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ガラス! ガラス! ガラス!

「天然」だって言うから買ったのに、人工?……こんなことだとがっかりですが、
「もしかして」コミで人工だと納得していれば案外問題なかったりするかも?
問題は人工であることではなく、人工物を天然と偽ることではないでしょうか。

実は意外に持っていたりする人工ガラスものを集めてみました。




意外に、人工ガラスものを持っています。
「え、ガラス!?」という驚きで買った……というか、「意外にやるじゃん、人工ガラス!」が共通項。
ざっと見渡してみると「内包物が入っていたらガラスじゃなくて水晶」という見分け方が役に立たないのがわかります。

ガラスだよ
ロシア産
ミネラルショーにて購入。ロシアの人に「Glass」と明言されたのが、買う決めて。
何ともナチュラルな「シトリン色」(笑)。しかも内包物入り。
後に「天然ガラスじゃない?」とも言われたけれど、少なくとも「Natural Glass」とは言われなかった。(写真クリックで詳細ページに)
●パキスタン産
実は最初は「フローライト?」と思ってしまった。表面は風化し、不思議な流水のような模様を刻み、一部は銀化している。
見た中では緑、水色系が多いようだが、他の色も若干ある。

中には気泡も見える。
写真クリックで表面アップ写真ページに。
●イタリア産
イタリアエオリア諸島産。買ったときはボルカニック・ガラス、要するに火山ガラス(=オブシディアン)だというラベルだったが、その後調べていくと、エオリア諸島のオブシディアンは黒であり、このガラスは人工……のようす。
きっぱりはっきり内包物入りガラス。
写真クリックで詳細ページに。
●Vidro na Terra
ブラジル・ミナスジェライス産。
約50年前のストライキの際に、山の中に不法投棄されたガラス。
色は写真以外にも各色あり。希に左のように内包物(クリストバライト?)入りのものあり。
●インドネシア産
コレでインドネシア産と言えば、「インドネシアン・アンダラ」と思ってしまうが、これはアンダラではなくて「天然ガラス」として売られていた。他にも各色あり。見れば見るほど人工っぽい。
一応、詳しい産地を聞いたら、「各地で採れるれるのでわからない」とのこと。
タイ
お店の人に聞いた話は以下の通り。
「10年前くらいにタイの田舎で仕入れた。たぶんラボ」
この色の他に明るい緑、一見黒くて透かすと青、サーモン・ピンクを見かけた。
●中国産
「天然オブシディアン」とのふれこみだが、個人的には「人工ガラス」だと思っている。もちろん「人工だろう」と買いました。
●ウランガラス
微量のウランを混ぜた人工ガラス。紫外線で蛍光する。「パワーがある」という意見もあれば「ガラスじゃないか」と低く見られることもある様子。


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これもガラス
せめて「天然石です」と言い張るのはやめていただきたい。
●チェリー・クォーツ
クォーツと名前が付いていてもガラス。水晶を加工したものじゃなくてガラス。原料が水晶だったとしても溶かしてあるので立派にガラス。かわいいガラスビーズです。
ブルーベリー・クォーツ
……と言うらしい。チェリー・クォーツほどには見かけない。
よく見ると泡が入っていることが多い。
名前なし
ある店ではこともあろうに「スモーキー・クォーツ」で売られていた。天然っぽく見えるがガラス。
水晶に比べて冷たくなく、軽い感じがする。
「レモンクォーツ」
……という水晶はあるけれど、これはガラス。粒ごとに色合いが違うなど芸が細かい。でも、よく見ると泡がいっぱい入っている
オパライト、人工オパール、オブシディアン・オパール
名前がいろいろあるようす。もちろん、オパールでもオブシディアンでもなくてガラス。フッ素などでちょっと半透明にし、オパライズ効果(オパールの遊色効果ではなくて、ふわっと光でにじむ感じの効果のこと)を持たせている。
●透明緑、透明青
透明の緑・青の天然水晶は存在しない。
あるとすればロシアで作られる合成水晶(人工的に結晶させた水晶)。
しかし、ビーズは単価が安いので、合成水晶を使うことは多分ないと思う。安い透明緑・透明青のビーズはガラスの可能性高し。
●ブルー・オブシディアン
まず、この名前が混乱のもと。オブシディアンと名前が付いていても、人工ガラス。
鉱物ショップで、「人工ガラス」と明記されたのを買ったのだから間違いない。

きれいな色なので意外に人気だったり。
オパルセント・ガラス
透明黄色の中に青みを帯びたふわふわ入り。写真では青みが強く出ている。
たぶん、オパルセント・ガラス

ガラスでもきれいなものはきれい。
●ガラスの魚
モルダバイトじゃなくてガラス。よく見るとガラスらしい色の混ざり方をしている。気泡も見える。なんと10円だった

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