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水晶の中の虚と実
新説? マニフェステーションとネガティブの見分け方



形と力

クリスタルヒーリングなどの分野では、水晶のさまざまな形にそれぞれのパワー(……と言ってもいいのでしょうか)があるとされています。
たとえば、錐面にある5角形の面は「イシスと呼ばれ、女性的なエネルギーやふたつの対立するものをひとつに結び合わせる力を現す(あるいはそういう力がある)と説明されています。(諸説あるので、これは一例です)
このような形は、探せば見つけるのはさほど難しくありません。

中には、なかなか見つけられない、珍しい形もあります。ファーデン水晶などもそのひとつです。
今回は、ファーデン水晶が限られた産地の水晶であるのに対し、産地は問わないけれども珍しいとされる形……
「マニフェステーション」「ネガティブ」について考えてみたいと思います。

石好きさんならば、あるいは、石のパワーに興味がある方ならば、「選挙公約と消極的が水晶と関係あるの?」なんてことはおっしゃらないですよね。でも、選挙が近づくと耳にする「マニフェスト」とマニフェステーションってなんの関係があるのかとちょっと調べてみました。

マニフェストは、「宣言書」の意味です。綴りは「manifesuto」。驚いたことに英語ではなく、イタリア語でした。
かつてマルクス、エンゲルスが発表した「共産党宣言」の原題が「Das kommunistische Manifest」といったことから、政治的な立場表明にを「宣言」、即ちマニフェストと言うようになりました。
「共産党宣言」がドイツ語で書かれていたので、Manifest(宣言・声明書)はドイツ語だったのですが、共産党の新しい可能性を現実的に試みたのがイタリア共産党だったので、この言葉はイタリア語で流通することが多くなった……らしいのです。(資料の引き写しです)
マニフェステーション(manifestation)は「明らかにすること」「明示」「表明」などの意味で、中には「(霊魂の)現れ」などという意味も出てきました。
なんだか、水晶とは関係がないような……話を元に戻します。


中身のあるなし

水晶においては、
マニフェステーションは、水晶の結晶の中に小さな別の水晶の結晶が完全に取り込まれているもの

を指し、創造性の発揮などの力をもたらすとされている形です。
一方ネガティブは、
専門用語では「負晶」といわれ、水晶の中に水晶の結晶の形をした空洞が現れているもの
を言います。「封鎖状態からの開放の手助けをしてくれる」と説明されていることもあります。

……で、ややこしいことに、このふたつは混同されて売られていることがあるのです。

何度も繰り返してきたように、私は珍しい石が好きですから、そういう石を見つけると手にとって眺めます。
確かに、透明な水晶の中に、別の結晶の形が浮かんでいます。
見ていると、頭の中に疑問が浮かび上がります。
この中が詰まっているのか空なのかどうやってわかるんだろう?

あ、「空(から)」と書きましたが、中には空気(気体)ではなく液体が入っています。
水晶は、熱水の中で成長しますから、入るのは液体のはずです。

中も水晶なのか、水晶の形の空間に液体がつまっているのか。
中に気泡が入っていれば一目瞭然! 液体です。



上の石(エレスチャル)は、矢印のところによく見ると気泡が入っていて動くので、そこが空洞だとわかります。
この気体は、液体の中に含まれていたものが、温度が下がるにつれて出てきたのだと思います。
しかし、こうしたエレスチャルの隙間のことは「ネガティブ」と呼ばれないようです。

また、一部分が外に飛び出ていたり、磨かれて断面が見えていれば、別の結晶がはいりこんでいるのだとわかりますが、このような場合は、「マニフェステーション」ではなく、「ペネトレイター」「ブリッジ」「貫入」などと呼ばれるようです。



上の写真がその例で、ポリッシュのポイントの下に「刺さっている」感じなので、断面が見えます。
「貫入水晶」として売られていました。

問題は、完全に結晶の中に入っている場合です。


お店の人に聞いてみた

見分ける自信がないので、まずは、お店の人に聞いてみました。
あるお店は、中に別の結晶が見える場合はすべて「ネガティブ」で、中が詰まっている場合も空の場合もある、という考え方でした。
別のお店では、仕入れ先の説明に従うとのことでした。
お店でも見分けるのは難しいようです。



見分け方が難しい例が、上の写真です。左の写真は、ナミビアのブランドバーグ水晶、真ん中は中国産のDT水晶、右側がチベット水晶です。それぞれの疑惑の部分を拡大して並べてみました。
それぞれの状態がわかるでしょうか……。

虹で見分ける

実は、おもしろい意見を聞くことができました。
中に入っている結晶の表面にレインボーが出れば、マニフェステーションであるというのです。

これは、かなり信憑性が高そうです。二つの結晶が接触している面では、時々その面の形のレインボーが現れますが、結晶が剥がれた面を結晶ごしに見てもレインボーは現れません。
これはうまくいきそうです!
……しかし、レインボーが出ないこともあります。
実は、一番上の写真の石は、左隣に同じような小さな結晶が半分埋まった状態でくっついているので、完全に埋もれた方もマニフェステーションだろうと思っているのですが、困ったことにレインボーが出ないのです。

それぞれの成り立ちから考える

他に見分け方はないものか。頭を絞ってみました。
マニフェステーションの場合、小さな結晶が熱水に流されてきて成長途中の結晶にくっつき、そのまま取り込まれて中に入ってしまったと考えれば、素直に理解できます。

では、ネガティブの場合はどうでしょう。
どうして結晶の中に結晶の形をした空洞ができるのでしょう?
「負晶」で検索をしてみたら、案外ヒット数がなかったのですが、その中に「石が液体の一部を石の内部に取込みながら成長し、取り込んだ後も、その取り込んだ液体のまわりが成長すると、結果的に結晶の形のような空洞ができる」という説明を見つけました。

「液体のまわりが成長する」……というのはよくわからなかったのですが、エレスチャルの成長について考えたとき、熱水中の珪酸分濃度が高い場合、ひとつの大きな結晶に成長する代わりに、小さな水晶がいっせいに成長し、結果的に小さな水晶が柱面でくっつきあった大きな結晶(キャンドルクォーツ)になる、という話をしました。
キャンドルクォーツは、半透明か不透明なので見えませんが、もし、いっせいに成長した小さな結晶と結晶の間が完全に埋められていなかったら。
この場合、小さな結晶は柱面同士でくっついているわけですから、その隙間はまるで、小さな結晶のようにならないでしょうか?

もし、それが負晶のメカニズムだとしたら、負晶は、母体の結晶と同じ方向を向いているはずです
一方、マニフェステーションでは、小さな結晶は流れてきてくっつくのですから内部の結晶の向きは、母体の結晶に対してランダムになるのではないでしょうか!?

見てみれば、右上の中国産は、内部の結晶の先が母体の結晶の柱面を指しているので、「向きがランダム」です。
左下のチベット水晶は、形はかなり変形していますが、先端と思われる部分は結晶の先端方向と一致しているようです。

これって新しい見分け方にならないでしょうか?


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