まず、「偽物」といった場合、どういうものが考えられるでしょう。 なんといってもそのものずばりは、水晶でないものを水晶と称しているものでしょう。 水晶でないもので水晶といわれがちなものはいくつかあります。 簡単な見分け方も一緒に書いてみます。 疑惑物件・1 ガラス 水晶と間違われやすいものの代表としてガラスがあります。見分け方にはいくつかコツがあります。 同じ条件で水晶とガラスをさわってみると、さわった瞬間、水晶の方が冷たく感じます。(ビーズ一粒くらいではわかりにくいので、ブレスレットくらいの分量でさわり比べてみてください)これは、水晶の方が熱伝導率が高いためです。重さも若干水晶の方が重いようです。 丸玉に加工されている場合、細い線を丸玉越しに見ると、水晶では二重に見える所がありますが、(見えない所もある)ガラス玉ではどこから見ても二重に見えることはありません。 これは、水晶が結晶しているため、方向によって屈折率が違うからだそうです。確認するときは、石を回転させて、いろいろな方向から確認してみてください。 (どの方向から見ても細い線が二重に見えるのではなく、ある角度で二重に見えます) ※写真で紹介しているところはこちら→参考サイト 天然ではない水晶には、人工的に結晶させた人工(合成)水晶があります。 これは、人工的にとはいえ結晶しているので、丸く磨いたもので同じように細い線を透かし見ると、天然の水晶と同じように二重にだぶって見えます。 また、気泡が入っていればガラスである可能性が大です。(水晶でも白い霧状の内包物があり、それが細かい泡に見えますが、ここで言う泡は、「明らかに泡とわかるもの」です。 ※水入り水晶の泡、骸晶の不定形の隙間はのぞく。石の中に直接丸く浮かんでいるような泡は、水晶にはあり得ない。
偏光板を使う判別法もありますが、偏光板を用意しなければならないので、一般的ではないかも……。 偏光板を用いたガラスの見分け方は、こちらに説明があります。 →参考サイト 参考サイト2 参考サイト3 参考サイト4 ビーズに注意 注意したいのはビーズ。 ビーズなどでは特に「○○クォーツ」という名前のガラスビーズが多くあります。 例:ブルー・クォーツ(透明で青いもの)、チェリー・クォーツ、オパライト、オブシディアン・オパール
名前で勘違いする場合もある また、勘違いもあります。 ガラスに鉛を混ぜることで、輝きと反射を増した「クリスタルガラス」というものがあります。 時折、単に「クリスタル」と呼ばれているので、水晶と勘違いした例があります。 このほか、紛らわしい名前で勘違いすることも多いでしょう。 たとえば、間違う方はいらっしゃらないとは思いますが、ハーキマー・ダイヤモンドは、小さくて照りと輝きに優れたアメリカ、ニューヨーク州・ハーキマー産の水晶です。ダイヤモンドと名前が付いていても、ダイヤモンドであるわけではありません(笑)、もちろん、他の水晶と比べて硬いわけでもありません。 (パワーストーンの有名本、某バイブルのハーキマー・ダイヤモンドのページにはひとことも「水晶」と書かれていないのでびっくりしましたが) 先ほど、ハーキマー・ダイヤモンドを、わざわざアメリカ、ニューヨーク州・ハーキマー産と書きましたが、ここ以外の産地で採れたものは、ハーキマー・ダイヤモンドとはいいません。しかし、中国やパキスタン産のそっくり水晶が、堂々とハーキマー・ダイヤモンドとして売られていたりもします。 さらには、水晶以外の石でもフォルス・ネームといって、見かけが似ているというだけで、宝石として扱われる石の名前を拝借した、全く別の石があります。 たとえば、インド翡翠と呼ばれるのは、グリーン・アベンチュリンのこと。翡翠とは全く別の石です。 ニュージェイドも、名前はジェイド(翡翠)でもサーペンティンの一種で、翡翠ではありません。 シトリン(黄水晶)をシトリン・トパーズと呼んだりしますが、水晶とトパーズはもちろん、別物です。 これらについては、わざわざ説明されることも少なく、知らないでいると「ニュージェイドだから翡翠で、宝石なのね」と勘違いしてしまうかもしれません。 機会があれば、いろいろ覚えておきましょう。(フォルス・ネームの一例はこちら) |
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