よく見ると? アフガニスタン産のファントム・クォーツです。 あまり透明度がよろしくない、表面あたりがうっすらアメシスト風味にも思える、微妙な色合いの水晶の中に、白いファントム入り。 ……が。 よーくご覧ください。なんだか、ファントムの形状が変です。 ファントムは、成長途中の水晶の表面に不純物が付着して、それがそのまま結晶の中に取り込まれ、結晶内部にかつての結晶の形が見えるものです。 結晶の形全体がファントムになっていることもあれば、水晶の成長した向きや、熱水の流れによって、片方向から不純物がくっつき、かつての結晶の形が半分しか見えないファントムもあります。 で、このファントムは、途中からファントムの見え方が変わってます。 わかりやすいように線と色を入れてみました。 おわかりいただけるでしょうか。 最初は青(水色)のようなファントムが形成されていたのに、途中からオレンジ色のような、「半分ファントム」になってしまっています。 おかげで二種類のファントムが重なって、ちょっと変な感じ。 水晶が成長していた熱水の流れに何か変化があったのでしょうか。 地味なようでいて、実は変。 そんな「地味変」な水晶もあります。 2007年8月27日、ブログ掲載 |
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