ネパール産 ヒマラヤ水晶(雲母付)

風のきらめきを集めた形




ドングリ型ガネーシュ

前回の雑記で、個人的にヒマラヤ水晶中イチオシのガネーシュ・ヒマール産の水晶には、大きく分けて「ずんぐり」型と「先細りスッキリ型」の2種類があるようだ……と書きました。
こちらが、「ずんぐり型」の特徴をよく現している石です。
大きさは4.7センチ。
内部にクラックも内包物もなく、ファセット(錐面)部分には、マイカ(雲母)の欠片がちりばめられています。
エッジもきれいで、まさに水のような透明感……。

この石だけを手にしていると気が付かないのですが、他の石、たとえばブラジルやアーカンソー産と並べると、わずかにクリーム色がかっているようです。
クリーム色というのは、スモーキーと言うほど黒みはなく、シトリンと言うには赤みを感じる……そんな感じなのです。

そして全体の形は丸みを帯びたドングリ型。
柱面とファセット(錐面)の境目がはっきりせず、まるでドームのようにふくらみを持ちながら先端に向かって細くなっています。
左側の画像でわかるかと思いますが、このテの水晶には、柱面に縦の線(段差)が入っています。

この結晶は、単体ではなく、いくつかの結晶が集まってひとつの形をつくっているのだそうです。
カテドラルと呼ばれる水晶の多くも同じような構造ですが、個人的にはガネーシュ・ヒマールのこの形は、あまりカテドラルという感じを受けません。

でも、カテドラルが特別な意味を持って語られる背景には、形だけでなく、実は複数の結晶が秘められているという側面もあるのかもしれません。


2005然月27日、ブログ掲載
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