今度はルース 昨日に続いてストロベリー・クォーツ。 今度はルース。 産地は同じカザフスタン。 ストロベリー・クォーツが透明な水晶にゲーサイトが内包されることによって赤く色づいていることがよくわかります。 ルースの長さは15ミリほど。 それをこれだけ大きくアップにして、なおかつゲーサイトがこれだけ細かく見えているということは、実際のようすがいかほどか、想像がつくでしょう。 この繊細さが、愛らしいとしか言いようがないあの色合いを生み出し、「ストロベリー」の名前が付けられだのだと思うのです。 このかわらしくスイートな感じを見てしまうと、レピドクロサイト入りはゴツい! やはり、苺ちゃんは、かわいらしくなければ。 さて、今回のルース、昨日の原石ストロベリーがなかなか手に入らなくて、待ちきれずに買ってしまったもの。 もう一度写真をよくご覧ください。 ルースの先端から真ん中あたりにかけて、筋状にやや色が濃い部分があるのが見えるでしょうか。 また、ルースの下部、丸い方は透明になっています。 筋状に濃く見えるのは、原石の時のエッジ(面と面と合わせ目の角)の部分。 つまり、この石は透明な上にゲーサイトの層が被さった、ファントム状のストロベリー・クォーツなのです。 磨いてあっても、原石の時の表情を残しているのが、さらにかわいい。 メキシコ産のストロベリー・クォーツにも出会ってみたいものです。 2007年9月25日、ブログ掲載 |
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