ネパール産 ヒマラヤン・ツイン

一心同体




 ツインにもいろいろありまして

ヒマラヤ水晶です。ガネーシュ・ヒマール産です。ご覧の通りのツインです。
鉱物の分野でツインというと、双晶のことです。双晶とは、呼んで字の如く双子の結晶。
しかし、鉱物分野の双子ちゃんは、くっついている面やその角度に厳密な規定があります。

たとえば双晶で名高い「日本式双晶」は、二つの結晶が84度33分でくっついているもの。
単に形が似ているだけではダメなのだそうです。
この「日本式双晶」は英語で表記すれば「Japanese law twin quartz」。
「twin」です。

しかし、クリスタルヒーリング(ニューエイジ)の分野で「ツイン」といえば、単に二つ並んでぴったりくっついて成長した水晶のこと。
くっついた結晶の大きさ、たとえばほぼ同じ大きさの結晶がくっついていれば「ソウルメイト・ツイン」、大きさ・長さが異なっていれば「タントリック・ツイン」というように名前が違ってきますが、くっついている角度や、共有する面といった規定は何もありません。

「タビュラー」にせよ「スケルタル」にせよ、鉱物の分野で使われる名前が、そのままクリスタルヒーリングに持ち込まれ、しかも意味が異なっていたりすることがあるので、鉱物分野とクリスタルヒーリング分野双方に首を突っ込む場合は、注意しなければなりません。

 
角度を変えると見えてくる

さて、写真の石は、ほとんど同じ大きさの結晶がぴったり、いや、この際びったり、べったりくっついた、クリスタル用語的「ツイン」。
柱面が何度も階段状にでこぼこしているのに、それにめげることなくくっついております。
内部は透明度が高そうですが、表面はややマット。
見た目キラキラの輝きは望めませんが、表面マットの結晶は、写真に撮ると、まるでちょっと凍ったような、霧に包まれたような神秘的な感じに写ることが多いので、より美しくを目指して、がんばって撮影してみました。

さて、この「ツイン」角度を変えるとちょっと見た目が変わります。



角度を変えると、普通のシングル・ポイント。ツインにはちょっと見えません。
右下にこの石を真上から見たものに、輪郭線をプラスしたものを載せてみました。
最初の写真では、ほとんど同じ長さ・太さの結晶が並んでいるように見えますが、実際は、片方の結晶がもう片方を半ば包み込んでいるような感じなのです。
つまり、普通の「ツイン」よりも密着度が高い!
まさに、ソウルメイト。運命の、離れられないお二人(笑)。

2007年3月17日、ブログ掲載
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