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かってにQ&A
その3

ブログや当サイトのアクセス解析で、なぜか「疑問文」がヒットします。
「○○石と××石の違いは?」「水晶はどうやってできたのか?」という具合です。
検索というのは、検索ワードが含まれるページを探し出してくるものであって、
疑問に対する答えを探し出してくれるものじゃないはずなんですけど……。
……ということで、
目についたものをここで勝手にQ&Aしてみます。(KURO的意見コミ)

間違いやリンク切れ、その他情報がありましたら、
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見たい質問をクリック! Q&Aにジャンプします。

 サードオニキス、赤瑪瑙の違い  天眼石 薬師珠  違い
 レコードキーパーが増える?
 クラスターが成長する?
 雑誌付録パワーストーンブレスは本物か
 マリアライトとスキャポライトの違い  アゼツライトとルキークォーツの見分け方
 アゼツライトとルキー・クォーツの見分け方
 ルキークォーツとルキークォーツの違い  パワーストーンブレスレットの石の穴が
 欠けていたら偽物?
 カットされたローズクオーツが偽物か
 見分ける方法
 スギライトの偽物ってあるのか?
 アメジスト クラスター 母岩 緑カビ  ヒマラヤメノウ スレイマン
 良いガーデンクォーツ 見分け  水晶の中に入っている黒いぶつぶつは何?
 虎目石 見分け方
 アメジスト 見分け方
 透明水晶 安いのに傷がないのはニセモノ?
 黒水晶とブラックトルマリンを見分けたい  ラブラドライト ムーンストーン 違い
 グリーンクォーツとグリーンクォーツァイトの違い  100円ショップ(100円均一)の
 パワーストーンは偽物?

続きはこちら   

アゲートとオニキスの違い
アゲートとサードオニクスの違い

アゲートの一部がオニキス、オニキスの中で赤白の縞模様のものがサードオニキスという関係。
アゲートは模様がきれいなカルセドニー。模様にはいろいろある。その中ではっきりとしたまっすぐな縞ものもが(本来のオニキス。だいたいは白黒灰色などモノクロ系の色合いものをオニキスと言い、赤、白、茶色の縞のものはサードオニキスと呼ばれる。

ビーズでは、真っ黒模様なしのものがオニキスと言われているが、もともとオニキスとは縞模様を指していた。
そのため、建材などの分野では、縞模様がある大理石を「オニキス」と呼んだりする。

くわしくはこちらとかこちら
サードオニキス、赤瑪瑙の違い

サードオニキス(右写真上)は、赤(茶色っぽい赤)と白のはっきりした縞模様のアゲート。赤い縞だから赤瑪瑙とも呼べるけれど、和名は瑪瑙らしい。

赤瑪瑙と言ってしまうと、染めて単色の赤にしたカルセドニーのビーズ(右写真下)を指すこともあるので注意。

天然で赤いカルセドニー(はっきりした模様なし)はカーネリアンの別名がある。
天然で真っ赤なものは、実は少ないので、染めて赤くするわけだが、染めて真っ赤にしたものはカーネリアンの名前で取引できないので「赤瑪瑙」表記にしているとか。

模様のないものを瑪瑙(アゲート)と呼ぶのは、語弊があると思う……。
詳しくはこちら


天眼石 薬師珠  違い

天眼石は、白・茶色・黒などのモノトーン系の色合いのはっきりした縞瑪瑙を目玉模様になるように削ったもの。(右の上写真)
同じ縞瑪瑙のビーズでも穴の向きで目玉模様に見えなければ、厳密には天眼石とは言えない。
(赤白の縞瑪瑙で作った場合には赤天眼石と呼ぶ)




一方、薬師珠は、天珠の一種あるいは天珠に近いもので、縞瑪瑙を丸またはやや扁平な丸に削り、多くは真ん中に一本白い縞がはいるようにしたもの。
天然の縞の物のほか、天珠と同じ技法で白い縞を描いたものもある。
薬師珠の薬師は薬師如来の意味で、バイシャジャグルとも呼ばれる。

天眼石

薬師珠
(バイシャジャグル)

レコードキーパーが増える?
クラスターが成長する?

水晶は、地下深くの熱水の中で成長します。空気中では成長できません。
水晶の成長の仕方はこちら

: 雑誌付録パワーストーンブレスは本物か

全部偽物、全部本物という簡単な話ではない。(ついでに、石の本物偽物の基準も人によって違ったりする)

残念ながら、「実はガラスだった(天然石と言っていながら、一部にガラスを使っていた)」という例をいくつか聞いたことがある。
例:ヒマラヤレッドクォーツ→チェリー・クォーツ(ガラス)
  ムーンストーン→オパールオブシディアンなどの名前で売られているガラス

雑誌付録は、「安く、たくさん」用意する必要がある。しかし、雑誌の出版社は、石に詳しいわけではないので、業者に依頼して用意させる。この時業者が「安ければ」ということで質の低い石や、実はガラスを使ってしまってもわからない。
問い合わせしたら、業者が天然石と言っていた、という理由にもならないような回答が返ってきたという話も聞いたことがある。

