青い水晶再び 以前にパキスタン産の青水晶を見ていただきましたが、それとは別の青い水晶です。 産地はブラジルのミナスジェライス州。 青いトルマリンであるインディコライトが中に入っているために青く見えています。 ほかにも青いトルマリンによる青水晶を見たことがあるのですが、「これがトルマリン?」と念を押したくなるような、青いもや状のインクルージョンでした。 それに対してこの石はまごうことなくトルマリン!くっきりはっきり針状に結晶しています。 右の石は、母岩に放射状に結晶したトルマリンを覆うように水晶が結晶したものですが、左の石には、針状のトルマリンがランダムにインクルージョンされています。 水晶は地下の熱水の中で形成されると説明されていますが、右上のような水晶は、熱水の中で先にトルマリンが結晶し、熱水の中に浮かんでいるのを、水晶が取り込みながら結晶したもののようです。 実は、この石は石屋さんが箱から出して値段付けをするのをその場で見守り、値段を付けたすぐに、一番青いものを選んで買ってきました。 しばらくしてまた同じインディゴライト入り水晶がお店に並んでいましたが、そのときの石は同じように針状の結晶が含まれているにもかかわらず、紺色……よりも黒っぽく、灰色っぽい発色でした。 インディゴライト入り青水晶は、インディゴライトそのものの色合いや、含まれる割合など、微妙な組み合わせの変化で、青とは言えない色合いになってしまうようです。 青い水晶に出会うのは難しい……。 だからこその美しさなのかもしれません。 (2004年8月25日、ブログ掲載) |
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