャルクォーツ エレスチャルというネーミングは、クリスタルヒーラー・K・ラファエル氏によるもので、いくつもの結晶がごちゃごちゃに固まったようなゴツゴツして複雑な形の結晶や、層状に結晶した水晶に対して付けられた名称である。
詳しくはこちら

「内部にスケルトン(骨格)を有しているものもあり」というのは、内部に層状構造が見られるという意味。
層状構造タイプは「スケルタル」と呼ばれることも
ある。

「クリスタル&癒しの石」では磨かれた石の写真が使われ、説明も意味が通らなかったが、今回はエレスチャルっぽい写真に変わった。
一般的なエレスチャルいろいろ。

ただし、外見説明がほとんどないので。この本を頼りに石を捜すのは難しいだろう。

ビーズではアメシストなどが混じり、いろいろ内包物が見られるものをエレスチャルと言っているが、エレスチャルは結晶の形に対して付けられた名称なので色や内包物は関係ない。
フェンスタ−・クォーツ フェンスター(fenster )はドイツ語で窓の意味。
写真ではよくわからないが、層状に結晶したスケルタル(骸晶)で、面の中心部分が凹んでいるタイプ。
本文の「面の中に自然に刻まれた三角形があります」というのは、右の写真のような骸晶によるへこみを指す。
ウィンドゥ・クォーツ(窓水晶)とも呼ばれる。(参考)

検索してみたところ、このように呼ぶところもあるようだが、私が知る限り、国内では一般的ではないと思う。
234 ファーデン・クォーツ 形状の説明が少ないので補足。
ファーデン(faden)とは、ドイツ語で「糸」の意味。
水晶の内部に白い糸状のラインが見えるもの。
この「糸状のライン」は、繊維状の内包物ではなく、水晶内部に見られる白い霧状の曇り(ミスト)のようなものに見える。

ページ下部の「外観」に
「透明で平らなクリスタル」とあるが、実は、平らでない結晶にもファーデン・ラインが見えるものがある。スモーキーもあったり、ラインにクローライトが内包されるものもある。
かつては、板状に結晶した水晶が地殻変動によって割れ、後に再結晶して修復された痕跡がファーデン・ラインであるという説があったが、それでは説明できないものが大変多い。くわしくはこちら
235 シチュアンクォーツ シチュアンとは中国の「四川省」のこと。「四川省」を英語表記するとSichuan、つまりシチュアンである。
ここでは、「四川省産水晶」という意味であると思われる。


「ハーキマーとチベット・クォーツの波動が効果的に組み合わさり」とあるが、KURO的に補足。
ここで言う「ハーキマー」はアメリカ産のハーキマーのようにDT(ダブルターミネイテッド・両錐)でころんとした形、つまりハーキマー・ダイヤモンドのような形という意味。
形が似ていれば、力も似るかどうかは不明。
チベット・クォーツ……四川省は地図上ではチベット自治区の隣。

ただチベット人が住むところ(チベット人自治区のあるところ)をチベットと呼ぶ考え方もあり、四川省もその範囲なので、四川省産でもチベットクォーツと呼ばれるのだと思う。
四川省では写真のタイプ以外の水晶も産出するが、シチュアンと名前が付いているのは、ころんとした写真のタイプ、または透明な中に黒っぽいファントムや内包物が入る水晶のみである。 くわしくは
こちら

チベッタン・ブラックスポット・クォーツ
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
236 トルマリネイティド・クォーツ
シフトクリスタル 海外では、シフト・クリスタルの呼び方もあるようだが、国内ではグロース・インターフェアレンスまたはインターフェレンスという名前の方が知られていると思う。
グロース・インターフェアレンスの意味は「成長干渉」。本文でも説明されているように、層状に結晶したカルサイトによって水晶の成長がじゃまされ、カルサイトが溶けたあと、何かに切り刻まれたような痕跡が残ったもの。
写真の水晶はおそらくロシア・ダルネゴルスク産。

「地殻変動のプレートが衝突した」とあるが、プレートが動くことが地殻変動であり、そのことが小さな水晶の結晶を写真のように変形させる直接の要因にはならない。本文の意味、水晶の関わりともに、ちょっとおかしな言い方。
「……というイメージ」ならばそのことを明記して欲しい。
237 スピリット・クォーツ
フェアリー・クォーツ
238 シュガーブレード・クォーツ 本文の説明では、わからないでしょう……。
カスケイド・クォーツの稜線(面と面の合わさった角の部分)でさらに結晶が成長し、板状に成長しているもの……がシュガー・ブレード。
(参考・ショップ写真)

