「(カッコ)」付きの迷い。 「インド産ヒマラヤ水晶」をご紹介します。 ううっ、わざわざ「 」をつけちゃうあたりが、私の迷いを表しています。 ヒマラヤ水晶、と言う言葉で頭に浮かぶのは、やはりガネーシュ・ヒマール産。 理屈で考えればインドのクルやマナリ、パルバティ産もヒマラヤ水晶です。 形に特徴があるから……という理由で、ヒマラヤ水晶に線引きをしてしまうのは、世界に冠たる大山脈に対して、ちょっと……と思う一方、ガネーシュ・ヒマール産のあの特徴こそが、他のどこでもないヒマラヤ水晶たるべき証……とも言えそうで。 しかし、全体で見ればガネーシュ・ヒマール(ネパール)産とインド産では、形や色、輝きが明らかに違うのですが、ひとつひとつを見ていけば、インド産はインド産なりの魅力があるのも確かなのです。 芽吹きの形 たとえば、こんな……ということで今回の石。 言うまでもなく、インド産。くわしくはクル産となります。色はデリケートに淡い、赤身を帯びたクリーム色。 ご覧いただいておわかりのように、ぺたりと横たわった板状の水晶の上に、小さな結晶が列をなして生えています。 その様子は、まるで森の巨木が倒れたあとに、倒木の上に新たな若木が育っていくさまを思わせ、石なのにみずみずしい生命力を連想させます。 ところでこの石、写真でもわかるように、輝きはなかなかのもの。 結晶のエッジもシャープです。 一方ガネーシュ・ヒマール産の石も輝きが強くてシャープ。 なのに、石から受けるイメージはかなり違う……と感じるのは私だけでしょうか? (2005年4月23日、ブログ掲載) |
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