もちろん、全部が偽物ではなくて、天然石を使ったものもあるけれど(天然石でも加工してあるものも多い)、出版社は石に詳しくないと思っていた方がいいような気がする。

マリアライトとスキャポライトの違い

スキャポライトの中でナトリウムが多いものがマリアライト。
だから、マリアライトをスキャポライトと呼んでも間違いではない。
ビーズで見かけるのは紫色のものが多いが、
色が理由でマリアライトと呼ばれるわけではないので注意。

マリアライトかどうかは成分分析しないとわからないので、大雑把にスキャポライトとかパープルスキャポライトとする例も多い様子。


くわしくはこちら

マリアライトの名前は聖母マリアではなくて、発見者の鉱物学者の奥さんの名前にちなむ。


↑透明なこれも
マリアライト

アゼツライトとルキークォーツの見分け方
アゼツライトとルキー・クォーツの見分け方

アゼツライトは何種類かあるが、たいていは白濁した石英(塊状)。ひびも多くかなり不透明。(右写真上)
一方、
ルキー・クォーツというのは、本来「絹糸のような」角閃石が入った水晶のこと。
白濁石英と絹糸のような内包物入りだから、簡単に見分けられる。(右写真下)

ただし、最近はなぜか、白濁半透明の「
ルキー・クォーツ」が「ルキー・クォーツ」として売られていることが多い。
それでも、ビーズになっているミルキー・クォーツは、ひびも少なくかなり均一に半透明であるのに対し、アゼツライトと言われているのは、ひびが多い、かなり不透明に白濁で色むらありのものが多いという点が異なる。

質の低い白濁石英との見分け方は、見た目では難しいので、産地やプロデュースしたロバート・シモンズ(ヘブン&アース社)の扱っているものかどうかに頼るしかないのではないだろうか。
(一時期ブラジル産の白濁石英がアゼツライトとして出回ったこともあると聞く)


アゼツライトとミルキー・クォーツの見分け方というならば、これはそれぞれの名前の基準が違うので見分けられない。

ミルキー・クォーツは要するに白濁した水晶(石英)のこと。
アゼツライトも見た目は白濁しているので、ミルキー・クォーツである。そのなかでノースカロライナ州やバーモント州で採れ、ロバート・シモンズ氏によってパワーがあるとされたのがアゼツライト。

アゼツライトをミルキー・クォーツといっても間違いではないが、だからといってミルキー・クォーツを適当にアゼツライトと言ってしまうのはダメだろう。
アゼツライトのパワーを持ったものがアゼツライトだけれど、それをどうやって見極め証明するかというと、できないというのが正直なところ。

せいぜいヘブン&アース社のカードがついているとか、そういうことでしか「確実にアゼツライト」とはいえない。

ただし、アゼツライトにはビーズで見かけるミルキー・クォーツのようにほんのり白濁した程度の透明度の高いものはないと思う。

アゼツライト

シルキー・クォーツ
(角閃石入り)

ミルキー・クォーツ

: ルキークォーツとルキークォーツの違い

細かい液胞などの内包で白濁したのがミルキークォーツ。色合いはほんのり白濁したものからほとんど不透明なものまで幅がある。
シルキー・クォーツは白い角閃石が「絹糸っぽく」内包されているもの。

最近は、ミルキー・クォーツに対して「シルキーな輝き」と説明し、シルキークォーツと呼んでいる例があるので混乱するのだと思う。
 
   ミルキー・クォーツ ミルキー・クォーツ ミルキー・クォーツ   シルキー・クォーツ
(大きい写真はこちら

パワーストーンブレスレットの石の穴が欠けていたら偽物?

天然石でも欠ける。……というより、天然石の方が欠けているケースが多いのでは?
加工の出来不出来、石の性質(決まった方向に割れやすいとか)、ひびなどの有無で角の部分が欠けてしまうことは十分にあり得る。そんなことで偽物・本物を見分けるのは無理。

カットされたローズクオーツが偽物か見分ける方法

ローズクォーツにそっくりでローズクォーツより安い石は、まずないので、「実は違う石だった」ということはないと考えてもいいと思う。
唯一、ピンクカルセドニーはかなり似ているが、ローズクォーツくらいきれいなピンクだったら、ピンクカルセドニーで売った方が高いので、実はピンクカルセドニーということはないのでは。
見慣れると透明度や色の柔らかさが違う。クラックの入り方も異なる。

実はガラスだったというならば、ガラスでローズクォーツそっくりの色合いにするのは難しいと思う。ガラスならば全部同じ色合いで、白っぽいミストやクラックも入らない。

仮にクラックもミストもなく、色合いも均一なローズクォーツのブレスレットがあったら、さすがにかなり高価になる。
一方で、ガラスか水晶かは、調べればすぐにわかるので、ガラスでごまかしたら、信用問題にかかわるのでは。
……ということで、偽物の危険度は低い石だと思う……。

スギライトの偽物ってあるのか?

