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 カザフスタン産 モリオン

寡黙で静謐な存在感




モリオンが好きな理由?

ネットを見ていると「スモーキークォーツの濃い色のものがモリオン」だと説明されていたかと思うと、「スモーキーとモリオンとは別」と説明されていたりして、何がなにやらややこしいのですが、個人的にはスモーキーとモリオンとは似て非なるものだと思っています。(くわしくはこちら

以前、知らずに放射線で焼いて黒くした「黒水晶」を買ってしまって、残念な思いをしたことがあったせいか (それとも名前が「KURO」なせいか)、「いつか天然のモリオンを……と探していくうちに、不透明な黒で表面がザラザラとつや消しな、一種独特の迫力を持った水晶が存在することを知ったのです。

出会ったそのとき

もともと、透明ですっきりしたな石よりも、スモーキーやエレスチャルのようなゴツめな石が好きなので、ついついそういう石を探してしまうのですが、このときもわざわざ店の棚の一番下の段でこの石を見つけました。

しかし、「これだ!」と一目惚れ……というわけではなく、もうひとつ惹かれる石がありました。それは、ロシア産の黒い水晶でした。カテドラル……というより「城」と言いたげな威厳のあるシルエットで、ツヤピカに輝いていました。
(……ということは、すごく濃いスモーキーだったのでしょう)
ロシア産にも惹かれる、しかしこのつや消しも捨てがたい……と、手に取り、戻し、意味もなく店の中を歩き回り……。お客が少ない平日だったから良かったものの、お店の人も呆れていたことでしょう。


選択の瞬間

実は、最終段階ではロシアの黒いのに決めかけていたのですが、お店の人のアドバイスで、最後にちょっと距離を置いてみたとき、決心は逆転しました。
二、三歩下がってみたこの石が、まわりをも巻き込むほどにずっしりと静かだったからです。
水晶の「晶」の字には「輝く」という意味合いがあります。なのにこの石は輝くことを拒むかのように寡黙でした。
一般的なイメージでは、石は輝かないものなのに、「輝く」という文字を持つ水晶。その中で「輝かない」この水晶は、二重に二律背反を背負っています。
そこがたまらなく魅力的に感じたのです


(2004年6月29日ブログ掲載)

 

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