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 写真:ガネーシュ・ヒマール産の水晶いろいろ・  ・ 2 ・  ・  ・  ・  ・  ・  ・ 9(ティプリング・ゴルカ)
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ガネーシュ・ヒマール産の水晶いろいろ・1
「ずんぐり・タイプ」



ずんぐりタイプ
  長さの割に太く、どんぐりのようにドーム状に徐々に細くなっていくタイプ。
   柱面に接合線が現れ、カテドラル状の形状を示すものもある。
   緑泥付がほとんど見られないことから、緑泥入りの水晶とは離れた鉱脈で見つかるのではないかと想像している。
典型的なずんぐりタイプ。このタイプには、緑泥が内包されているものはほとんどない。 わずかにクリーム色がかって、錐面(ファセット)付近には雲母が付着している。 柱面の接合線(縦の線)と、成長線(横の線)が組み合わさって、モザイクのような美しい模様を描き出している。
土が付いて、荒々しい印象の石もある。「汚い」という人もいるが、私はこれを「美しい」と思う。 柱面が鱗のように凸凹しているずんぐり型結晶。どうやら触像水晶でもあるらしい。 珍しく緑泥がついたタイプ。ただし、表面についているだけで、内包されてはいない。ゆるやかに細くなるラインがきれい。
   
先端が白濁しているので、あまり透明には見えないかもしれないが、中間部分は氷の如く。ポインタをのせると透明度の具合がわかります。 こちらも透明度はトップクラス。デジカメがためらいもなく結晶の向こう側にピントを合わせるほど。表面に黄色い付着物があるので、全体が金色に見える。 こちらも、やや珍しい緑泥付のずんぐりタイプ。母岩がかなりもろい。緑泥や土の付着で汚れて見えるが、水晶そのものの透明度はかなり高い。
     
鉱物学的な双晶ではなさそうだが、一見そんな感じに見えるV字ツイン。ヘマタイトか何かだと思われる黒っぽい金属的な内包物が見られる。   大きく写っているが、2センチちょっとの小さな石。茶色い内包物に見えるものは、実は結晶の向こう側の母岩に付いている。 わずか2センチのおちび石。ずんぐりと言うより平べったいが、透明感、複雑な接合線など、特徴はずんぐりタイプ。
     
ずんぐりころりの結晶に、ちょこんと頭が付きました。これぞ逆セプター。 水色の付着物(洗剤では?といわれた)が目立つけど、石の形はずんぐり系。  緑泥がこびりつくように付着。でも、水晶そのものの透明度は抜群
根元の付近にある内包物がちょっとファントム風    

  スモーキー・タイプ
  他の産地では珍しくないが、ガネーシュ・ヒマールでは、なぜか多くが淡い色合い。
  まれにツヤツヤで色の濃いスモーキーもあるらしい。 形状としては「ずんぐり・タイプ
     
典型的なずんぐりタイプ。
色は淡いライト・スモーキー。
しっかり色が乗った、ガネーシュ・スモーキー。ただし、色合い、角がこすれて古びた感じはガウリシャンカール産スモーキーにそっくり。さて?
 
 淡い色合いだが、透明度は高い。しかも、クラスター。真ん中にまあるい虹が出る。
最近は比較的見かけるようになった色合い。
     
スモーキーと言うほどには濃くない。透明と言うには色づいている。そんな柔らかい色合いに内部のクラックが不思議に釣り合っている感じ ずんぐりでうっすらシトリン。
ガネーシュ産とのことだが、見た目がどうにもブラジル産に見えてしまい、お悩み中。
 
     

すっきり系?
ずんぐりタイプに似ているけれど、柱面がまっすぐ、接合線もほとんどない……など、ややすっきりしたタイプ。
     
 複雑な面が、まるでファセットカットされたような石。透明感も抜群。……結晶はドフィーネ式双晶?  ほんのりうっすらスモーキー? 2センチほどの小さな結晶でも透明感は抜群。  ちょっとカクカクしているが全体的にはずんぐり型。剥離面のように見えるが実はそうではない部分が多い。
     
ちょっとシャープなずんぐり型。
内部のミストが印象的。半分透明で半分白く、はっきり分かれているので、イン・ヤンといいたい。
 
 やや温かみを感じる(うっすら色がついているのかも)透明と滑らかな形。根元の方には緑の内包物。  内部に海藻みたいな緑泥入り。表面がややマットだけれど、それが内部の透明感を引き立てているような感じ。
     
 ヘマタイト付で、圧倒的な透明感と照り、先細りでもなくずんぐりでもない形  シャープな形なのに、当時に滑らかさも感じるのはどうしてだろう?  二つの結晶が絡み合うように密着。
表面に淡く緑泥がコーティングされていて、それが形を一層引き立てている。
     
先端部分はとにかく透明。照りも良く、大きい。ネパール産透明水晶としては我が家で最大。  ウォータークリアといいたい透明感の結晶表面に無数の傷痕。
(ティプリング産との情報あり)
すっきりした形の中にクラスターっぽく結晶が刺さっている。
   
 緩やかに細くなる形、あまり目立たない接合線、表面にうっすら降りかかった緑泥(たぶん)、先端だけざらついた感じ……これら3つの石は、共通する表情を持っていて、おそらく同じ鉱脈から採れたのではないかと想像している。(ティプリング産との情報あり)
   
 まるでレムリアンシードのような、はっきりとした条線。もちろん横筋入りだからと言ってヒマラヤンレムリアンと言ってはいけない。  いちおうDT(両錐)……になるのだろうか。一方は普通のターミネーション。もう一方がこの通り。  

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