……ある。
瑪瑙を染めたものがスギライトとして売られていたり、色の濃いレピドライトを(店が)「これ、スギライト?」と間違えそうになったのを見たことがあるし、スギライトと言いながら似ても似つかない石を売っていたのも見たことがある。
 
 
  瑪瑙を染めたもの。 濃いレピドライト スギライトの名前で売られていた違う石

アメジスト クラスター 母岩 緑カビ


緑のカビのように見えるのは、おそらく「セラドナイト」という粘土状の鉱物。

じめじめした地面の上にほったらかしていたとかではない限り、石にカビが生えることはほとんどないと思う……。

ヒマラヤメノウ スレイマン

スレイマンの名前で売られているインド産アゲートは、どうやら中部〜南部産らしいので、ヒマラヤ瑪瑙とは呼べないのでは。

チベットでは、天珠(ジー)とともに縞瑪瑙も大切にされているそうだが、右のような瑪瑙ではない。
       ↑最近スレイマンと呼ばれているアゲート
  アンティークビースの世界では↑のようなアゲートがスレイマンとかソロモンとか呼ばれている。 スレイマンという場合は↑のような薬師珠を指す場合もある。  

良いガーデンクォーツ 見分け

「良い」というのは主観なので、良いと思えるものが、その人にとって良いもの。
強いて言うなら「ガーデン(庭園)」なので、水晶の透明部分とクローライトなどの内包物のバランスが良いもの。内包物がある程度まとまってもこもこして、石の内部に風景っぽい表情を作っているものが良いと思う。

ときどき、クローライトがぱらぱらっと散った程度のものまでガーデンと言っているが、それは違うといいたい。

水晶の中に入っている黒いぶつぶつはなんですか?

おそらく、鉱物。
それが何かは実物を見ないとわからないし、見てもわからないことも多い。

虎目石 見分け方
アメジスト 見分け方
いったい、タイガーアイやアメジストの「何を」見分けたいんでしょう?

透き通った水晶 安いのに傷がないのはニセモノ?
高い安いも主観なので、値段は決定打にはなりえない。透明傷なしでも水晶はある。

黒水晶とブラックトルマリンを見分けたい

ブラックトルマリンの方が重い。
ブラックトルマリンはまったく透けない。(黒水晶は真っ黒に見えてペンライトで透けたりするものが多い)
かなり不透明な黒水晶でも、黒トルマリンよりは透明度があるので、クラックなどが白っぽく見える。
ブラックトルマリンは、ルーペで見ると細かいひびが入っているものが多い(クラックは黒い)

ラブラドライト ムーンストーン 違い

……これは、レインボームーンストーンとムーンストーンの違いという意味だろうか?
簡単に言えば両方長石だけれど、長石の中で種類が違う。
見た目では、ムーンストーンはシラーが白か青のみ。
レインボームーンストーン(ホワイトラブラドライト)はそれ以外の色のシラーも混ざる。

詳しくはこちら
こちら(ページ下半分に説明あり)
 レインボー・ムーンストーン(ホワイトラブラドライト)→

グリーンクォーツとグリーンクォーツァイトの違い

クォーツ(石英・水晶)とクォーツァイト(珪岩)の違い。
石英・水晶というのは、二酸化珪素が目に見える大きさに結晶したもの。
珪岩はいったん結晶した石英が風化して細かい砂のようになり、堆積したのち変成作用を受けて再結晶したもの。

例えば、見た目そっくりなビーズがあったとして、それを超拡大すると、石英・水晶は大きな結晶のかけらで、中身はぎっちり詰まっている。
クォーツァイトは、細かい砂がかたまり、ちょっと溶けてくっついている、つぶつぶ構造。(そのためにカルセドニーと同じように染めやすい)

グリーン・クォーツは石英・水晶の中に緑色の別の鉱物が内包されたもの。グリーン・クォーツァイトは、たいていフックサイト(クロム白雲母)によって緑になっている。雲母がはっきりしていてきらきらして見えればグリーン・アベンチュリンと言われるがグリーン・クォーツァイトと呼ぶ場合はキラキラしていない半透明緑。

グリーンクォーツ

グリーンクォーツァイト

見た目の一番の違いは、結晶の形になるかどうか。
クォーツァイトは結晶の形にならないので、右写真上のように結晶の形になっているなら無条件にクォーツ。
ビーズになった場合は、グリーンクォーツは透明な部分と緑の部分の色むらがあることが多い。緑泥石などがぎっしり内包されたビーズなどでは、内包された鉱物の様子がわかる。
クォーツァイトの場合は、多くは均一に半透明な感じ。

ただし、一昔前は(きらきらしいない)アベンチュリンがグリーン・クォーツァイトではなくグリーン・クォーツと説明されていた。

100円ショップ(100円均一)のパワーストーンは偽物?

100円ショップだから全部偽物!……ということはない。
見たところタイガーアイやレッドジャスパーはちゃんと天然石の場合が多い。
ただし、艶が鈍かったり、色がいまいちだったり、質は低めで、石そのものは天然石でも、石の名前を間違っているものも多い。
偽物(実はガラスやプラスチックなどのフェイク)の確率が多いのは、ターコイズやストロベリー・クォーツ(チェリー・クォーツがほとんど)

100円ショップだから、ではなくて石そのもので見分ける方が良い。


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