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レムリアン・シードという魅力的な水晶があります。 ほんのりピンクに染まり、内部はクリアで表面はややマットな質感、 一面おきにレムリアンリッジと呼ばれる横筋を刻んだ端正な姿。 レムリア人の意識や記憶が宿るという”伝説”を別としても、 つい、心惹かれてしまう水晶です。 しかし、ふと気がついてみると、いつのまにやら ヒマラヤ水晶に「レムリアンシード」の名前が付いていたり、 中国産のレムリアンシードがあったり…… それってちょっとおかしくないですか。 そう思っていたところ、いつもお世話になっている石屋さんから 名前の由来についてくわしく教えていただくことができました。 また、このホームページへの掲載も快く許可していただきました。 この場を借りてお礼申し上げます。 なぜ、レムリアンシードとていう名前がついたのか……。 その由来を知ることで、いろいろな「レムリアンシード」に対する 「自分の見方」、「自分の基準」とはどういうものか、 改めて考えてみてはいかがでしょうか。 |
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かつて、ニューエイジ系のクリスタルヒーラーの間で、アメリカ・アーカンソー産の水晶は結晶上に欠陥(※1)があり、メディテーション(瞑想)には問題がないが、ヒーリングには適さないという意見が出た。 ヒーリング用にはブラジル産が最適であるとされ(※2)、ヒーラー自らブラジル・ミナスジェライス州の水晶鉱山を見学に行った折、Serra do Cabral(カブラル山脈)に属する鉱床に行き当たった。 この鉱床はColluvial Deposits(崩積鉱床)(※3)というもので、ふつう、水晶は母岩に結晶したクラスターの状態で産出するのに対し、この地の水晶は、ほとんどの水晶がバラバラの状態で地表から数メートル以内の所に胎胚されている (地層の中に埋まっている) 状態で、ほとんど露天掘りになっており、ちょうど、古代遺跡の発掘現場のようであった。 その様子を見たクリスタル・ヒーラーは、これは伝説のレムリア文明の遺跡であり、ここで採れる水晶は、レムリアの神官が使った水晶の原石であるというイメージを抱いて、この鉱床で産出される特徴のある水晶を「レムリアン・シード」と名付けた。 名づけたクリスタルヒーラーは、「これらの水晶は、伝説のレムリア大陸の寺院にあったが、レムリア帝国が崩壊する際、種族の長老たちによって眠りにつかされ、私たちの時代の直前まで休眠状態にあった。地球内部の存在たちがこれまでクリスタルを守ってきたが、最近になって、再び高度なヒーリングの実践に使われるため、地球の表面に解き放たれた」(要約)……と説明している。 レムリア大陸とブラジルには何のつながりもないように思われるが、この説明は、ロシア人の神秘家・マダム・ブラヴァツキー(Eelena Petrovna Blavatsky:神智学の中心人物)の唱えた説が下敷きになっている。 それは、「太平洋上(※4)にあったレムリア帝国が崩壊したのち、一部のレムリア人の意識体が南米大陸のある場所の地下にもぐり、レムリアの秘密を保存して、来たるべき時まで守っている……」というもので、その「意識体」が宿ったのがレムリアンシードであるというつながりになっているのである。 あくまで神秘主義の説だが、いちおう筋の通った話になっており、つまり、「レムリアンシード」とは、水晶の形状だけでなく、産出場所と産出状態、その場所における瞑想 (メディテーション) によって名付けられたものなのである。 最近、市場に似た形状の水晶や新たに他の場所 (はなはだしいものでは他国のもの) で採れたものにレムリアンシード、○○レムリアンなどと称しているものがあるが、全く意味がないもので、業者が勝手に名付けた由来のないものである。 ●KURO的注釈
●参考 ※K・ラファエルによるレムリアン・シードについての記述が掲載されているサイト(海外) |
カブラル山脈の位置
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