急角度! ちょっと久しぶりにガネーシュ・ヒマール産水晶です。 緑泥たっぷり先細り型。表面はちょっと白く粉吹き系。 パキスタンからも緑泥入りは産出しますし、ガネーシュ産そっくりの先細り型もある様子。 スイス産アルプス水晶にも緑泥ぎっしり水晶があります。 ……が、緑泥ぎっしりで、刺さりそうなほど鋭角とんがり型は、とりあえずガネーシュ産だけ……と言えそうです、いまのところ。 さて、この石の最大の見どころは、その曲がりっぷり。 先端が鋭くまっすぐ伸びているので目立ちませんが、視線を根本の方へ動かしてみて下さい。 直角……とまでは言えないものの、もののみごとにぐにゃり。 産地的特性? 以前に、水晶は針金などを曲げたように、どこかが縮み、どこかが引き延ばされて「曲がって」いるのではなく、成長の速度と向きが途中で変わってしまい、結果として曲がったように成長したのだとご紹介しましたが、なんだかこの石に限っては、まっすぐ成長したものが後になって何らかの力を受けて、ある部分が縮み引き延ばされて「曲がった」ような気がしてきます。 それほどまでの曲がりっぷり、そしてその曲がったか所のなめらかさ。 成長の時に方向が変わったというのなら、この水晶は何を目指し、あるいは何に惹きつけられて大方向転換したのか、水晶の先端が指し示した先にあったものを見たくなります。 もしかして、ものすごく気の変わりやすい水晶だったのか、あるいは、大きく曲がってでも指し示さなければならないものが、この水晶にはあったのか。 ……ところで、曲がっている水晶の根本に重なっている小さな水晶、途中で折れていますが、よく見ると微妙に曲がっています。 その曲がっていた方向を想像してみると、曲がっている方向は別。 どうやら、この産地の水晶は、好き勝手にあっちこっち曲がっていたのかも。 2006年11月14日、ブログ掲載 |
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