極東のインターフェレンス ブラジル産につづいてロシア産のインターフェレンス・クォーツです。 インターフェレンス・クォーツを初めて見たのはロシア産でした。 もちろん、それがインターフェレンスクォーツと呼ばれていることも知らず、知ったあともロシア以外の産地でそういう石があることも知りませんでした。 つまりわたしにとってインターフェレンス・クォーツ=ロシア産でした。 ネットショップでも時々見かけるロシア産インターフェレンス・クォーツは、たいていシングルポイントで、透明感も低いものが多いように思います。 カルサイトによって成長が阻害されたという成長の痕跡をとどめたユニークな水晶ですが、「きれい」とは言いがたいものが多いのです。 しかし、この石は違いました! 何本ものポイントが集まったクラスター状であるのも珍しいですが、それぞれの透明度がかなり高いのです。 しかも、みごとな切り刻まれ方!(うっとり) カルサイトとのせめぎあい 同じインターフェレンス・クォーツでも、前回の「男の水晶」とは逆に、女性的で繊細な印象です。 まさに刻まれたと言うにふさわしいその痕跡は、華麗な装飾を施された神殿の柱を彷彿とさせます。 「カルサイトが結晶しているところにあとから水晶が結晶したため、カルサイトに成長を阻まれた」と説明されますが、果たして本当にカルサイトなのか、カルサイトの方が先だったのか、ちょっと疑問に思うこともあります。 特に先端部分などは、成長を阻まれて文字通りの「頭打ち」となって、ぷっつりとぎれているのではなく、阻まれてなお先端を形作ろうとしたように特異な形状になっています。 そんな部分を見ていると、カルサイトと水晶がせめぎ合いながら同時に結晶したのではないか、とか 水晶があとだとしたら、水晶はカルサイトの中に水からをねじ込むように結晶したのではないかと想像はふくらみます。 (2005年3月4日、ブログ掲載) |
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