ブラジル産 ガーデン・クォーツ

世界樹の幻影




中にそびえる

今回のネタは、ガーデン・クォーツ。
しかし、よく見かける緑泥入りの庭園風ガーデン・クォーツとはちょっとばかり趣が違います。
じゃーん。
真ん中に柱が突っ立っています
ガーデンというか、ファントムというか、はたまた貫入だったりするのか……。
これも、どうやって成長したのかわからない石です。
全面がポリッシュされていて、先端のファセット面がかなり人為的に作られた角度になっているので、全体的に削って作られた形ではないかと疑いましたが、底面を見ると、珍しい柱面のファントムが!
このファントムは、中の柱状の部分が太るような感じで水晶が成長したことを物語っていて、ファントムの形から推測すると、今の形は、少なくとも柱面は。石から大きく改変されていることはなさそうです。

大きさは7センチほどなのですが、中に巨大な柱が入ったこの石のイメージは北欧神話の「ユグドラシル(世界樹)」。
クラックや霧状のインクルージョンが、巨大な木にまとわりつく雲を思わせます。

ガーデン・クォーツは、内包物の様子が「世界」を感じさせなければ、ガーデン。クォーツと言えない。……というのが私のわがまま規定ですが、その点この石は堂々の合格でしょう!
(2004年10月7日、ブログ掲載)


 


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