遠いヨーロッパの石 ルーマニア産の水晶です。
以前は、遠いヨーロッパ産の水晶だったのに、何年か前から松ぼっくりみたいだったり、黄鉄鉱や閃亜鉛鉱が一緒に結晶していたり、いろいろ個性的なルーマニアの水晶をたくさん見かけるようになりました。(注:ルーマニア内の鉱山が閉山したとかで、再び少なくなってきています。2009年現在) それも、白いミルキーな水晶と、同じような形のスモーキーが産出するのがおもしろいところです。 キャンドルクォーツというより松ぼっくりクォーツと呼びたい形状の水晶のと黒をセットでそろえたいものだと思っていたら、ちょっと値段が上がってしまって、二の足を踏んでいます。 さて、今回の写真の石は、松ぼっくり水晶ではなくて、小振りなスモーキーが生えそろい、おそらくドロマイトであろうと思われる白い「雪」をかぶったクラスターです。 この「雪」は上から降り積もったのではなく、横からくっついているので、スモーキーがすっかり覆われることなく、おもしろい風情になっています。 「雪景色」……とでも呼びたい感じですが、ドロマイトがもこもこと暖かそうですし、スモーキーも光に透けて、明るい感じなので、あまり「寒い」「冷たい」という感じはしません。 スモーキーの色合いは、どことなく緑がかっているようにも見えます。 大型の松ぼっくり水晶になると、透明感が少なくなり、色も濃くなってしまうので、スモーキーの色を楽しむのなら、これくらいのクラスターが良さそうです。 ところで、ときどきこれくらいの色合いの水晶が「モリオン」として売られているのですが、KURO的には、とうていモリオンとは思えません。 モリオンと言うからには、結晶の大部分が不透明黒なければ。 2007年7月8日、ブログ掲載 |
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