初・カルサイト付きロシア石 お久しぶりですのロシア石。 ロシアはウラル山脈、プイバ産のカルサイト付きスモーキークォーツです。 ロシア産の石は、おおざっぱに分けるとウラル産、バイカル湖周辺産、そして日本にも近い極東ダルネゴルスク産があります。 中でもウラルで水晶というと、ロシアン・レムリアンが有名(?)ですが、その産地ははっきりしておらず、(ウラル南部といわれていますが、詳しい場所は不明)すでに閉山しているとも言われています。 それに対して、プイバはウラル山脈の比較的北の方。 ウラル山脈最高峰のナロードナヤ山の近く。 最高峰といっても標高は1895メートルと意外に低いです。 「ウラル山脈の2000メートル級の場所から……」という説明を見かけたことがあるのですが、ウラルの最高峰は2000メートルより低いのでご注意を。 プイバ産の水晶は、美しいスモーキーが多いようです。 透明度が高く、表面に細かな雲母か何かが付着して、きらきらラメラメしていたりします。 そんな中でカルサイト付きの水晶は初めて。 ややふっくら「はんぺん」っぽいカルサイトに、透明感の高いスモーキーがくっついています。 白く半透明なカルサイトとスモーキーの取り合わせも美しく、もちろんスモーキーの色合いも抜群です。さらにはロシア産カルサイトも初めてです。 こ、このマークは! 見つけたのは、2006年10月に新宿で行われたIMAGE2006。 「おー、いろいろこれは初めて!」と手に取った私は、もう一つの特徴に気がついて、目を丸くしました。 「こ、これは!」 石の向きを変えてみましょう。 |
おわかりいただけるでしょうか。 カルサイトに浮き出たあのマーク。 もうちょっとアップにしてみましょう。 |
おお! これって……まるで、放射線マーク! ロシレムについて調べていて、各施設の事故に行き当たりましたが、ウラル山脈で、放射線マークというのは、ちょっとしゃれになりません。 何でまたこんなマークが浮かび出るんだか。 自然は不思議がいっぱいです。 2007年4月17日、ブログ掲載 |
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