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| 天珠を知っていますか 1 ・ 2 ・ 3 | |
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天珠(てんじゅ)は、「Dzi(ジー/ズィー)ビーズ」とも呼ばれ、チベットなどで作られてきた、瑪瑙や蛇紋岩などの石に特殊な技法で独特の模様を焼き付けたビーズです。 開運招福、魔よけ、厄よけ、健康などに御利益があるお守りのようなもの……でしょうか。 作られはじめたのは、3000年前とも2000年とも西暦700年とも言われていて、模様は何十種類とあり、模様ごとに効能というか意味があるのですが、せっかくページをつくるので、そういう内容はくわしいサイトさんにお任せするとして、 「こんなことはわざわざ考えないでしょう!」という切り口で天珠を考えてみます。 その切り口とはコレ。 「いったい天珠ってどんなふうに作られているのだろう?」 天珠はチベットで生まれたお守りビーズですが、今では量産されていてかなり安価に手に入るものもあります。(もちろんお高いのもあります) 好きと言うからには集めてみたのですが、どうやら製造方法もいろいろあるようです。 ネット上で調べてみると、その製造過程は (1)白い染料を高温(1300度)で瑪瑙全体的に溶かし込み、全体を白くする (2)模様の黒くしたい部分に別の染料を塗る (3)再び加熱する ……と出てきます。 ですが、手元にある天珠を見ていると、どう考えても上記の技法が使われていないものがあるような……というか、ほとんど違う技法なんじゃないの? と思えてきました。 模様をつけるために使われる薬剤は、古くは薬草であり、現代ではアルカリ性金属溶液とも、硝酸銅溶液とも言われていますが、そういうことは確かめようがありません。 でも、模様を描いた順番と方法はわかりそう……。 そこで、ひたすら天珠をひねくり回して、考えてみることにしたのです。 |

……ではないけれど、持っている天珠の全種類を並べてみました。 くわしくはあとで説明しますが、技法ごとに分けて並べてA、B……と記号を振っています。 今後はA天珠、B天珠と呼ぶことにします。 こうやって集合させてみると、けっこう種類がありますねぇ……。 せっかくなので、それぞれの特徴を簡単に。 A:この中では一番価格が高い種類。濃色の部分も線の部分も色に深みがある。 表面はややツヤが鈍く、アンティークっぽい感じ。地の石は白い(半透明)。 B:価格はAの次。Aに比べてツヤがあり、模様もシャープな感じ。 地の石は白い(半透明)。 C:「夢幻天珠」と呼ばれる種類。天珠は一般に濃色に白い線で模様が描かれている。 結果的に白くなくても目指しているのは白だが、この種類では明らかに線に色が付いている。 地の石は濃色。赤みを帯びているものもある。 D:「西蔵天珠」の名で売られていることが多い。 大型のものから小型のものまでバリエーションも豊か。 大きいものでは不透明だが、小さいものでは地の色が淡目で光を透す。 E:石以外の素材で作られた天珠。左が樹脂、右がボーン(骨)らしい。 F:天珠は瑪瑙などの石に模様を描いてあるが、これは縞瑪瑙を削り、 石の縞を生かして目玉模様に仕立ててある。 「天眼珠(てんがんじゅ)」「天眼石」と呼ばれる、これもチベット方面のお守り。 G:牙型の天珠。Dにも同様のものがあるが、 これはお店の人に「ガラスだと思います」と言われた。 地の部分は光を透すが、石の目(筋)は見えない。 H:天珠に似ているが、化石化した木で作られたビーズで 「パムテックビーズ」「プンテックビーズ」と呼ばれる。 瑪瑙よりは柔らかそうだが手触りは固く、打ち合わせるとコツコツという音もする。 この中で、石を用いて作られている天珠はA〜Dです。 大きく分けると白っぽい石に色を付けて模様が描かれているタイプ(A、B)と、黒っぽい石に模様が描かれているタイプ(C、D)に分けられます。 長くなってきたので、「その2」で、まずはA、Bタイプの天珠から考えてみます。 |
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