中国産 アメシスト・ファントム

「きれい」と「変」の攻防




問題はタイミング

2004年終盤から目にするようになった中国産のアメシストです。
もっとくわしく言うと、クリアな水晶の中にアメシストがくっきりファントム状に入っていて、そのファントムをヘマタイトと思われる黒い鉱物が点状に縁取っています。
ところどころにはエピドートの結晶が付着していたりもします。

この石は2004年11月に我が家にやってきたので、「アメシストファントム」+「ヘマタイト」、エピドート付き……という石の中では、出始め、いわゆる「走り」の時期に手にいれたと言えるでしょう。
珍しく、「変」よりも「きれい」で選んだ石です。

ところが。

懲りない石好きである私は、ショーやお店で兄弟石を見るたびに心揺れているのです。
というのも、その後姿を見せ始めた兄弟石たちは、ヘマタイトが赤く変じて彩りを添え、時には白や黄色のカルサイトが毒々しささえ感じさせ、中には苔のように密集したエピドートの中から、ヘマタイトで赤く染まった水晶が顔を出していたりと、私好みの様相を呈してきたからです。

もちろん、写真の石は、そこにあるのに無いような、不思議な表情のファントムが美しく、兄弟石に心揺れて買ってきたあとに見ては、「やっぱりきれいだよな」と、頷いていますが、ちょっと情けなくもあります。

自己判断基準を!

未練を残さず買っちゃえ!……というわけには行きません。
バリエーションが増えるのに呼応するように、値段も華々しくなったのです。
私の石も、手のひらいっぱいの大きさのために(私としては)高額でしたが、その後見たものはさらに高額に。
今思えば2004年末の池袋ショーが値段としては手頃でした。形はイマイチでしたが。

このように、あとになってどんどん出てくるものもあれば、幻となってしまうものもあり、たくさん採取されて値段がさがるものがあれば、人気が出て高騰するものもある。

値段の話は無粋ですが、財布の中身が有限である以上、石の動向と値段と質とのバランスを判断しうる情報や自己基準は必要かも。
それは、とかく外からの受け売りに流されがちな私の心の中に投じる錨かもしれません。

※追記:しつこく探せばあるもので♪ その後個性豊かな小さな石(その1その2)、大きなクラスターを手にいれることができました。

(2005年6月23日、ブログ掲載)
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