石の中の世界 7センチくらいのほどよい大きさの水晶です。 中には太めのルチルがギッシリ。 しかも金や銀ではなく、ほんのり赤く見える、まるで夕焼け色のルチル。 表面の光沢の具合によるものなのか、本来の赤い色合いが透けて見えているものなのかはわかりませんが、とにかく、ほんのり赤みを帯びて見えるのです。 この色合いのおかげで、結晶が太くてごつく見えてしまいがちなこの石は、どことなく華やかで柔らかな雰囲気になっています。 色とルチルの密集具合をきれいに見せたくていろいろ角度を試して撮った写真が今回の一枚。 ルチルと言えば、金色がダントツの人気ですが、私は色にかかわらず、ルチルが作り出す石の内部世界が好きです。 今回の石は、冬を間近に控え、葉を落とした森に夕暮れの光が差し込んで、木々と光がつくり出した光の格子……そんなイメージが浮かびます。 石の中に見たイメージを、写真という形に収めたくて、カメラを構え、光をつかまえ、一瞬を切り取るべくシャッターを押す……。 石の中の世界は、いつも私をわくわくさせてくれるのです。 2006年11月15日、ブログ掲載 |
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