中国産 エメラルド

緑柱石




 ワイルド・アクアマリン!

中国産のエメラルドです。 少なくとも「エメラルド」として売られていました。

ご存じ、エメラルドはベリルの仲間。
同じベリルの仲間には、アクアマリンやモルガナイト、へリオドール、ゴシェナイトなどがあります。
「緑のベリルがエメラルド」と言えなくもないのですが、実は、ベリルには若葉色のベリル、名前もそのままずばりの「グリーン・ベリル」と呼ばれる種類もあるそうです。

いったい何が違うのかというと、最大の特徴であるその色の発色メカニズムです。
エメラルドはクロムとバナジウムを含み、緑色の発色はクロム・バナジウム・鉄イオンの組み合わせ(またはクロム)によるものと言われています。
一方グリーン・ベリルは、二価の鉄イオンと三価の鉄イオンの組み合わせによるもの。
詳しく言うとかなりややこしくて、ぼろが出そうなのでここで失礼しますが、要するにエメラルドとグリーン・ベリルでは発色の原因が違うのです。
エメラルドが結晶する環境は、ほかのベリルの仲間に比べてかなり特殊で産地が限られます。
また、無傷の結晶がほとんどないこともあり、宝飾用にカットされたものは、クラック(ひび)に油をしみこませて目立たなくする処理を施されているものも多いそうです。

さて、写真のエメラルドは、透明感はほぼなし。 緑色は緑色ですが、かなり淡めの色合いで、本当にエメラルドかな〜? とちょっと首をひねります。
大きさは2センチちょっとと小さいものの、六角形の結晶の形がきれいに見えて、裏側にも結晶がくっついていて、お値段630円♪

以前、ミネラルショーで同じような色合い、同じような母岩付き、ただし、母岩がかなり大きめのエメラルドを前に、どうしようかと悩んだのですが、小さい方が、マクロで撮りやすいうえ、わずかな透明感をしっかり見ることができるので、優れものです。
特にこの石は、透明感が足りないために撮るのに苦労したので、これで母岩が大きい石だったら、さぞかし扱いに困っていたことでしょう。

これでもっと詳しい産地がわかれば……。 私の想像では湖南省……なのですが。

2007年4月22日、ブログ掲載
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