「選ぶ石が変わってきたね」 ……と言われました。 振り返ってみると、石の写真を撮り始めたことが最たる変化のようです。 石を集めていたのはそれ以前からだったので、最初は集めた石を写真に撮り、その後は、次第に写真を撮ることを考えながら石を選ぶようになりました。 そして最近では、かなり自分の望む光を得られるようになってきたので、さらに「これも撮れるかも」と、石選びが自由度を増したような……。 ……なるほど、写真の撮り方が変わってきているのだから、石の選び方も変わって当然かもしれません。 私にとっての写真は、「石を見ること」ですから、石を見る目も変わってきているということです。(見る目がするどくなったかどうかは別として) そんな変化の最たるもの ……が、ボージーストーンではないかと思います。 「KUROさんが、ボージーを買うなんて意外」 と言われたのですから、きっとあまり私らしくない石なのでしょう。 実は、ボージーストーンを買ってから、いろいろと検索してみました。 みなさんよくご存じかと思いますが、この石、一言で言えば「顔より心」の代表というか、見た目よりもヒーリングとかスピリチュアル系で人気の、「パワーのある石」なのですね。 調べていて気になったのが、どこのサイトさんを見ても説明がほぼ同じであること。 無断で引用するのも何ですから、箇条書きにまとめてみます。 ●アメリカ、カンザス州のインディアン(ネイティブ・アメリカン)(ワイディゴ族)の聖地で 採取される。 ●ゴツゴツした男性石となめらかな女性石がある。 ●男性石のまわりに女性石がサークルを作るような状態で発見されることがある ●カレン・ギルスビーという女性によって、1972年に商標登録されている ●彼女によって採取され、浄化・活性化・ペアリングされる (証明書が付いている) ●水や塩分に弱い ●微量のパラジウムを含む ※追記:「Boji」は、カレン・ギルスピーが飼っている(いた)、ペットのカラスの名前であるとか。 ……ということらしいです。 「石のパワー(気、バイブレーション)」にはあこがれながらも、てんで鈍い私としては、「はあ……」と言うしかないわけで、いくら「ワイルドなのも美しい♪」と言っていたとしても、似つかわしくない石と言われてもしかたがありません。 しかし、ひとつだけひっかかる項目があります。 「カンブリア紀の海中生物」です。 「カンブリア紀」の意味 カンブリア紀というのがどういう時代かというと、「三葉虫」が現れた時代と言えばイメージできるでしょうか。年数で言えば、今から5億4500万年前から5億年前ごろの時代区分ということになります。 恐竜よりももっともっと古い、まだ陸上に植物が現れるよりも以前の時代です。 一般に、生き物は単純なものから複雑な物へと進化してきたということになっています。 今までは、その進化の中でさまざまに姿や生き方が分かれ、種類が増えて現代に至る……と考えられてきましたが、今の考え方では、そうではないことがわかってきました。 それは、進化は一定の速度で徐々に進んできたのではなく、ある時期、ありとあらゆる形の生き物が爆発的に現れ、ほとんどは絶滅し、その中から生き残ったものが現代の生き物の祖先となったという考えです。 いろいろな生き物が爆発的に現れた時代……それがカンブリア紀なのです。 その出来事は、「カンブリア紀の大爆発」と呼ばれ、そのときに現れた生き物は、ロッキー山脈のバージェス頁岩(けつがん)で見られる化石で知られています。 その化石には、目が5つもあって、ゾウの鼻のような触手の先にハサミをそなえたオパビニアや、化石からでは上下左右すらわからないハルキゲニアなど、今の生き物からは想像もつかない、そして今の生き物には全くつながらない「へんてこりん生物」が、数多く発見されています。 生命力」のパワー 人間を専門用語で分類すれば、「動物界・脊索動物門・哺乳綱・霊長目・ヒト科・ヒト属・ヒト」となります。 この「界」だの「門」だのというのが分類上の区切りになるわけですが、カンブリア紀はこの「門」のレベルで異なった生き物たちが、ぞろぞろいた時代だったのです。 もしかして、ボージーストーンも、そのようなへんてこりん生物の一種だったのでしょうか? カンブリア紀で大爆発した生命の変化は、その後、もっと小さなものになっていきます。 言ってみればフルモデルチェンジではなく、マイナーチェンジを繰り返して今に至っていると言ってもいいでしょう。 生命40億年の歴史の中でたった1回の 生命の「大爆発」。 その時代の生き物に由来する石だと思うと、なんだか「ボージーストーンのパワー」もわかるような気がします。 ボージーストーンは、身体的ゆがみを改善すると言われ、採取しているカレン・ギルスビーは、「人類の生命エネルギーの次元に貢献しているのです」と言っているそうですが、それよりも、「大爆発」と例えられるほどの生命の動きがあった時代の、 生命があらん限りの力を振り絞って、 「生」の可能性を模索した時代のパワー を秘めている……、そう考えることはできないでしょうか。 ※ボージーストーンについての追加情報あります。→こちら (2004年8月2日ブログ掲載) |
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