それにしても、カスケード・クォーツと離して説明しているのが謎。
同じような水晶なのだから、隣ページで紹介した方がいいのでは……。
スターシード・クォーツ 写真のような水晶は、さほど珍しくない……かも。
ちなみに我が家にもあります
この「刻み目」は触像であるという説もあり。

説明の中にある
「緑ターラー菩薩」について、巻末にも説明がなかったので補足。
ターラー(Tara)はヒンズー教における女神の名前。仏教にも取り入れられ、多羅菩薩としてチベットでは有名であるという。緑ターラーは、女神の活動的な面、白ターラーは静かな面を表すらしい。
ブラジルのアクチノライト入り水晶、アンフィボール入り水晶がターラーの力を持つターラ・クォーツと呼ばれている例もある。
ヘマタイト・インクルーディド・クォーツ ヘマタイト(酸化鉄)はさまざまな状態で水晶に内包される。

文中で紹介されている以外にも、水晶全体が真っ赤になった「赤水晶」もヘマタイトによるもの。
(右(→)写真下。

赤以外にもオレンジや黄色に発色したり、黒い斑点状になったり、黒い薄片状で内包されたりする。


▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
239 スノー・クォーツ
(ミルククォーツ、クォーザイト)
別名にミルク・クォーツとあるが、日本ではミルキー・クォーツの方が一般的かも。
もう一つ、クォーザイト(Quartzite)とあるが、これはクォーツァイトとも読み、石英質堆積岩が変成作用を受け生まれたものであるという。つまり、厳密には、鉱物ではなく岩石扱いになる。(もちろん、水晶・石英でもない)
クォーザイトについて調べたのはこちら
白い石英状の石、というイメージで捉えるならば問題はないが、厳密には違うので一応注意。染色して高級翡翠の模造品になったりする。
ファントムクォーツ 本の写真の左側、パイ皮のような層状の内包物があるものは、必ずしもファントムとは限らない。ガーデン・クォーツに分類される場合もある。
この写真に
(シャーマン)とあるが、これはなんだろう?
ガーデン・クォーツの中で内包物が異世界を感じさせるものを「シャーマニックドリーム・クリスタル」と呼ぶ場合があるが、これに関係あるのだろうか?

下部の外観説明で「色の斑点がある」とあるが、これもファントム水晶を説明するには不明確で、どのような状態を指しているのかわからない。
240 ホワイト・ファントムクォーツ
デジライト デジライトはアフリカ産らしい。綴りはDesirite。
いきなり出てくるマスターの数字44というのは、数秘術(ヌメロロジー)で導き出される数字のこと。
アルファベットを数字に置き換えたりして導き出すらしい。
興味のある方は数秘術で検索してみてください。
241 スター・ホランダイト・クォーツ ホランダイトが「星」に見えることから、「スター・クォーツ」「星入り水晶」と言われることもある。アメリカではスパイダー・クォーツらしい。
国内では「スター・ホランダイト」とはあまり言わない。

説明の中にクォーツとゲーサイトの力を併せ持つ、とあるが、ホランダイト(ホランド鉱)はマンガンの鉱物であって、ゲーサイト(鉄の鉱物)とは全く別である。念のため。
「スター・ルチル」といわれていることもあるが、ルチルでもない。

また、外観の説明に
「六角形の星」とあるが、整った形のホランダイトは「*」のように六方向に広がって見えるという意味(そのように見えないものも多いが)。
6つの辺で囲まれた六角形ではない。
ハーキマー/ダイアモンド ご存じのように、ハーキマー・ダイヤモンドは、照りと透明度に優れた水晶です。

カットすれば反射率の関係でダイヤモンドの方が遙かに輝きますが、原石の状態ではハーキマー・ダイヤモンドの方がキラキラしていて、「まるでダイヤモンドのようだ」というのでその名があります。

ハーキマー・ダイヤモンドは、照りと透明度に優れた水晶
産地にアメリカ、メキシコ、スペイン、タンザニアとあるが、
ハーキマーダイヤモンドは、アメリカ、ニューヨーク州のハーキマー鉱山でとれたもののみを指す。
ハーキマー・ダイヤモンドは有名なので、よく似ているという意味を込めて「ハーキマー・ダイヤモンドタイプ」と言うならまだしも、ハーキマーダイヤモンドと呼んでしまうのは間違いだと思う。
ハーキマー・ダイヤモンド
そっくりだがパキスタン産。これはハーキマーではない。

▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
242 アポフィライト
アポフィライト/ピラミッド
243 アンハイドライト
アゼツライト 水晶。
……この「光」は、イメージ的な意味合いの「光」。

