骸晶……とか? メキシコ産のフローライトです。 一辺1ミリちょっとのキューブ状の結晶がごちゃごちゃごちゃっと固まって、角の部分だけが紫色に染まったかわいい石。 大きくキューブ状に成長するフローライトもあるのに、何故にこんなにごちゃごちゃと。 水晶の結晶について自分なりに調べたところでは、(つまり、勘違いの可能性あり)結晶は、材料となる成分が少ないときは、じっくりゆっくり形の整った結晶に成長し、成分が多くなってくると、結晶の成長速度も速くなり、結晶の角の部分が速く成長して、面の真ん中がへこんだ「骸晶」になる。 さらに成分が多くなると、あっちこっちで一斉に結晶が始まってしまい、たくさんの結晶がごちゃごちゃくっついたような形になる……らしい。 楽しいフローライト 水晶ではこんなかんじ(たぶん)だったのだけれど、フローライトでも同じことはおこらないのだろうか。 骸晶のフローライト、つまり、水晶で言うところのスケルタルなフローライトと言えそうなものは見たことがないけれど、今回の写真のような小さな結晶がごちゃごちゃごちゃ……というタイプは、なんだかフローライトの材料となる成分(フッ化カルシウム)が多くてあちこちで一斉に結晶が始まってしまい……という感じに思えます。 なんだかもう、ちっちゃい子供たちが「わーい♪」という感じでわちゃわちゃ団子になったような。 フローライトでキューブ状結晶の集合体というと、建造物をイメージして、シャープな印象があるのですが、小さなキューブが団子状になったこのフローライトだけは、「かわいい」とか「たのしい」とか、そういうにぎやかなイメージがあります。 2007年3月20日、ブログ掲載 |
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