ブラジル産 水晶

ツインでソウル




今度はカボション

ごく普通に水晶です。
雑貨店のパワーストーンコーナーの片隅(←こんな所でも隅)、床の上の木の箱にざらり、ころころと放り込まれた「1個210円」の中から買いました。

こういう大箱出身の石は、欠けやチップ(小さい欠け)が多く、表面も砂だかほこりだかで汚れ、お世辞にもきれいとは言えません。
しかし、こういうところでも、探せば何かしら見つかるものです。
水晶の面の形や結晶のくっつき方で、ある特徴を備えたものを、クリスタルヒーリング(?)の分野では、「マスター・クリスタル」と呼んで、特別な意味を込めますが、私は、この「マスター・クリスタル」に類する石は、たいていこういう箱の中や量り売りの石の中から探しました。

石を仕入れて売る場合、たとえばアメジストなら一箱仕入れてもそれが全部「アメジスト」。
ヒマラヤ水晶でも、よっぽど変な仕入れでない限り、一箱の中に「ヒマラヤ水晶」と「非ヒマラヤ水晶」が混じっていることはまずないでしょう。

しかし、マスター・クリスタルの類は、「一箱全部イシス」とか「一箱全部セルフヒールド」ということはあり得ません。
ごろごろたくさんある水晶をチェックして、
「五角形の面があるからイシス」
「こっちは八角形でグラウンディング」
「あ、レコードキーパー付き」
と、チェックし分類しなければならない、手間がかかるものなのです。
ですから、鉱物店や、量り売りなどでどっと売る店、ヒーリング系にあまり明るくない店では、チェックもされずにすべてが同じ扱いで売られます。

そういう方面で使わなければ、関係ないと言えば関係ないのですが、名前が付いていると、何となく得した気分。
チェックして売っているお店では、マスタークリスタルであることで付加価値がついている場合もあるので、量り売りのお店は、ある意味探し放題、お得し放題なのです。

……というわけで、箱の中をかき回してチョイスしたのが写真の石。
二本の結晶がぴったりくっついた、「ツイン」な石。
特に箱の中で目立ってきれいな石というわけではなかったですが、しっかりくっついたまとまりある形で選んでみました。

さて、このように二本の結晶がくっついているものを、「ツイン」といいます。
ちょっと注意したいのは、鉱物学(結晶学)の用語にも「ツイン」という名前があることです。
専門用語の「ツイン」は、くっついている面や、結晶の角度が厳密に定められていて、その条件を満たしたものがツインと呼ばれます。
たとえば、二つの結晶が84度33分でくっついているものが「ジャパニーズ・ロー・ツイン(日本式双晶)」です。

それに対して「マスター・クリスタル」におけるツインは、基本「二つの結晶がぴったりくっついていること」。
角度には厳密な決まりはありません。
むしろ、くっついている日本が同じくらいの大きさならば「ソウルメイト・ツイン」、


長短で差があれば「タントリック・ツイン」、


大小で極端な差があれば「ドルフィン」や


「コンパニオン」などと呼ばれます。


今回の写真はほぼ同じくらいの結晶が、がっちりくっついているので、たぶん「ソウルメイト・ツイン」

ところが、最近……というか、私が気がついたのが最近なのですが、「ツイン・ソウル」という名前を知りました。
水晶の名称としての「ツイン・ソウル」を探してみると、どうやら、ほぼ同じくらいの大きさの結晶がくっついた、要するに「ソウルメイト・ツイン」と同じような形を指しているようす。

要するに「ソウルメイト・ツイン」の別の呼び方が「ツイン・ソウル」なのね。
……と思いつつ、念のために水晶を離れて検索してみると。

ここでちょっとお断りしておきますと、私は、あまりヒーリングやニューエイジには詳しくありません。
「そういう言葉」は、たいてい水晶の用語として頭に入ってきています。
それも、「こういうパワーがある」ではなくて「こういう形がこういう名前」という、形を表す用語として。

なので、「そんなことも知らなかったのか〜」という場合は、笑って見逃してくださいませ。

話を元に戻します。
「ソウルメイト「ツインソウル」で検索してみて、それがもともとはニューエイジの言葉だったことに気がついていなかったのは、うかつでした。
これらの言葉は、(当然のことながら)水晶以外でも使われていたのです。

で、門外漢の私の頭で理解したところによると、ソウルメイトとツインソウルは、若干意味が違うようす。
すなわち……。

ソウルメイトとは「この世で同じ使命や目的を共有している
同じ魂を持つ仲間」。
過去で関わりを持ち、そのことが現世でも影響)主にプラスの)を与えている場合も含むことがあります。

ツインソウルとは、さらに親密……深い関係で、かつて男性性と女性性を二つながらに備えて完全なものであった魂が、現世において男と女という二つの命として生まれてしまったもの。
「かつては一つだった魂」です。
一見「赤い糸で結ばれた運命の二人」のように感じてしまいますが、そういう単純なものではなく、ソウルメイトが「似たもの同士」的なイメージを持つのに対し、ツインソウルはそっくりな部分もあれば、正反対の部分もある、バランスの取れた正反対のエネルギーで引き合うような存在だとか。


もうひとつ、水晶の形にも使われている名前があります。
それが「ツイン・フレーム」。二つの炎。

二人の共通する目的を成就させるために巡り会い、互いに支え合い、サポートしあう、親しい、気のおけない友人のような、師弟のような
、「同士の魂」です。

ツインソウル(ツインフレーム)と書いている所も多くありましたが、私が理解したところでは上記のような感じなので、ツインソウルとツインフレームは別の意味合いだと思います。

……で。
水晶における「ソウルメイト」は同じ大きさの結晶が二本くっついたもの。
水晶における「ツインソウル」も同じ感じ。
言葉ではイメージが異なっているようなのに、水晶の形が同じようなものを指していていいのだろうか。

ツインソウル(ツインフレーム)と、一緒くたにされている場合もあるようなのに、水晶の形ではまったくちがう。

うーむ、単に名前の問題としても奥が深い。

※ソウルメイトやツインソウルなどについては、短くまとめたもののみで理解したつもりになると、意味合いを間違ってとらえている場合があります。
興味を惹かれた方は、もう一度調べてみることをおすすめします。

2007年9月20日、ブログ掲載
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