実際に発光するわけではない。
念のため。


限られた量しか産出しなかったというふれこみだったが、その後、続々と新しいタイプが紹介されている。
244 バライト
クリーブランダイト 和名はクリーブランド石。クリーブランダイトと表記される。
長石の一種であるアルバイト(曹長石:Albite)の変種で、板状に結晶する。
アルバイトの変種だが、アルバイトとして扱われていることが多い。
単独のものよりも、トルマリンやアクアマリンなどと共生している標本が多いと思う。

外観の説明にある
「オパールのように光る」というのは「乳白色光」という意味合いで、オパールで思い浮かべる虹色の遊色ではないと思う。
クリーブランダイトは、遊ぶ色を浮かべる石ではない。
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
245 カルサイト
クリアー・カルサイト
246 アイスランドスパー
(オプティカルカルサイト)
ロンボイドカルサイト
クリアー・クンツァイト
247 セルサイト
カルセドニー  
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
248 アクロアイト
(カラーレストルマリン)
ダイヤモンド  
249 エルバイト
(マルチカラートルマリン)
アグレライト 和名はアグレル石。1976年に命名された。
紫外線(短波)で、明るいピンク〜赤に蛍光する。ユーディアライトなどと一緒に産出したりする。
あまり一般的ではない石で、鉱物標本としても見かけないかも。
250 ハーライト 和名は岩塩。 ハーライトと呼ばれることも。
塩です。舐めると苦いらしい(食用に適さないものあるので注意)。
本文中に
『岩塩(ハライトの結晶体)』とあるが、ハライト=岩塩。ハライトではない岩塩があるわけではない。
産地によってピンクやブルー、紫、黄色など、美しい色の付いたものもある。
日本の梅雨のような湿度の高い環境では、空気中の水分を集めて溶けてしまうことがあるので、ケースに入れて湿気を防ぐ工夫を。
ソルトランプとして加工されているものは、頻繁に点灯するか、使わないときは袋に密閉しておく方が良いらしい。
ダルメシアンストーン
(アプライト)
Dalmatian Stone。ダルマシアンとも表記する。
ダルメシアン・ジャスパーとして紹介されていることが多いが、ジャスパーではなくて花崗岩に近い仲間。よって「〜ジャスパー」よりも、ダルメシアン・ストーンの方が正解。
「トルマリンが含まれる」とあるが、この説は聞いたことがない。黒い斑点部分は角閃石とのこと。
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
251 ムーンストーン レインボームーンストーンは、ムーンストーンと名前が付いていても、鉱物としてはラブラドライトに分類されるので注意。

ブルームーンストーンと呼ばれている中には、本来のムーンストーンとは成分が違うペリステライトという石が混じっていることが多い。
レインボームーンストーン 鉱物的には、ムーンストーンとレインボー・ムーンストーンは種類の違う長石で、光が現れるメカニズムも違う。
レインボー・ムーンストーンは、地の色が白いラブラドライトである。

パワーストーンやヒーリングのイメージ的な分野ではムーンストーンとレインボームーンストーンが同じでもかまわないかもしれないが、
「ムーンストーンの結晶体であるレインボームーンストーン」という言い方は
どちらもちゃんと結晶している。念のため。

写真にはレインボーの色合いが写っていないので、ムーンストーンとの違い、見分け方も含めてこちらをどうぞ。
252 マグネサイト
オーケナイト
253 メナライト Menilite珪乳石。地域的に子ぶり石とも呼ばれる。
強いて読むなら
「メニライト」では?。
不透明なオパールである。オパライトと呼ばれることもある。
珪藻土の珪酸成分が分離し沈殿して面白い形になったもの。

※追記:2008年2月発行の「クリスタル百科事典」では綴りがMenaliteとされていたが、やはりMenilite(メニライト)が一般的だと思う。

写真はこちら
ノバキュライト Novaculite。くわしくはこちら
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
254 オパール
クリアートパーズ
255 ゴシュナイト
(クリアーベリル)
ペタライト
256 フェナサイト
クリアーフェナサイト
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
257 ホワイトジェイド
セレナイト
258 エンジェルウィング
(フィッシュテールセレナイト)
セレナイトワンド
259 セレナイトセプター
セレナイトファントム 要するにファントムの構造を持つセレナイト(Selenite)。
セレナイトの和名は「透石膏」。
外観説明の中に
「透明なセレナイトの中に含有された硬い結晶」とあるが、ファントムは、セレナイトの結晶が徐々に大きく成長していく途中で、不純物が表面に付着し、その上にさらに結晶が成長したもの。つまり、成長途中の結晶の痕跡のようなものである。
……ということは、ファントムの内部も外側も同じセレナイトのはずなので、「硬い結晶」というのは変だと思う。

はっきりとしたファントムを「ソリッド・ファントム」ということがあるので、そのソリッド(solid)が変に訳されてしまったのだろうか?
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
260 スピネル
スティルバイト 写真は、スティルバイトではなくスコレサイトでは?

