今度は柔らかグリーン グリーン・ヒューランダイト2号です。 1号は、愛知万博のキャラクター「モリゾー」に化けられそうなもこもこコロリとした形でしたが、2号は、ヒューランダイト(輝沸石)らしい、ちょっと湾曲した菱形の結晶です。 ぷちぷちとくっついているのはスティルバイト(束沸石)でしょうか。 色も、1号は深緑ですが、2号は浅い抹茶グリーン。 光沢も1号に比べて鈍いものの、色合いにふさわしい柔らかな質感です。 最初グリーン・ヒューランダイトについて調べていたときは、その色合いは鉄によるものかもしれないという説を見つけたのですが、今回は緑泥石を内包していることによるものかもしれないという説を見つけました。 今回の写真の石の色合いや質感を見ていると、緑泥石の内包による色合いだという説の方があり得そうです。 普通、ミネラルショーやショップで見かけるヒューランダイトは、インド産が多く、アポフィライトやスティルバイトなど、他の鉱物と共生していることが多く、ちょくちょくスティルバイトと間違えられます。 困ったことに、鉱物ショップでも間違っていることが多いので要注意。 ヒューランダイトを見分けるポイントは、上でも書いた湾曲した菱形の結晶の形。 複雑にくっつきあったりしているとなかなかわかりませんが、スティルバイト(束沸石)の代表的な形と、ヒューランダイト(輝沸石)の形を覚えておくと、何となく見分けが付きます。 ヒューランダイトは、ほぼ透明なもの、淡いピンクのもの、赤っぽいオレンジ色など、いろいろな色合いがありますが、なぜか緑のものが好きですね。 しかし……スティルバイトにも緑色があるので、悩むことがあります。 2007年1月18日、ブログ掲載 |
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