ブラジル産 アメシスト

聖杯





小さくても

今回の石は、以前にご紹介した「男の水晶」と一緒に我が家にやってきたアメシストです。
大きさは約3.5センチと小さいのですが、名前はでっかく「聖杯型アメシスト」でした
写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ほんとに杯の形になっていて、
何滴かくらいは液体が入りそうです。

まさに、ネーミングの勝利!
こんな風に成長しちゃうなんて、不思議ですね……。

実は同じように杯状に成長したローズクォーツもありまして、それを見ながら考えたことをひとつ。

温度という目に見えない条件

ご存じ、瑪瑙やカルセドニーは水晶の仲間です。
二酸化珪素が目に見える大きさの結晶に成長したものが水晶、大きく結晶しても成長した空間を埋め尽くして結晶の形が見えないものが石英、微細な結晶が固まったものが瑪瑙カルセドニーです。
瑪瑙やカルセドニーは、水晶に比べて低い温度で成長したという特徴があるのだそうです。

水晶には573度以上の高温で結晶した高温型水晶(ハイ・クォーツ、βクォーツ)と、それ以下の温度で結晶した低温型水晶(αクォーツ/一般に見かける水晶)がありますが、水晶(石英)とカルセドニーの境界線は何度なのでしょうか。

結晶する温度がミソ?

……そんなことを気にするのには理由があります。
写真のアメシストではさほど顕著ではないのですが、おなじところにあった「聖杯型」ローズクォーツや、アフガニスタン産の色の濃いローズクォーツは、結晶の形があまりはっきりしていなくて、どことなくカルセドニーを思わせるものや、どちらかというとカルセドニーと言った方がいいようなものがあるのです。

また、写真のアメシストも、結晶の形がはっきりしていなくて、色を別にすればローズクォーツの結晶の方に近いようにも見えます。

ローズクォーツは、結晶の形を残すことが少なく、何故か成長した隙間を結晶で埋め尽くす石英状態で見つかることが多いですが、成長した環境の温度が低ければ結晶する力が小さくなり、結晶の形を残す可能性が大きくなるのではないでしょうか。
もしかしたら、ローズクォーツの結晶は、水晶としての姿を残すかカルセドニーになるか、そんな微妙なせめぎ合いの姿なのかもしれません。


(2005年4月29日、ブログ掲載)
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