貫禄の石 ブラジル産のエレスチャルです。 底面10cm×7cm、高さ4cm。測っただけでは、さほど大きく感じないかもしれませんが、重さは440g、うちで2番目に重い石です。 石をごろりと置くと先に書いたとおりのサイズなんですが、水晶は、底面が45度に割れる癖があるようで、ポイントがちゃんと上を向くように置くとご覧の通り。 なんどいうか、どすこい!と言ってしまいそうな座り具合なのです。 きっとこれも珪酸分の濃度の高い環境で結晶したのでしょう。いたるところで錐面をつくろうとしたような、エレスチャルならではの複雑な形をしています。 エレスチャルの横顔 メキシコ産によく見られる、層状に結晶した水晶もエレスチャルと呼ばれていますが、個人的には層状の結晶(骸晶)はスケルタル、写真の石のようなブラジル産、インド産の水晶をエレスチャル、もっと平板状でワニの背中っぽくなればジャカレー、そしてカテドラルは、以前カテドラルの話で載せたスモーキーみたいなの……ということにしたいですね。 この石は、基部はスモーキー、上部になるに従ってちょっとクリームがかったクリア、真ん中部分にアメシストが入ります。表面は疵がついているというのではなく、磨りガラスのように曇っているのですが、クリアの部分の透明度はなかなかのものです。 スモーキー、アメシスト、クリアと色変わりするエレスチャルの育った場所は、熱水の成分がいろいろに入れ替わる場所だったのでしょう。 こんな風にゴツいエレスチャルのいったいどこが「天使の贈り物」なんだろうかと、見るたびに考えてしまうのですが、光をあてて写真を撮ると、見た目透明の水晶よりも美しくきらめきます。なので、アップ写真がやたらに増えてしまいます。 加えて、真正面から見ると、ちょうど真ん中のあたりに、色の濃い虹が出ます。今度はこの虹を撮りたい! (2004年、9月20日、ブログ掲載) |
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