名前が危うい ブラジルのファントム水晶です。
2センチくらいのミニサイズに、ほんのり緑のうっすらファントム。 それ以上に目をひくのが、底部にぽこぽこ浮かぶ真っ黒なスポット。 以前、似たものを見たことがあり、ヘマタイトの薄片だと聞いていたので、 「お、あのときと同じヘマタイト」 ……と思って買いました。 しかし。 よく見ると薄片ではありません。厚みもちゃんとある塊です。 色は見た目真っ黒。何だろう……。 薄片ではなくて塊ヘマタイト? なおもじっくり見てみると、塊の縁やさらに小さな内包物が緑に透けて見えます。 緑……褐色がかっているよう部分もあるように見えます。 この色合いだけを言うなら、エピドート? しかし、針状の結晶ならともかく、エピドートがこんな形になるとは思えません。 表面は真っ黒に見えて、結晶の様子はよくわかりません。 そのため、未だに正体不明なのですが、こういうことがお店サイドであった場合。 ヘマタイト入りです、と見た目で軽く判断した卸元が言ったなら、それで通ってしまわないでしょうか。 あれ? と思っても、こんな小さなものでは判断が付きません。 大量にあったならばともかく、一つや二つでは鑑別してもらうのも大変です。 ヘマタイト入りとして仕入れたんだから、ヘマタイト入りでいいや……と言うことにもなりかねません。 石の名前はけっこう危うかったりするのかも。 2007年7月17日、ブログ掲載 |
写真および文章の無断転載・転用はご遠慮下さい。推測・個人的意見が混じっています。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||