産地不明 アメジスト・タンブル

シェブロン




 ギザギザ山形模様=シェブロン

か〜な〜り古い石です。たぶん、自分が石好きだと自覚するより古いんじゃないでしょうか。
ものは、ご覧の通りのアメシスト。
タンブルになっているアメシストは、透明感があって濃いめの紫一色というのは意外に少なくて、色が薄かったり、濃いとこの石のように不透明度が増します。
濃いめ不透明タンブルは、写真のようにさまざまに色合いを変えながら成長していった軌跡が、層になって残っています。
まあ、言ってみればファントム……ということになるのですが、模様を見ている分にはファントムと言うよりギザギザ縞模様。

このようなアメシストに、実は呼び名があったのだということを知ったのは、意外に最近です。
こういうギザギザ縞模様のアメシストを「シェブロン・アメシスト」というのだそうです。
「シェブロン?」
たしか、そんな名前のビーズがあったはず。

さっそく検索してみると、確かにビーズにもシェブロンがあり、シェブロンという石油会社があり……パソコンのメニューバーにある「>>」もシェブロンと言うらしい。
……想像するに、多分シェブロンとは、私が最初に形容したように「ギザギザ縞模様」……というような意味なのでしょう。

ギザギザであるのは、これがアゲートなどではなく紛れもなく水晶だから。
ギザギザは、結晶の形をかたどっています。
原石も見たことがありますが、かなり大ぶりで、透明度は低く、表面はマットな感じになっていて、ダメージもたくさんあるものでした。
だからこそ、原石ではなくこういうタンブルに加工されることが多いのでしょう。
タンブルも、原石の状態のものを見ることができれば、なるほどなるほどとわかることも多いです。

できうるならば……お店の方にお願いが。
「シェブロン・アメシスト」などと聞き慣れない(であろう)名前で表示するのであれば、それが地名なのか、別の意味の言葉なのか、ひとこと説明をくわえていただければうれしいのですが。

2007年1月25日、ブログ掲載
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