エジプト産 スモーキークォーツ

聖地・シナイ山からきた石





 石の肩書き……

しつこいようですが、私はヒマラヤとロシアの水晶が好きです。
「最終的には石そのものの魅力が決め手!」……と言ってはみても、ロシレムと聞けばそわそわ、ちゃんと持っていてもヒマラヤと聞けばわくわく。
石の「ブランド」に負けてるんじゃない?……といわれてもイマイチ否定しかねます。

そんな私が完全に肩書きにしてやられてしまった石があります。
もしかしたらWEBサイトや2004年池袋ショーでご覧になった方や、兄弟石をお持ちの方もいらっしゃる
かもしれません。

エジプト、シナイ山の水晶です。

 シナイ山に諸説あり。

シナイ山は紅海に突き出たシナイ半島にあり、モーセが十戒を授かった場所として有名です。

「ホレブ」、「神の山」、「山」などいくつもの名前で呼ばれてきたシナイ山は、今では4世紀以来のキリスト教の伝承によってジェベル・ムサ(標高2285m)であるとされています。
……というのも、遊牧民によって聖なる山とされている別の山や、聖書の記述からシナイ山が火山ではなかったかとされることから、アラビア半島北部のハラ・エル・ベドルという休火山ではないかとする説や、岩に文字のあとが残っているネゲブ南部のハル・カルコムがシナイ山ではないかとする説など、実は諸説ある山なのです。

この水晶はシナイ山産としか聞いていませんが、おそらくジェベル・ムサ産ということになるのでしょう。
実は、このスモーキーは2回に分けて入荷し、1回目に買い損ね、悩みつつも2回目の入荷で無事入手した石です。
1回目入荷の石は、表面にヘマタイトかと思われる皮膜が石の表面をまるでモザイクのように覆っている、ワイルドな石でしたが、2回目入荷のこの石は、うってかわって半透明の透け具合が、穏やかな雰囲気を感じさせます。

お店の人が「ちょっと変わった透け方をするんですよ」とおっしゃっていましたが、どうやらそれは、石の中ほどにほぐれた綿の繊維のような、靄のようなインクルージョンが入っているからのようです。

ネットであれこれ探していたら、フリーで使えるシナイ山の画像があったので貼り付けてみます。



日本の「山」のイメージとはかけ離れた感じですね……。
石だけを見ているとふんわり穏やかな雰囲気ですが、その産地を見る限り、第1弾のワイルドな石の方が、この場所にふさわしいように思えてきます。

もしかして、キリスト教徒でもないのに、「モーゼの十戒の地の石だって!」という興味だけで買ってしまって、実は石に対してとても失礼なことをしてしまったのかもしれません。

いや、それよりもこの聖地で水晶を探し出して掘り出したというのもすごいかも……。


(2005年2月23日、ブログ掲載)


 

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