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女神からのキー・ワード(前編)



※この写真はイメージです

現代社会のキー・ワード

現代社会のキーワードの一つと言うべき「癒し」
あるいは、ヒーリング分野でよく耳にする「グラウディング」「女性性」

私は、これまで「グラウディング」「女性性」については沈黙していました。
ヒーリング分野に明るくないということもありますが、私には言葉の意味がわからなかったのです。
言葉の意味がわからない、というのは正しい表現ではないかもしれません。より厳密に言うならば「どのような意図であらわれた言葉なのか」、ということについて判断がつかなかったのです。

ヒーリングにおける「グラウディング」とは、「地に足を着けること」「この世界にしっかり存在すること」……であると説明されています。
この説明を見れば、なるほどと思い、納得した感じになります。

一方、「女性性」という言葉ははるかに抽象的で、「思考や知識よりも自分の感情や感覚を重視する姿勢」であるとか、「女性が女性であるということ」「(男性性とともに)性別に関係なく内在するもの」……とさまざまな言葉で説明されています。
とはいえ、「女性性」という文字を見るからに、考えの手がかりはつかめそうな気もします。

しかし、私はこの言葉がわかりませんでした。

言葉の影に隠れた意味

ちょっと話はずれますが、私はライター兼編集の端くれのような仕事をしていた時期があります。
私のいた会社では、市町村などのパンフレットを作る仕事が多かったのですが、その場合、たいてい複数の会社がアイデアを出し合うコンペという形式になります。
コンペに際しては、クライアントから「これこれこういう形式、条件、内容(とても大まかなもの)でパンフレットを作りたいんだけど、いついつまでに提案しなさい」という「仕様書」がやってきます。

すると私たちは、いかにもお役所文書で無味乾燥な「仕様書」をにらみつけ、ターゲットとなるべき市町村の現状や問題点や長所短所を自分なりに分析し、どのような案を提出すれば良いか、頭をひねります。
ここではもちろん「良いものを作る」というのが前提条件になりますが、提出した案を採用してもらい、仕事としてお金を得るには、クライアントの望むものを、その予想をやや上回るくらいのものを、提案しなければなりません。

そのためには、無味乾燥な「仕様書」から、仕様書には書かれていない、クライアントの真の希望を、生の夢を探り出す必要があるのです。
お役所文書という形式によって削り落とされてしまった、本当の理由は何だ。
こんなのがあればいいな……という、担当者の要望は何だ。
この仕事の意志決定者が抱えている漠然とした問題意識は何だ。
クライアントの心のど真ん中を射抜くキーワードは。

その言葉は、なぜ、心に響いたか

ちょっと話がずれすぎてしまったでしょうか。
つまり、こういう仕事をしてきた私には、「グラウディング」「女性性」という言葉が、お役所文書で無味乾燥な「仕様書」に見えるのです。
もちろん、言葉そのものが無味乾燥であるわけではありません。
「グラウディング」「女性性」という意味ありげな言葉に集約されてしまった、その背景は何なんだ。

この言葉が(ヒーリング分野で)これほどまでに語られ、聞いた者がそれを受け入れ、考えなければと感じ、話題にする。
その理由は
それを可能にしたものは
単に言葉通りの意味や問いかけではあり得ない。

これほどまでに広がった言葉の影には、何かがある。

そして、冒頭にあげた「癒し」という言葉もまた、同じ「何か」を持っていると思うのです。

今回、イシス・フェイスについて調べ、シリウスからイシスへ、エジプトに端を発し、錬金術、ヘルメス学、神秘主義を経てニューエイジ、クリスタルヒーリングへつながる流れがあるということを(きわめて表面的にですが)知った中で、私は、こちらの言葉の影にあるものをつかむきっかけを得たように思います。

後編へ続く

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