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写真で石とお近づきになろう
「実はこんなふうに撮っている」
石写真舞台裏レポート

※ここは「実はデジカメがよくわかっていないKURO基準」で進めております。
デジカメに詳しい方には「何言ってるんだ今頃」と思われるかもしれませんが、ご容赦を。
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また、ネットショップの商品写真レベルの話ではないのでご注意を。


石のセッティング編

100円グッズが大活躍!

撮影セットの次は、石のセッティングです。
ちょくちょく写真に写り込んでいるので、おわかりの方も多いと思いますが、石を撮影する際、100円ショップで買った円錐形の木の先端を少し切ったものに、ミネラルタック(石を固定する粘土)で石を固定しています。



左が切ったもの。右がそれに石を固定したものです。
以前は紙の上に直接石を置いたり、石を買ったときに付けてもらった透明なアクリル台に固定したりしていましたが、最近では100円ショップの円錐が大活躍です。

100円グッズの優れているところ

なぜ、ちょっと美的には難ありの木の台を使うかというと、いくつか理由があります。
●安定が良い(下が広がっているので、安定します)
●反射しない(アクリル台は、白く光ってしまって撮りにくいです)
●セッティングの自由度が高い

 (先端にかけて細くなっているので、上の写真のように単に直立させるだけでなく、
  大きく傾けたり、寝かせたり、いろいろな方向にセッティングできます)
●高さがあるので、石を浮かせて撮ることができる。
(5センチほどの高さがあるので、石が浮いた状態になり、背景との間に距離をとることができます)

上記の理由のうち、セッティングの自由度と高さは大きなメリットです。
セッティングの自由度が高いということは、石を、一番きれいに見える角度で固定し、撮影できるということです。
たとえば、レンズのところで登場した、アマゾナイトのタンブルは、普通なら、下・左の写真のようにころりと転がして撮ることになります。


次にこれを100円ショップ台(笑)に固定してみます。どうでしょう。ちょっと雰囲気が変わりませんか?
もう一つ例を。


薄っぺらなファーデンは、台を使わなければ、ぺたりと置くしかありません。
台を使って立たせることで、光に透かすことができ、
形もスッキリ見えてきます。


自立しないポイントも、台を使えばこの通り。きれいなイシス・フェイスであることがわかります。

石の背後に空間を!

台の高さも重要なメリットです。紙の上に直接石を置くと、どうしても斜め上から見下ろしてしまいがちになります。そういう角度で見てきれいに見える石も、もちろんありますが、たいていは横から見ると形がスッキリ見えるのです。
それだけでなく、台に固定し、横から見ることで、石のまわりに空間ができます



空間の違いは、図にしてみると一目瞭然。
この空間があることで、背景がぼやけて石が浮かび上がり、引き立つのです。
(アマゾナイトのタンブル写真で比べてみて下さい)

石のセッティングのコツは2つ。
●石を、一番きれいに見える角度に固定する
●視点を下げ、石が一番きれいに見える角度でカメラを構える


「なんとなく」石を置いて、「なんとなく」撮るのではなく、「一番きれいに見えるように」セッティングすることが大切です!
きっぱり!



 追記:こういう物も便利です。

ここで紹介した円錐形の木の台、便利で未だ現役中なんですが、大きめ結晶やクラスターは固定しにくかったり、構図によってはどうしても写り込んでしまって美的にちょっと……という場合もあります。

そこで、こんなものも使うようになりました。



布をピラミッド型に縫って、中に7〜8割ほどプラスチックの小さな粒(ペレット)を入れてあります。ぎっしり詰め込んでいないために、ピラミッドの先端部分が逆にくぼんで、
自立しない石を支えます。


ふつうは石のディスプレイ用に使うので、柄布で作ってしまいましたが、ベロア生地の黒や焦げ茶で作ると目立ちません。
それでも気になるなら、この上から大きめの黒い布をかぶせると完全に目立たなくなります。
中がビーズ状なので、微妙な角度調節ができる優れもの。(ミネラルタックのようにくっつけていないので、倒れないようご注意下さい)

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