外観も、小さい結晶状のプレート、またはピラミッド状のクラスターとあるが、スティルバイトは薄い結晶が何枚にも重なって束ねられたような結晶になる。

和名は「束沸石」。
スティルバイトはこちら
スコレサイトはこちら
261 ゼオライト 沸石。多くの鉱物を含むグループ名。
写真では、オケナイト、プレナイトがどれかわからない……。
「ゼオライトは……(中略)……アポフィライト、オケナイト、ペクトライト、プレナイト、スティルバイトを含みます」
この中でスティルバイトだけが沸石。
そのほかの石は、「沸石類と共生していることが多い」という意味なので注意。
ジルコン
262 ウレキサイト
ホワイトサファイア
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
263 スターサファイア
ヤンガイト ブレッシェイド・ジャスパー(brecciated jasper)とは、角礫化したジャスパーという意味で、一度割れたものが割れたすきまに再度ジャスパーやアゲートが結晶し固まったものである。
ヤンガイトはその上を白〜灰色のビロードのようなドゥルージー・クォーツが覆ったもの。
調べたところでは、ワイオミング州産のものが有名で。ドゥルージーの部分が、紫外線で蛍光するらしい。
参考(海外サイト)
細かなドゥルージーの結晶や、小さい結晶を「成長しきっていない若いもの(young)」ととらえてヤンガイトと呼ぶという説もある様子。

本には産地の記載がないので、どこまでを限定しているか不明。
266 スーパーセブン
(メロディーストーン)
セイクリッド・セブンと呼ばれることもある。
命名者はA・メロディ氏。
産地はブラジルのエスピリト・サント州およびミナスジェライス州。
産地については情報が省かれていることも多く、スモーキーやアメジストが混じった水晶(石英)にいろいろ内包物が入っているということで、インド産がスーパーセブンとされていることも多い。
カットされた石一つに7つの要素全部が含まれていなくても、カットする前にすべて含まれていれば、スーパーセブンとしてのパワーを持つという説明もある。
……が、個人的にはルチルが入ったものを見たことがない。

写真は、あまりスーパーセブンに見えないので、代わりにどうぞ。
クォーツに内包されたモリブデナイト
267 マイカを伴うクォーツ
スファレライト上のクォーツ スファレライト(Sphalerite)は和名を閃亜鉛鉱という。
大きさの割に重い鉱物である。たいていは黒や黒褐色の金属光沢だが、希に赤やオレンジに透けるものがある。
水晶とのコンビネーションは、ルーマニアやハンガリー産を見たことがある。
外観説明に
晶洞とあるが、特に晶洞状とは限らない。
ハンガリー産のスファレライト/水晶
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
268 フェナサイトを伴うフェルドスパー 和名はフェナス石。フェナカイトとも表記される。
フェルドスパー(Feldspar)は長石。
フェナカイトは、比較的希なベリリウムの鉱物で、名前は無色透明なものが水晶(石英)と似ているため、ギリシャ語のphenakos(だます)に由来する。
「高い波動を持つクリスタル」として紹介されるようになってから妙に人気(らしい)。
だたし、ここで紹介されているような、長石と一緒になったタンブルは見かけたことがない。
あるとしたらエッグや丸玉で一点ものとして入荷するようなものではないか。本の写真と似た石で、赤い長石と石英のコンビネーションを持っているが、フェナサイトが入っているかは不明(たぶん、入っていないと思う)
レピドライトを伴ったブラックトルマリン
269 クォーツに内包されたブラックトルマリンロッド
マイカを伴うブラックトルマリン
270 ヘマタイトを伴うルチル ヘマタイト(Hematite、赤鉄鉱)とルチル(Rutile,金紅石)。
板状のヘマタイトから金色のルチルがはえているもの。

ヘマタイトを中心に六方向に放射状にルチルが伸びているものがあり、ルチル・サン太陽ルチルとも呼ばれる。海外ではスターバーストと呼んでいるところもある。

本の写真のようにむきだしのものだけでなく、水晶に内包されたものタンブルもある。
ゾイサイトに内包されたルビー(アニョライト)
▲Page Top
掲載頁 項目・記述 ツッコミ&訂正(追加)内容
271 クリソコーラを伴うマラカイト
マラカイトを伴うアズライト
マザー・アンド・チャイルド
アバンダンス
メンター
アンセストラル・タイムライン
バーナクル
エッチド
クロス
レコードキーパー
ツインフレーム
(タントリック・ツイン、ソウルメイト)
レグッション
(タイムリンク)
セプター
プログレッション
(タイムリンク)
ブリッジ
▲Page Top

最後に。の本を利用する場合に、石が見つけやすいよう、
さまざまなサイト様にリンクさせていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


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