ブラジル産 スノーボール・アメシスト

ぽこぽこぽこ……




 おなじみアメシスト

ブラジル産のアメシストです。
ブラジル産と言えば、ウルグアイ産と並んで最も良く目にするアメシストではないでしょうか。
ブラジル産アメシストの特徴は、柱面が発達していない「つくつくスタイル」であること。
同じく柱面が発達していないウルグアイ産と比べれば大型の結晶が多いかな……と、思っているのですが、どうでしょうか。

世界全体で見てみれば、メキシコやナミビアなど長柱状のアメシストも存在しますが、何と言ってもブラジルは世界一のアメシストの産地。
そのため、ブラジル産アメシスト=アメシスト一般のイメージになってしまっている気がします。

そんなおなじみさんなブラジル産アメシストですが、中にはこんなヤツもいます。
なにやら白くて丸いものがぽこぽこ浮いてます。

似た感じの石では、大分県尾平鉱山のまりも水晶がありますが、日本産の「まりも」が緑泥石の一種であるクーカイト(クーク石)であるのに対し、ブラジル産の「白まりも」はクリストバライト(方珪石)だそうです。
※追記:「Magic World: Inclusions in Quartz」によるとフローライトとのこと。
そのほかカルサイト説も見かけました。


 
クリストバライト……?

クリストバライトは、水晶や石英と同じ二酸化珪素の鉱物ですが、石英よりもずっと高温の状態で形成されるため、結晶の形が異なっているのだそうです。
よくみかけるものでは、「スノーフレーク・オブシディアン」と呼ばれる、白い斑模様のはいったオブシディアン(黒曜石)の、白い斑の部分がクリストバライトです。

ただ、熱すると黄色く変色してしまうアメシストの中に、高温で形成されるクリストバライトが入っているというのが不思議ですが……。

なにはともあれ、時にはちょっとカビっぽくも見えますが、紫色の水晶の中に白い球体がぽこぽこしているさまは、とてもキュート♪
左側の焦げているように見えるのは、フローライトがくっついているものだそうです。
こちらの球体部分は、半分石にめり込み半分露出しています。
こちらはどう見てももろにカビ……。
(※茶色い部分はゲーサイトで、白いもの自体がフローライトという説もあり)

二つ合わせて1000円以下のお財布にやさしい石たちです。

 いや、やっぱりカルサイト

追加情報です。この白いボールについて、その後カルサイトとする説明をみかけ、いったいどちらなのかと疑問に思っていました。
そこで、ミネラルショーの会場で、お店の人や他の石すきさんに疑問をぶつけてみたところ……
カルサイトだろうということでした。

自分で見分けが付かないのでなるほど納得と言うわけにはいかないですが、質感としてはカルサイトの方がありそうな。
デジカメ+マクロコンバージョンレンズで超アップにしてみました。



白い部分がおそらくカルサイト。
結晶表面のすぐ下にインクルージョンしていて、完全な球体ではなく、横から見るとけっこう平べったいようです。
ちょこちょこゴミのように付いている茶色いのはゲーサイトです。


(2005年4月17日、ブログ掲載)
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