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閉ざされた扉はひとつとしてない




ベリルの虹です。
実際に面と向かって言われたことはありませんが、「石なんて、なんの役にもたたないじゃない」
「石のパワーを信じてるの?(バカじゃない?」
……というような意見を耳にする(読む)たびに、思い出す本があります。

女性SF作家のアーシュラ・k・ル・グウィン(ジブリが映画化した「ゲド戦記」の原作者)が、ファンタジーとSFの本質について語ったエッセイ集、「夜の言葉」です。

「想像力は、役には立たないけれど、「喜びと楽しみを与えてくれる」

ファンタジーは真実である。事実ではないけれど真実である。
それを否定したとき、不毛で貧しい事実が残るだけ。

サイエンス・ファンタジーが文学に与えることができる大きな贈り物とは、『開かれた宇宙に対峙しうる能力。物理的に開かれた、精神的にも開かれた宇宙。
閉ざされた扉はひとつとしてない』

日常生活という閉ざされた世界をひととき離れ、すべての扉が開かれた世界で、心の翼を広げること。ル・グウィンの語るファンタジーやSFの本質は、驚くほど(私にとっての)「石を楽しむこと」に似ています。
本当に何の役にも立たないけれど、石をじっと見つめていると、そこにも開かれた扉があるのではないかと思うのです。

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