クラスターとは言い難い 水晶です。これをクラスターと言ってよいものかどうか、ちょっと悩みます。 大きさはわずか2センチほど。 ご覧のようにDT、すなわち両側に先端がある結晶が数本、束ねたようにくっついています。 私は、個人的には、クラスターとは、母岩がくっついているか、結晶がくっつきあって「底面」があるもの、と規定しています。 大きな結晶の根本に数本、小さな結晶がくっついた程度では、どうにもクラスターに思えません。 では、そういう結晶をどういうかというと、それはそれで困ってしまって、結局クラスターと言ってしまったりするのですが、頭の中では「違う」と思っています。 さて、写真の水晶は、石屋さんの入り口近くの路上に置かれていた「g/18円」の表示がある箱の中から「掘り出した」もの。 友だちの石好きさんと出歩いた際、目的地ではなかったのですが、ちょっと覗いていこうかと足を向けた石屋さんで、二人の視点がその箱に。 二人そろって「掘る」のが大好きなので、思わずガサガサ「掘って」しまいました。 店頭の箱の中から「発掘」 箱の中には、指ほどの大きさから爪楊枝と間違えそうなものまで、小ぶりで細いDT(両錐)の白水晶がざくざく。よーく見ると、結晶のくっつき具合がなかなかおもしろいものも。 写真の石は、その中のひとつ。 箱の中にがさっと入れられていた割にはダメージもなくきれいです。 表面は磨りガラス状でややマット。 あっちこっちの方向に、にょろにょろしているみたいで、なんだかかわいい形です。 しかも、結晶と結晶の接合面には、虹も出ます。 おまけに、「シンギングクリスタル」でもあるらしく、何本糧の上で転がすと、チリチリと高い音がします。 高い石は高い石でみごとですが、安い石だって探す気合いさえあれば、なかなかどうして捨てたものじゃありません。 調子に乗って、何本も買ってしまったので、g/18円シリーズ、続いてしまうかも(笑)。 2007年2月18日、ブログ掲載 |
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