石好き入門編 石好きさんの入門石は何かと言えば、タンブルとか水晶のポイント、最近であれば天然石ビーズのブレスレットだったりするでしょうか。 かくいう私も、最初は透明な水晶の単結晶(ポイント)ばかりを集めていたものです。 そのような「手に握れる石」が集まってくると、しだいに「もうちょっと違う石」「もうちょっと大きい石」が欲しくなります。 それは何かといえばクラスター。 天然石ブレスを持っている方だと「浄化用におひとつ」。 もちろん、私もスタンダードにその道を通りました。 いくら何でも、最初から「ビバ、変てこ石!」ではありません。 水晶が(注:当時の私にとって、水晶=単結晶のこと)が集まって固まったものをクラスターというらしい。なんだかとってもパワーがあるらしい。 興味津々。 ……という感じで、クラスターなるものを探していた私は、徒歩圏内のお店……しかもインディアン・ジュエリーや雑貨を扱っているお店でひとつの石に出会いました。 今でこそ石屋のハシゴをやらかしていますが、当時はまだまだ石屋さんの在処もわからず、昔も今も石屋さんに行くには要交通機関……つまり、とても日参することはできません。 そんなところで、徒歩圏内で石。 変だな、四角い……? おおっ!……と目を惹きつけられた私は考えました。 透明な石だ。(当時の私にとって透明な石=水晶) こんな風にごちゃごちゃ集まっているのはクラスターだ。 わーい! 1000円というお値段で、掌くらいの石を手にしてホクホクと帰宅したのでした。 ところが。 水晶だと思いこんでいたこの石、なんだか変です。 四角いし、先端は尖ってないし、ギラギラ光を反射しているし。 おっかしいなー。 今思うと、この石を水晶と勘違いできる方が不思議ですが、変だなー、おかしいなー、と頭をひねりつつ調べてみて、やっと、水晶ではなく魚眼石(アポフィライト)だとわかったのでした。 というわけで、私のファースト・クラスターは、アポフィライトだったのです。 水晶ではなくてショックだったというよりも、石の名前と同時に「水晶よりも強い浄化能力がある」と知ってトクした気分になっていましたが、そのくせ、何かを乗せて浄化した覚えがありません。 写真の石はこんもりボリュームがあるように写っていますが、実際は平べったいクラスターを斜めに立てて写しています。 この石に出会って得たことは、アポフィライトという石があると知ったこと、そして調べるといろいろ面白いということがわかったこと……かもしれません。 2006年11月27日、ブログ掲載 |
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