光と石の表情 写真を撮っていると改めて気が付くことなのですが、季節によって太陽光の色合いはずいぶん違います。石も、肉眼で見ている限りは気にならないのに、寒い季節に写真に撮るとはっきり黄色みがかって見えます。 季節によって景色が変わって見えるのは、木々の色合いだけでなく、光線の色製もあるのかもしれません。 季節の気配は心地よいものですが、贅沢を言えば、寒い季節の黄色い光は、写真を撮るにはあまりありがたくありません。 先述したように画面全体が黄色みがかってしまうので、色を補正するのですが、どうしても自然な色合いには補正しきれないのです。 今回の写真はまだ夏のころに撮ったものですが、寒い季節に撮ると、色の補正がかなり難しくなるでしょう。 小さな森のような石 写真はロシアのヘデンベルグ輝石入りの水晶です。 しかし、以前に紹介した「アスパラガス」や「女神の緑」とは、だいぶ色合いがちがいます。 前者がパステルグリーンならば、こちらはどっちかというと緑泥グリーン。深みのある緑色です。 ダルネゴルスクでは、「アスパラ」緑水晶に似た形で、このような深い緑の石も出ていますが、この形は初めて見ました。 先端部分が透明なので、とてもみずみずしい感じがします。 高さは5〜6センチほどですが、全体の形と色が相まって、さながら森のよう。 ちょっと格好をつけていうならば、朝靄にけむる森、あるいは「指輪物語」のロスロリアン。 ところで、手のひらの中の石に森を見る感覚は、「盆栽」に似ていなくもないような……。 さらにいうならこの石、ちょっと門松っぽくも見えるのです。 (2004年11月10日、ブログ掲載) |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||