水晶の色について考える(説明) : 黄色水晶と紫水晶  煙水晶と黒水晶  紅水晶  緑水晶  青水晶  赤水晶
 写真 : 黄水晶 1  紫水晶 ・・  煙水晶   黒水晶   紅水晶   緑水晶   青水晶   赤水晶
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青水晶いろいろ

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■インディコライトによる青

2004年ごろから徐々に出回りだした、針状のインディコライトが内包された青水晶。
すっかり、青水晶と言えばコレと言うくらい知られることとなったが、すでに閉山したという噂も。
結晶が太いもの、細いもの、ミルキーに濁っているもの比較的クリアなもの、青が冴えているもの、黒や灰色がかっているもの、緑っぽいものなど実はバリエーションがある。全体にまんべんなく内包され、色が濃く、かつ透明感を残している美しい青の水晶はなかなかない。

一番下以外は、ブラジル産
     
 



■アエリナイトによる青
スペインの、マラガでのみ産出する、アエリナイト(Aerinite)入りの水晶です。あまり結晶形が発達せず、結晶の形もソロバンのような柱面のない形になる特徴があります。
※マグネシオーリーベッカイトによる青とする説もあります。
■クロシドライトによる青
パキスタン南部産。クロシドライト(青石綿)のインクルージョンによる青であると思われます。
■緑泥による青
パキスタン北部産。緑泥(クローライト)とえば、緑ですが、稀に青く発色しているものもあります。まるでミルキーなアクアマリンのような色合いです。
■クロシドライトによる青
アフガニスタン産。
スモーキーにクロシドライトが内包され、渋い青に発色しています。「インディコライトによる青」とする説もあります。
クローライトによる青
パキスタン、ギルギット産。
こちらは水晶の先端がうっすらミルキーアクアマリン色。緑になるものもあり、青く見えるかどうかは微妙なバランスによるようです。
■ギラライトによる青
銅の二次鉱物であるギラライト(ジラライト)が内包されているもの。ギラライト入りには丸い粒状で内包されるものと、短い繊維状結晶が面状に生えたように内包されるものがある。これは後者。
■ラズライトによる青
マダガスカル産の、ラズライト(天藍石)入り水晶。原石にはなかなかお目にかかれないのでルース。アメリカからも産出するようです。
シャッタカイトによる青
ナミビア産。正確にはシャッタカイト、クリソコラ、ダイオプテース、マラカイトがスモーキークォーツの中に混じっている。左下のあたりがシャッタカイトの青かも。
全体的なイメージはやはり緑っぽい。
アクチノライトによる青
アクチノライト入り青水晶として売られていたコロンビア産の水晶。
ただし、青いのは名前だけ。実物は、ほんのり緑がかった寒天カラー。
■緑泥による青(?)
青……というより、青みがかった灰緑色。最近これも青水晶と呼ばれているようす。 マダガスカル産
■正体不明青
部分的に青い内包物が。クロシドライト? インディゴライト? 今のところ正体不明

マダガスカル産
■プランシェ石入り
コンゴ産。銅の鉱物であるプランシェ石入り。細かい斑点状に内包されるので、全体が青くなるのはちょっと無理?
■ギラライト入り
半透明で見えないが、おそらく「カビ」タイプ。これぞブルー・ファントムである。
■メキシコ産
ラベルがインディゴライト入りだったのでそう思っていたら、どうもジャメソナイト(毛鉱)入りらしい。
     
■南アフリカ産
パパゴアイトがシャープなファントムになっている
■パキスタン産
クロシドライトで全体がブルーグレーに。
 

青、灰色?
灰色っぽく見える角閃石らしい内包物入り。ブラジル産。見ようによっては青っぽくも見える。
トレモライト入り、リーベッカイト入りの説明を見かけるが、リーベッカイトなら青の可能性も……。


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